カラマーゾフの兄弟、イワン大審問官。ファウスト?8世紀?

このQ&Aのポイント
  • カラマーゾフの兄弟光文社の2巻を読んでるところですが、スペインでキリスト再臨に直面した大審問官の告白が悪魔との取引を示しているようです。8世紀の歴史事件を示唆しているのでしょうか?
  • また、16世紀スペインの救世主再臨やノストラダムスの漫画についても確かなルーツがあるのでしょうか?
  • イワンの大審問官の後、『ファウスト』のある場面を暗示していると解説にありますが、詳細はわかりません。誰か古典・歴史に詳しい方、教えてください。
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カラマーゾフの兄弟、イワン大審問官。ファウスト?8世紀?

いまカラマーゾフの兄弟光文社の2巻を読んでるところですが、 よくわからない疑問が、二つあります。 1●16世紀のスペインを舞台にした大審問官で、 キリスト再臨?に直面した、大審問官が、 キリスト?に 「我々はおまえ(キリスト)とでなく、あれ とともにいる」 「あれ(悪魔)からちょうど受取って8世紀になる」告白 これは悪魔との取引を示しているようですが、 つまり8世紀の何かの歴史事件を示唆してるんでしょうか? また、この16世紀スペインの救世主再臨も、どこかで ノストラダムスの漫画、MMRかなんかで 聞いた事あるようなネタですが、確かなルーツあるのでしょうか。 800年、歴史年表をチラ見したら、カール大帝くらいしか出てきませんでした。 2●『ファウスト』の暗示とは? イワンの大審問官の後、兄弟が別れるシーンで。 イワンの後姿が、 「右肩の下がり、体の揺れ…」が妙だと、弟アリョーシャが気づく。 これは、『ファウスト』のある場面を暗示していると解説にあったのですが。 解説は示唆するだけで、種明かししてくれませんでした。 ただでさえ、1000ページ以上、カラ兄で大変なのに、 いまさら、『ファウスト』まで読む時間が確保できません。 誰か、古典・歴史などに詳しい方、教えてください。気になって仕方がないです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • crypt
  • ベストアンサー率22% (8/35)
回答No.1

1.754年のピピンの寄進が該当するのではと思います。これによって、教皇領が始まり、教皇が世俗領主の顔を併せ持つようになったということです。 2.ファウストとの関連はわかりませんが、キリスト教では「右」が尊重されています。例としては、キリストの十字架のときに、同時に処刑された二人の罪人がいますが、右側の罪人はその場で悔い改めて、キリストから天国に入るのを許されており、対照的に左側の罪人はキリストを侮辱しています。さらに、キリストの昇天後は、父なる神の右に座していると言われています。こういうことからみると、イワンの右肩が下がっているということは、キリスト教的な理想からは縁遠い姿を象徴しているんでしょうか。 以上参考まで。

aluminizedman
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 キリスト教にお詳しいのですね、理解が深まりました。 >キリスト教では「右」が尊重 >例としては、キリストの十字架のときに、 >右側の罪人はその場で悔い改めて天国に >左側の罪人はキリストを侮辱 >イワンの右肩が下がっは、キリスト教的理想からは縁遠い姿を象徴

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