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日本文学史 虚像をかりて真実を・・・

すいません、明治の頃の文学論で ≪虚像を借りて真実を写し出すという≫言葉があったと思うのですが 出典を忘れてしまいました。 坪内逍遥『小説真髄』 か二葉亭四迷の『小説総論』だったと思い 調べてみましたが違うようです。 言葉を勘違いしているのかもしれませんが、気になります。 出典がわかる方がいらっしゃいましたら教えてください。

noname#37655
noname#37655

みんなの回答

  • Ganymede
  • ベストアンサー率44% (377/839)
回答No.2

「虚像を借りて真実を写し出す」なんて、誰の文学論と言うほどのこともない、凡庸な芸術論だと思うけど。教科書的なオーソドックスなもので、押さえておく必要はある、みたいな。それがお気に入りなんですか? 言葉としては近松門左衛門の「虚実皮膜」などが似てますが、江戸時代だし、意味が異なります。 明治も大正も通り越して、例えば三島由紀夫の『仮面の告白』。主人公の生い立ちは作者の三島に似ている。だから、「仮面の助けを借りて、三島自身の真実を語ったんだね」と理解する人がいる。しかし、それは初歩的な勘違い。真実なんてものは、顔と仮面のわずかな隙間から滑り落ちてしまったのだ。仮面が語る告白は、真実を写し出すことを目指したものではない。

noname#37655
質問者

お礼

一般論はどうでもいいんですよ。私が好きなんで。 レトロな少女マンガ、竹宮恵子さんの少年愛の作品とか、大島弓子さんの猫の作品を読んでいて、全くのありえない世界に、現実世界への メッセージが表現されていて感動するんですよね。 そのときこの言葉通りだなあってしみじみ思うのです。 凡庸な芸術論でもいいんですよ。私の感動ですから。 受け売りの文学論や作家論をあたかも自分の意見のように、したり顔で語るつもりもないんで。

noname#37655
質問者

補足

質問の答えになってないんですけど^^;まあいいです。

  • luune21
  • ベストアンサー率45% (747/1633)
回答No.1

二葉亭四迷『小説総論』に、   よって試に其大略を陳(のべ)んに、摸写といえることは実相を仮りて虚相を写し出すということなり。 というのだったらあります。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000006/files/1868_22437.html

noname#37655
質問者

お礼

ありがとうございました。 自分の中で気に入っていた言葉だったんですが・・・ 思い違いだったのかな? 自分なりの小説(芸術)論と融合してしまったのかもしれません

noname#37655
質問者

補足

ありがとうございます。 それは見つけたんですよ。 単なる私の思い違いだったのかもしれません。

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