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八百万の神について
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八百万の神=多くの神様 という解釈では 自然崇拝=多くの神様 という式が成り立つと思います。大きな木があれば、そこには神が宿り、高い山があればそこにも神様はいました。太陽にも、月にも、火にも、雷にも神様はいました。古代ギリシア神話の世界、ローマ帝国、キリスト教がはびこる前のヨーロッパ(ケルト人、ゲルマン人の宗教:森に多くの妖精がいた時代)、中国の道教、仏教の如来様、菩薩等多くの神様がいる例が多いです。自然崇拝は世界各地のごく自然な感覚でした。多神教の世界です。 一神教は砂漠の民の宗教で、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は同じ流れの宗教です。ごく一部の地域の宗教(一神教)が今は世界の多くを占めているだけです。多神教がごく自然の形態でした。 八百万の神=神様に席順は無く、外国の多くの神様も自国の神様と同等に扱い という拡大解釈では ローマ帝国も同じようにギリシャ等の神様もローマ帝国古来の神様同様に扱うものありましたが、滅亡してしまいました。日本は日本古来の神様と仏教のほとけさまを融合しています。七福神などの道教の神様や最近の例では一神教のキリスト教まで、クリスマスには御利益のある神様として、八百万の神様の一員としてお祝いしています。そういう意味では、日本独特の考え方だと思います。
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- cyototu
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八百万とは無限に多いという意味と等価だと思います。日本人にとって八とは多いという意味で、八十(やそ)と言う言葉も同義語として使われています。 ただし八百屋はもと青屋(あおや)だったのが、後になまって「やおや」となり、洒落者がふざけて八百屋の字を当てたとか。 日本人にとって八が大きい数と考えられたのは、古代の日本人の数の数え方に原因があるらしく、親指で同じ側の手の指を一つ一つ触って挟むように数えて行くと、ちょうど八までで全てが尽きてしまうからではないかと考えられます。 因に、指を一本一本折ったり開いたりした場合に出来る片手の形は2の5乗あるので、片手で32まで数えられます。両手なら2の10乗で1024です。だから手の指を使って数えられ数が10までだと言うのは間違いで す。古代日本人のように8までだと言っても正しいし、コンピューター時代の2進法を使って1024までだというのも、正しいのです。 無限大の10倍はやはり無限大なので、やそ(八十)も、やちお (八千)も、やおよろず(八百万)もすべて同じ数です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 八百屋の名前にはそんな由来があったのですね(笑) てっきり、色んな野菜が揃っているからかと思っていました。 日本人の数の数え方も初めて知りました! 数字というものは昔から重要な意味を持っていたのですね。 勉強になります。
- Roman0
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ユダヤ教を祖とする世界宗教のキリスト教やイスラム教が異常というか特殊なのであって、かまどにもトイレにも神が宿るという八百万の神というコンセプトは、時間軸も含めた世界で言えば、ごくごく普通です。 一神教を奉じる軍隊が強かった歴史から、キリスト教やイスラム教がそれらの地元宗教を塗りつぶしてしまい、現存する例がとても少なくなっていて、その一つが日本の神道という状況です。 そもそもなぜ家康が鎖国した理由の一つは、イエズス会のキリスト教を尖兵としたスペインからの侵略を警戒したというものです。たまたま当時の日本が世界最強の陸軍を持っていて、日本が大陸から離れていたから助かったようなもので、南米などはほぼ完璧に塗りつぶされています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 前のご回答でもありましたが、一神教の方が特殊なんですね。 一神教が凄い力持ってるので、誤解しそうです・・・ 宣教師がわざわざ日本に布教に来たのも疑問でした。 一神教は自分の神が絶対なので、教えをもっと広めたいんでしょうね。 それを考えると、日本がヨーロッパから遠く離れたところにあって良かったと思います。
- bouyatetu
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仏教と神道は別物です。 精霊崇拝(アニミズム)が基になっていて、アニミズム自体は外国にもありますが、八百万の神は日本独自の考え方です。 自然物全てには神が宿っているというのが日本の神道のいう八百万の神の考え方ですので。和英辞典にもShintoと載っています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはり八百万の神という考え方は日本独自なのですね。 日本古来の宗教・神道から来ているのですね。 仏教は興味あってよく調べてますが、神道は余り知らないので・・・
- Antithese
- ベストアンサー率33% (202/606)
八百万の神には自然崇拝から生まれた(自然現象の神格化)神と、権力の世襲の正当化のための血統(祖先)の神格化による神が混在してできています。 世界的にも神話は自然現象の神格化から始まり、為政者の(祖先の)神格化といった流れを経ていることが多いように思います。 政治のことを「まつりごと」といいますが、人民を統治するためには宗教を利用するのが手っ取り早かったということでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 自然崇拝の神は何となく想像できます。 >権力の世襲の正当化のための血統(祖先)の神格化による神が混在してできています。 これが天皇に繋がっていくのでしょうか? 政治と宗教が結びついていたという話は多いですよね。 やはり、それだけ宗教は力を持っていたのでしょうね。
- Dxak
- ベストアンサー率34% (510/1465)
「八百万の神」は、神道ですね 神道 - wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E_%28%E7%A5%9E%E9%81%93%29 「神道」は神社、「仏教」は寺院 考え型的には「自然神」が多かったと思うので、他国にもある話ですね
お礼
ご回答とURLありがとうございます。 自然を神格化する考え方は他国にも多いですね。 でも、日本の八百万の神ってもっと細かそうな感じがしたので・・・
たしか発祥はヒンズー教の教えからだったような・・・・ 仏教の考え方なので、日本独自のものとは限りません。 ただ、神の概念が文化によって違うので、 八百万の神の捉え方は、それぞれ微妙に異なっているかもしれませんね。
お礼
ご回答と参考URLありがとうございます。 発祥はヒンズー教なのですか! あそこも神様がたくさんいるのは知っていましたが、ヒンズー教発祥だとは知りませんでした。 そういえば、文化にしても宗教にしてもなかなか日本独自のものは見つからないですね。
- norakuma
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自然現象の中に神の存在を…ということであれば、古代ギリシア、(キリスト教化される前の)ローマなどでも似たような感じですね。
お礼
ご回答と参考URLありがとうございます。 自然現象を神格化するという意味では古代ギリシア・ローマなどの神話もありますが、 日本の八百万の神とはまた違うのかなって思ったので・・・ 八百万の神の方がもっと崇拝するものの範囲が広そうな感じがしたので。
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