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タンパク質とトリクロロ酢酸
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こんにちは トリクロロ酢酸は蛋白質変成剤として加えたのですね。 ということは「何かの溶剤」として加えたのではない、ということです。 さて、トリプシンは酵素ですね。酵素は蛋白質の一種ではありませんか。 つまりトリクロロ酢酸は基質の蛋白質を変性させるためではないということです。 トリプシンを加えてからトリクロロ酢酸を加えるまでの時間が重要だったのではありませんか? 一般的に濾過をする場合は溶けているものと溶けていないものを分離します。 消化される蛋白質に何をつかったのかわかりませんが、普通に考えてみると 「溶けた蛋白質(アミノ酸やペプチド)」と「まだ溶けていない蛋白質」に分けたんだと思います。 トリプシンはエンドペプチダーゼですから、ペプチド鎖をあちこちで分断するように加水分解します。 この「あちこち」がどのあたりかは調べてみてください。 短くなって水溶性になったペプチド鎖がフィルターを通過したと思えばいいでしょう。 ところでトリクロロ酢酸を加えたらトリプシンは変成して不溶性になったでしょうか。覚えていますか?
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