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原口背唇の運命決定時期について

こんにちは。 イモリなどの発生がよく生物の教科書で出てきます。 そのなかで『誘導』という現象があり、眼は角膜は水晶体に、水晶体は眼杯から誘導されています。 さらに眼杯のもとになる神経は原口背唇(脊索)から誘導されていると思います。 では、(ここからが本題ですが・・・) 原口背唇は脊索になるという運命はいつ決定しているのでしょうか? また、原口背唇は他の部位から誘導を受けて変化しているのでしょうか? 参考になる意見でもかまいませんので、よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • silvis
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回答No.3

原口背唇(すいません、言い慣れてないのでここではオーガナイザーと呼ばせてください)自身は、ニューコープセンター(灰色三日月環)から誘導されます。 ニューコープセンターとは、精子進入点の反対側に形成されるものです。加えて、オーガナイザ-を誘導する事で、体軸を設定するのに大きな役割を果たします。 オーガナイザーになった時点で、その部位の運命は決定しているでしょうから、オーガナイザーの運命はニューコープセンターができた時、つまり精子進入(受精)とほぼ同じ時期、といってしまっていいと思います。 ですから、No.1さんが正しいと思います。 >灰色三日月環は未受精卵にも現れたような…???  灰色三日月環は、精子進入後に、表層の細胞質が精子進入点に向かって回転する事で発生するものです。ですから、未受精卵に現れる事は無いと思います。(もしかすると、そういう事例もあるのかもしれませんが) 以上です。ちなみに参考文献はこちらです。2002年に発行なので、ちょっと情報が古いかもしれませんね……(汗) 「キーノートシリーズ 発生生物学キーノート」 R.M.トゥイマン http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_b/250-8885593-3490665?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%94%AD%90%B6%90%B6%95%A8%8Aw%83L%81%5B%83m%81%5B%83g

dempsey2
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 結局のところ、受精(精子侵入)部位はあらかじめ決まっているし、その結果、ほぼ反対側に灰色三日月ができるので、極端に言えば減数分裂の時点で決定されていますよね。 極体ができる部位がわかった時点で。 あと、確認ですが『オーガナイザー』という語句は形成体を指す言葉ではないのでしょうか? 私の認識が正しければ誘導が連鎖する目などの水晶体などもオーガナイザーと呼び、区別が難しくなりそうなのですが・・・。

その他の回答 (3)

  • silvis
  • ベストアンサー率25% (14/55)
回答No.4

No.3です。 >確認ですが『オーガナイザー』という語句は形成体を指す言葉ではないのでしょうか?  そうです。質問者様のおっしゃるとおりです。「原口背唇」が一発変換できないので、苦肉の策でした。断り方が曖昧で、申し訳ありません。 申し訳ついでに言ってしまうと、下の回答で書き込んだ事は「両生類の事例」として習ったものなので、他の生物ではこのとおりではないと思います。 >極端に言えば減数分裂の時点で決定されていますよね。  そうですね。そう言ってしまえば、全ての部位が決定している事になってしまいますが(笑)。「運命」が決定するのがいつか、という事はまだ解明されきっていないと思います。

dempsey2
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 確かに、運命の『予定』と『決定』を明確に分けて実験、観察しますので、決定機をたずねたのに自爆で根本からヘンな方向にもって行きました。 失礼しました。 ただ、silvisさんの回答で自分の考え方自体は間違っていないのかな、と少し自信が持てました。 重ね重ねありがとうございます。

  • suiran2
  • ベストアンサー率55% (1516/2748)
回答No.2

灰色三日月環によって背腹軸が決定されるはずですが,灰色三日月環は未受精卵にも現れたような…???受精とは関係ないのでは…????果たして解明されているのでしょうか。解明されているか解明されていないかが私には解りません。

dempsey2
質問者

お礼

ここいらへんの話題はいまだにきちんと解明されていないものがありますよね。 回答ありがとうございます。

  • yakyutuku
  • ベストアンサー率14% (267/1890)
回答No.1

受精のとき。

dempsey2
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 受精部位自体も未受精時でも決まっていますよね。

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