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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:太宰治 人間失格について)

太宰治の人間失格について

noname002の回答

  • noname002
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回答No.4

すでに他の御回答者様からも挙がっていますが、一般に女性に多いとされる「パーソナリティ ディスオーダー」の特徴の一つである「見捨てられ不安」の傾向がみられたというのは私も近頃、何かで知りました。「境界性人格障害」にも、いろんな分類があるそうです、飽くまで私の推察に過ぎませんが「演技性人格障害」に相当するような感じもします。 結局、「見捨てられる」のを非常に怖れる人は常に誰かに自分のことを注目し見守っていてもらいたい欲求が大変強いとのことで、そのため常に誰かしらを巻き添えにしがちなんですね。 このへんが周囲の人が一番、頭を抱えるところなんですが、或る面では、その依存心の強さから他者との絆を求める欲求が強く、そのため依存された人も「共依存」という関係に陥ってしまい易く、ズルズルと腐れ縁のような関係を続けてしまいがちなのだそうです。 心中というかたちを何度も繰り返したのも、上記のような動機から、注目を向けてもらうための「イベント」ともとれますし、誰かしらに自分に構ってもらいたい欲求が強いゆえ心中というパターンが最適だったとも言えましょうか。 また、お誂え向きにと言いますか太宰先生は或る種の魅力的雰囲気を備えていらっしゃいますから、なかなか女性におモテになって、お相手に、あまり御不自由なさらなかったろうかと思われます。(苦笑) 「パーソナリティ障害」の人は非常に感情が不安定でコントロールがききにくいそうですので、一般的な人よりも不快な出来事等に対して耐性が低いというかダメージを殊更受け取り易いということで余計に死へと傾いていき易かった、それには心中というかたちをとるのが好もしい面もあったのでしょう。 >なぜ太宰治は人生の最後に自分の自伝的な小説を書いたのでしょうか? 作家たるものは自伝小説が遺書代わり、みたいなものかもしれません。 作品のラストが決して暗い印象の終わりかたでなかったというのも、解釈は、いろいろかと思いますが、一つには「死にゆく」ことを思い定めた人特有の不思議な明るさなのかもしれません。或いは逆に、他の御回答者様からの情報によりますとおり、決して本気ではなかったからなのかもしれません。 太宰先生の作品には大概そんなイメージがあるような気がします。ズシーンと暗いというよりは、ペーソスと共に、どことなく自嘲の明るさがあるような。屈折した内面を抱えながらも同時に高い知性と教養を備えておられたからこそだと思います。感情の波に翻弄されつつも、どこかで、そんな自分を冷徹に見詰めている彼もいたのではないでしょうか。それだから、かずかずの名作をものすることができたと思います。 以前の過去スレですが御参考に、どうぞ。 http://personal.okwave.jp/qa1231940.html

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