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企業内の研究所と公的な研究所の違い

研究所はよく民間と公的機関とで大別されますが、公的な研究所と企業内の研究所では具体的に何が違うのでしょうか。基礎なのか応用なのかという程度の認識しかありませんでしたが、それが必ずしもあてはまるわけではなさそうなので、いまひとつわかりません。特に、民間の基礎研究所との違い説明していただけたら幸いです。

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回答No.1

民間の研究所勤務です。 公的機関の研究所のことを詳しく知らないので比較できなくて申し訳ないのですが、民間の現状を書きますね。 あ、製薬会社ではありません。 民間の場合、あくまでも企業活動の一つとして研究開発活動がありますので、基礎部門であっても、なんらかの形で製品に繋がる研究になります。 利益を生み出さない研究ということはあり得ないですね。 そのため、大学等の研究室で行っているような純粋な基礎研究は殆どないか、あっても非常に稀です。 開発部門が応用できるような研究を行い、金の成る木を探します。 当然、時間にもシビアな制限がかかることが多いです。 余裕のある企業では数年かけて一つのテーマを研究させてくれたりしますが、そうではない場合の方がほとんど。 テーマは同じであっても、比較的短期間に結果を出し、それを製品に応用…もしくは既存の製品へ付加価値をつける報告をしなければなりません。 あまりにものんびりやっているとごくつぶし扱いになります。 メーカー内での研究所の立場…特に基礎研究の立場はなかなか厳しいところがあります。 もちろん違うところもあるのでしょうが、うちはそうです(涙)。 製品を直接作っていない(=金を稼いでいない)部門ですから。 予算も人も、真っ先に削られます。 何か面白そうなシーズを見つけてきても、会社の方針に沿えなければ手をつけることもできません。 研究のための研究は非常に難しく、研究の果てに必ず利益が絡むものだと思ってください。

gugfdbis
質問者

お礼

民間は予想以上にシビアみたいですね。非常に参考になりました。ありがとうございます。

その他の回答 (1)

回答No.2

私は民間の研究所を知りませんので、比較はでき無いのですが・・・ 公的研究機関は大学の研究室と似たようなモノです。基礎、応用というのはあまり関係ないと思います。応用研究をしている所も沢山ありますし、最近では『産学官連携』を通して、研究結果を製品化する例も増えています。もちろん、お金にならないような基礎研究もやってます。 『自分のやりたい研究ができる』という観点で見たら  大学教員>国研・独法研>民間研究所 という順序だと思います。ただ、国研・独法研といっても、理研や産総研みたいな超大規模なモノから、小さいものまであるし、設立目的も様々なので、一概には言えないかもしれません。 ちなみに、私の場合は、自分の所属部署がやっている研究プロジェクトの一つに参加しています。それとは別に自分自身で、国から研究費を取ってきて、好きな研究もしています。両方の研究は、関係している内容なので、お互いに相乗効果があります。 あ、そうそう。出張もほぼ自由です。日本各地や世界各国で学会・研究会が行われるので、興味のあるものには出席するし、発表もします。 私の参加する学会にも民間企業の方が良く来られますが、毎回顔をみるのは業界のトップ数社のみです。大学や国研・独法研は研究成果の発表に非常に熱心ですが、一方で企業は知財にシビアなので、あまり熱心ではないみたいです。

gugfdbis
質問者

お礼

大学の研究室に近いのですか。研究の自由度の高さが公的機関の魅力ですね。非常に参考になりました。ありがとうございます。

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