海外からの資金流入とは?ドル安にするとなぜアメリカに資金が流入しやすくなるのか?

このQ&Aのポイント
  • 海外からの資金流入とは、他国からアメリカにお金が流れ込むことを指します。特にアメリカがドル安政策を取ると、アメリカにお金を投資するメリットが高まり、海外からの資金が増える傾向があります。これは、ドル安になると他国の通貨である円やユーロなどが相対的に高くなり、アメリカの国内市場や資産に投資する魅力が高まるためです。
  • 具体的には、ドル安にするとアメリカの国内市場や不動産市場への投資が増えることがあります。なぜなら、他国の通貨が相対的に高くなるため、アメリカの商品や不動産が安くなるからです。また、アメリカの企業に対する株式や社債の購入も増える可能性があります。これによってアメリカの企業の資金調達が容易になり、経済活動の活性化が期待されます。
  • ドル安になることでアメリカに資金が流入するメリットは、アメリカの経済成長や市場の拡大に寄与することです。また、アメリカの通貨であるドルの需要が高まるため、ドルの価値が上がる可能性もあります。海外からの資金流入は、アメリカ経済の成長を支える重要な要素となっています。
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海外からの資金流入とは?ドル安にするとなぜアメリカに資金が流入しやすくなるのか?

下記のサイト(後段)で榊原英資氏が米国がドル安政策を採っている理由は、海外から資金を流入させるためだといっています。 https://www.jarena.jp/reuters/20070301/index.html どういうことかよくわかりません。 なぜドル安にすると海外から資金がながれやすくなるのでしょう? そもそも資金流入とはなんでしょうか?? (ここでドル安=110円 ドル普通=115円 ドル高=120円と仮定します) 1ドル115円から110円になったら、1ドルあたり5円も安く買えるわけですからドルを買おうとする人が増えるのはわかります。この場合、日本は110円減って1ドル増えます。一方アメリカは、110円増えますが1ドル減ります。 ドル安にしたところで海外のお金(円)は入ってきますが、自国のお金(ドル)はその分出ていきます。これでは流入とはいえないです。しかもドルを買おうという人が増えたら自然にまたドル高になっていってしまいます。 【Q1】よってドル安による資金流入政策とはアメリカに円を流してアメリカからドルを吸い取る人を増やすことではないんですよね? ということで資金流入政策とは、現金と現金の交換やり取りではなくて、国債・社債・株式と現金のやりとりを活発にしようとしているのではないかと考えました。 つまり、アメリカ政府が1億ドル分、国債を発行するとします。 ドル普通だったら日本はそれを115億円出さないと買えませんが、ドル安だったら110億円で買えます。となると5億円も安く買えるチャンスということで、ドル安になれば、ドル国債を買おうとする人が増えるはずです。このとき、ドル国債を買うために、日本は110億円で1億ドル買って、1億ドルで1億ドル国債を買います。つまり日本から110億円がへって、1億ドル国債資産が増えます。一方アメリカは、1億ドル現金が増えるものの、現金交換の際に1億ドルが減って110億円が入って来て1億ドルの負債が増えます。110億円が入ってきて、1億ドルの借金が増えます。 これだったらまあまあ整合的です。 もっと言えば、アメリカに円が直接入ってきても使えないので、日本がアメリカ外の為替市場で110億円と1ドルを交換した上で、アメリカに対して1億ドル払うというスキームにして、アメリカには1億ドル現金が入ってきて1億ドルの借金が増えるというシナリオが最も整合的です。 【Q2】よってアメリカへの海外資金流入とは、アメリカが国債や社債や株を売ることと等しいと考えるに至りました。これで正しいと思うのですがいかがでしょうか?そしてドル安にするとそれらの国債や社債や株が安くなるので、売れやすくなる(資金流入しやすくなる)ということではないかと考えたのですがいかがでしょうか? 長文お付き合いいただきありがとうございましたm(__)m

質問者が選んだベストアンサー

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  • tiuhti
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回答No.1

>アメリカへの海外資金流入とは、アメリカが国債や社債や株を売ることと等しいと考えるに至りました。これで正しいと思うのですがいかがでしょうか? 正しいです。もう少し正確に言えば、榊原氏が『過剰消費の状態』と言ってますが、これは、すごく乱暴に言ってしまえば「稼いでいる金よりも多い金を使っている」という事です。なんでそれができるかというと、金を借りるからです。誰かが金を貸してくれないと、過剰消費は続けられません。アメリカの国債や社債を、外国人が買うのは、まさに外国人から金を借りる、そのものですね。株は、期限の無い借金と同じです。流通市場で、国債、社債、株の持ち手が、アメリカ人から外国人に代わるのも、企業や政府が今までアメリカ人から金を借りていたのが、外国人から借りていたのに変わる事を意味しますから、新たに金を借りたのと同じ効果があります。外国人による土地に対する直接投資でもOKです。アメリカ人が売却代金を受け取り、その土地を使ったアメリカ人が地代を払うわけですから、やはり期限の無い借金のようなものです。実際には、ドル建の債券なり株なりを外国人に買ってもらっている訳ですが、本質的には、市場で交換できる為替ならドルに変えればいいし、仮に変えられなくても、例えば円を借りて、それを日本からの輸入代金の円決済に使えばいいので、どういう通貨で金を借りるか、というのは本質と関係ありません。 為替取引だと意味が無いのは、為替は所詮交換で、持っている金が増える訳じゃないからです。借入れなら、返済期日までは持っている金が増えるので、消費に回せます。 金を借りる、という意味では、買い掛け金でもOKです。日本からの自動車輸入の代金の決済を、1ヶ月遅らせれば、とりあえずその1ヶ月は金がなくても車に乗れます。120台分の車の代金を1ヶ月伸ばせば、1ヶ月×120台÷12ヶ月=10年で、1台の車を10年間金を払わずに使い続けられるのと同じ効果があります。 マクロ経済の基礎で出てくる、「経常収支の赤字=資本収支の黒字」というのは、『海外との貿易・サービスの取引+借金や預金の利息の受渡しに於いて、もらいより払いが多い場合、その差額は、海外からの借り入れ+直接投資と等しい』という意味で、上に書いたような状況を言っています。 リンク先で書いてある「資金流入」とは、金を借りる事です。(言うまでもなく、リンク先に書いてある事が正しいかどうかはまた別問題。)

tellme2006
質問者

お礼

tiuhti様、ありがとうございます。丁寧な説明がとてもわかりやすかったです。

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