• 締切済み

マグマ中のガス圧

マグマ中のガス圧に対するヘンリーの法則の適応に関しての質問です。 地下のマグマの貫入についての説明は、地下でマグマが冷却する過程で、 マグマの残液中の揮発性成分が増大すると、周囲に強い圧力を及ぼす時期があり、 このときに岩石が破壊され、そこへマグマの貫入が起こるとあります。 また、火山の噴火メカニズムの説明にも、プリーニ式のようなタイプでは、 SiO2成分が多いため、マグマの粘性が高く中に閉じ込められている気体成分が 外に出られず内部がしだいに高圧になって、火山が爆発を起こすとあります。 しかし一方で、噴火によって噴出した火山弾に出来た発泡組織については、 マグマの圧力が下がって揮発性成分がガスに変わったために出来たもの、 との説明があります。 基本的にヘンリーの法則(p = KHχ)では、溶質のモル分率χは、蒸気圧pに 比例するので、ガス成分は高圧ほど液相中に溶け、減圧すると気体成分は 発泡してくるはずです(炭酸飲料の栓を抜いたときのように)。 つまり、マグマの貫入や火山の爆発は、ガス圧の上昇によるものでは 上手く説明が出来ないと思いました。圧力が上がると液相に戻る?? どなたかこれらにお詳しい方、教えて頂けるととても助かります。 よろしくお願いします。

  • 地学
  • 回答数2
  • ありがとう数4

みんなの回答

  • chie65536
  • ベストアンサー率41% (2512/6032)
回答No.2

>ガス成分は高圧ほど液相中に溶け、減圧すると気体成分は >発泡してくるはずです(炭酸飲料の栓を抜いたときのように)。 そうだね。でも、そうなるのは「炭酸飲料の入った容器が圧力に負けないほど頑丈だった時」の話。 >つまり、マグマの貫入や火山の爆発は、ガス圧の上昇によるものでは >上手く説明が出来ないと思いました。圧力が上がると液相に戻る?? なんで? 「炭酸飲料の炭酸ガスのガス圧が上昇すると(気体成分が発泡してるか液相中に溶け込んでいるかに関わらず)炭酸飲料の入った容器がひび割れたり、容器が破裂する」 とは考えられない? 気体成分が発泡しているかマグマに溶け込んでいるかに関わらず、ガス圧が上がって地殻がそれに耐えられなくなれば、ヒビも入るし、ドカンと破裂したりもする。 ま、ぶっちゃけ「中身がマグマだろうがマグロだろうがドグマだろうが、とにかく、圧力が上がっていって、地殻が圧力に耐えられなくなったらヒビ入ったり、ドカンと行く」って事。

helium
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 そんなに今の炭酸容器は、栓を開けるとプシュッと泡が出ませんでしたっけ? それはさておき、今、お礼の文章を書いていて思ったのですが、ヘンリー則では、 周囲の圧力と溶ける量は比例するはずなので、高圧で溶けていたものが、 減圧されれば気化しますが、また高圧にすれば元に戻るということなんですよね。 しかし、減圧とともに温度低下を伴って、マグマの組成が変化する、もしくは、 固化することによって、ガスが残留しガス圧上昇と考えるのが適当なのでしょうか?

  • myeyesonly
  • ベストアンサー率36% (3818/10368)
回答No.1

こんにちは。 温度による溶解度の変化は考察されていないようですが。

helium
質問者

お礼

早速ご返答ありがとうございます。温度が低下するとマグマの組成も変化してくるでしょうから、 やはり当然温度も要因の一つになるでしょうね。しかし、何となく漠然としたイメージの話ですが・・・

関連するQ&A

  • マグマに関してです。マグマって無くならないんですか

    マグマって無くなる事はないのでしょうか。 というのは今から5年位前に、以下の様な内容をネットで見つけなした。語尾などは書き直してあります、内容は変えていません。 火山が噴火すると、火口から高温のマグマが流れ出します。激しい噴火の時は、大量のマグマが一気に流れ出ます。 地球上の火山は、いままで何度も噴火をしましたが、マグマが尽きる事は無いのでしょうか。 マグマは、地殻(ちかく、地面)と地球の地下2900km以下の核という部分に挟まれたマントルという層の上の方、地下70~200km位の場所で発生します。 マグマは隙間をぬうようにして地下数km~数十kmぐらいの所に上がり、マグマだまりを作ります。 噴火により地表にマグマが流れ出すと、その分だけマグマが減ります。地球には、マグマが無限にあるというわけではないので、いつかは無くなりますが、1回の噴火で出る量は、地球全体から見ればわずかなものです。 ですから、無くなるといえば無くなるし、無くならないといえば無くなりません。仮に無くなるにしても、何十億年、何百億年も先になります、そこまで地球が残っているかどうか分かりませ、マグマが尽きる前に、地球が消滅しているでしょう。 ただ、大きな噴火の時には、マグマだまりにあるマグマが無くなる事があります。その時、地中に出来た隙間に地面が沈んで、カルデラというくぼんだ地形が出来る事もあります。熊本の阿蘇山がこれに当たります。 ちなみに、いま説明したマグマのある位置ですが、これらは全て推測です。人類はまだ地球内部を完全に観測した事は無く、地球の内部構造は全て推測です。 以上ですが、ところがこれが間違いと指摘されたらしく、昨年、久々にこの方のサイトを偶然見つけてのぞいたら、全面的に書き変えられ、以下の様になっていました。こちらは語尾も何も変えていません。 火山が噴火すると、火口から高温のマグマが噴き出します。 地球上の火山は今まで何度も噴火をしてきたわけですが、マグマが尽きることはないのでしょうか? 結論から述べますと、マグマは地球の内部で次々に作られているため、尽きることはありません。 地球の表面は卵の殻のように一枚の板で覆われているわけではなく、プレートと呼ばれる何枚もの板で覆われています。 そしてこのプレートは少しずつ動き、重いプレートが軽いプレートの下に潜り込んで行きます。 プレートが潜り込むとき、その上に載っている様々な物質も巻き込まれて沈んでいきます。 この巻き込まれた物質のうち、玄武岩などの溶けやすい岩が、地球内部の熱や圧力によって溶けると、マグマとなるのです。 この現象が起こるのは、地殻(ちかく/地面)と核の間に挟まれた「マントル」という層の上方、地下70~200kmくらいのところです。 そしてマグマは隙間をぬうようにして地下数km~数十kmぐらいのところに上がり、マグマだまりを作ります。 マグマだまりにマグマが溜まり、何らかの拍子に均衡が崩れると…一気に爆発、あるいは噴火を起こすのです。 なお、大きな噴火の時には、このマグマだまりにあるマグマが無くなってしまうことがあります。 そのとき、地中に出来た隙間に地面が沈んだものが、「カルデラ」と呼ばれる地形です。 私はこの分野は全くの素人なのですが、オモシロイテーマで読んだのですが、この2つの文、内容的にいかがなのでしょうか、またマグマが無くなる事はあるのでしょうか、教えて下さい。

  • 噴火と噴気の違い

     火山の雑学本やニュースを見てみると、「噴火」活動と「噴気」という言葉が曖昧な気がしました。 火山学的に「噴火」と「噴気」は、どのような違いがあるのでしょうか。 マグマが噴出されれば、それが「噴火活動」? 火山ガスが含まれていなければ、「噴気活動」? といったところなのでしょうか。

  • 配管にガスを充てんしたい

    工学系の質問です.細長い配管に初期圧700kPaになるように気体を充填したいと考えています. 私は流体力学で圧損の計算を行い,損失分を加えた700+αの圧力で供給する必要があるのではないかと考えています. しかし,充填させた気体の初期圧力は700kPaとしてよどませたいので,供給する圧力も700kPaであるべきではないかとも考えています.700+αで供給すれば狙った値よりも大きな値になってしまいそうで心配です. このように配管orボンベの初期圧力を任意の値にする場合はどのように考えるのが適切ですか? また,この配管を流れるガスの流速はベルヌーイの定理で計算してよいのでしょうか? 配管関係に詳しい方や,高圧ガスに詳しい方.ぜひご教授願います. ※OKWAVEより補足:「技術の森( 開発・設計)」についての質問です。

  • 高圧ガス用レギュレータは逆流しますか?

    高圧ガス用レギュレータは逆流しますか? 高圧ガスボンベなどに使用されているレギュレータ(圧力調整器)は、前後に何も接続されていない場合に、高圧側と低圧側の空間がつながっているのでしょうか?例えば、圧力差が逆になった場合、ガス(気体)は流れるのでしょうか? 可燃ガスのボンベ交換時にボンベの栓を閉めてから高圧側配管内の圧力を抜いた後、配管内を不活性ガスでパージする配管ラインを検討しています。

  • 地球の中心の高温のマグマのエネルギー源は?

    地球の中心って鉄やニッケルがドロドロに溶けた非常に高温な状態にあると聞きました。 1)これが一部地上に噴出したのが火山噴火、マグマですか? 2)是非質問したいのは、なぜ鉄が溶けるほどの高温になっているのでしょうか?エネルギー源はなにでしょうか?   2a)とても高圧なので温度が上昇しているのでしょうか?でも熱は逃げていくわけですから、なにかしらエネルギー源が必要ですね? 2b)重力で地球が縮んで重力エネルギーが解放されて熱になっているのですか? そうすると何億年後には地球は今よりも小さくなってしまうのでしょうか? 当方は地学は専門外ですが、大学程度の物理学の知識はあると思います。

  • 蒸気圧降下について

    蒸気圧降下の理由についてなんですが 不揮発性の物質が溶け込んでいるとき 表面を占める溶媒分子が少なくなるため溶媒分子が気体になる量が減るっていう理由を聞いたのですが納得できません 気体になる量が減るなら同じように気体から液体に戻る量も同じように減ってしまうのではないんでしょうか? またギブスの自由エネルギーの変化が理由というのも調べて来たら出てきたのですがこのギブスの自由エネルギーの変化を調べてみましたが全然分かりませんでした。これについても説明できるのなら高校の化学で分かりやすく教えて頂けないでしょうか? よろしくお願いします

  • 亜硫酸ガスを吸着させる物質はありますか?

    化学の素人の質問です。 大きな火山の噴火が起こると(ピナツボ等) 成層圏に亜硫酸ガスの層ができ寒冷化すると聞きます。 http://weather.geo.kyushu-u.ac.jp/about_topics/pinatubo.html イエローストーンの火山が噴火しようものなら、 最悪平均気温が10度は下がり大変な事になるそうです。 その亜硫酸ガスを吸着し降下させられる様な物質って ないものなのでしょうか? 例えば打ち上げ花火の様に上空で何か爆発させて撒き散らしたり、 ロケットで高圧のボンベか何かを届けて散らして破裂させて撒いたり、 レールガンか何かで上空にポンポン打ち上げたり、 気象観測用気球などで上空に無数に届けたり。 地表に害が出うるなら風向きが好ましい洋上でのみとか、 オゾンの様に紫外線で分解されたりとややこしいと 夜間のみに限った対策とかになるのかもですが、 何か噴火による気候変動を抑える手はないものなのでしょうか?

  • 蒸気圧

    大学入試の問題ですが、どなたかご教授お願いします。 温度57℃において、分圧600 mmHgのアルゴンと分圧130 mmHgの水蒸気からなる 混合気体が入っている円柱状の容器がある。容器に対して以下に示す操作を行 うものとして問に答えよ。なお、57℃での水の蒸気圧を130 mmHg、-3℃での 氷の蒸気圧(昇華圧)を4 mmHgとする。また、アルゴンはすべての容器中で常 に気体として存在する。 気体はすべて理想気体であるとし、混合気体の全圧と各成分気体の圧力の間 にはドルトンの分圧の法則が成立するものとする。水および氷の体積は無視 する。また、気体アルゴンの水あるいは氷への溶解も無視する。 容器に対する操作 容器の体積一定のまま、容器の上半分を57℃に、容器の下半分を-3℃に保つ。 問a 容器の上半分と下半分に存在するアルゴンの原子数の比を求めよ。整数比で答えよ。 問b 容器内の全圧(mmHg)を求めよ。整数で答えよ。 aはアルゴンの圧力をPとして、モル比を出せば9:11と簡単に出るが、bが? 一応、自分で考えたのは、P=540mmHgと計算。水は下部の蒸気圧にしか圧力 が行かないから、4mmHg で、計544mmHg。 でも、手元の解答によると 上半分:600×1/2+130=430、 下半分:490.9×1/2 +4=249.45 ∴答:679 mmHg 490.9はアルゴンの-3℃での圧力です。 ??? 誰か教えてくださいませ。

  • 火山岩の中にガラスができるってのは?

    火山の噴火でマグマが空中で冷却される時、火山岩の中にガラスができると聞きました。誰かその原理を簡単に説明頂けないでしょうか?それと、ガラスは固体と液体の両方の性質を持つとも聞きましたが、それはどういった性質のことですか?

  • レア鉱物、サヌカイト…とは?

    今、サヌカイトについて調べている、地学初心者です。 ただ、ネットで調べても、あまり情報がないので、 回答のほどよろしくお願いします。 サヌカイトとは、ガラス質の安山岩との事ですが、この石は どのようにして出来たのでしょうか?香川県の五色台、火山(活動)、 マグマ、プレートテクトニクスが関係しているのはわかるのですが、 はっきりしたことがよくわかりません。 また何故、サヌカイトは割ると切れ味がよく、叩くと音色がよいのでしょうか?どうして、サヌカイトは非常に貴重なのでしょうか? 質問ばかりですが、よろしくお願いしますm(_ _)m ------------------------------------------ 聞くばかりもアレですので、以下に私の考えを書いておきます。 まず香川県の下にあるプレートが動いた結果(プレートテクトニクス論)、 地球内部にあるマグマが地上にまで押し上げられた。そのマグマは、 香川県の五色台付近の山から噴火した。噴火したマグマは、溶岩と なって流れ出した。その溶岩が長い年月をかけて、岩石内に 閉じ込められた。非常に高い圧力によって押し固められた溶岩は、 成分が変化して、ガラス質のサヌカイトにへと変化した。