• ベストアンサー

n次元球の体積について

すでに過去にも同様の質問がされているようですが、 一点、教えていただければと思います。 n次元ガウス積分を2通りの解法でといて、 その解を利用して、n次元球の体積を求めます。 n次元ガウス積分が、π^(n/2)になることは分かります。 半径rのn次元球の体積をV_n、 表面積をS_nとしたときに、V_n = K * r^n とすると、 S_n = n * K * r^(n-1)になるかと思います。 ここで、n次元ガウス積分が、 ∫S_n e^(-r^2) dr とおけることが理解できません。 どうかよろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • zk43
  • ベストアンサー率53% (253/470)
回答No.2

Kを求めたいという趣旨でしょうか。 n次元ガウス積分とは、 I=∫…∫exp(-(x1^2+…+xn^2))dx1…dxn (積分範囲はどの変数も-∞から∞) だと思いますが、一次元のときは値が√πなので、I=π^(n/2) であることはすぐわかります。 これをn次元の極座標に変換すればよいのですが、書くと非常に 長くなりますのでちょっと簡略化して書きます。 (2次元の場合などで実際に計算してみると良いと思います。 円周の長さ×exp(-r^2)が出てくるはずです。その前に、n次元の 座標変換とか、ヤコビアンとかご存知でしょうか?) 半径rのn次元球体Bn(r)の体積をVn(r)、表面積をSn(r)とします。 ガウス積分の計算の仕方として、 [x1,x1+dx1]×…×[xn,xn+dxn]という中の値を合計していくのでは なく、Bn(r+dr)-Bn(r)の中の値を合計していくこととします。 (Bn(r+dr)-Bn(r)は球体の非常に薄い皮のような感じ、りんごの 皮のような) この中では、exp(-(x1^2+…+xn^2))の値はexp(-r^2) Bn(r+dr)-Bn(r)の体積はVn(r+dr)-Vn(r)=dVn(r) よって、 I=∫exp(-r^2)dVn(r)=∫exp(-r^2)dVn(r)/dr・dr =∫exp(-r^2)・nKr^(n-1)dr=∫exp(-r^2)・Sn(r)dr (積分範囲は0≦r<∞) つまり、原点を中心として、放射状に合計していく(積分する) という感じです。 2次元とか3次元の場合でイメージしてみてください。 正確に書くには、n次元の極座標に変換して、ヤコビアンを計算して、 偏角の部分を全部0から2πまで積分してn次元球体の表面積を計算 する、というステップになると思います。

kumav113
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 おかげさまでしっかり理解できました。 >(2次元の場合などで実際に計算してみると良いと思います。 > 円周の長さ×exp(-r^2)が出てくるはずです。 この部分で、私の認識ミスが明確になりました。 ここで、変数変換により円周の長さがでるということが、 私にとってキーとなりました。 円周の長さというのが、超球では表面積であると考えれば、 n次元ガウス積分が∫exp(-r^2)・Sn(r)drとなることが、 説明できるのですね。 本当に感謝しております。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • rabbit_cat
  • ベストアンサー率40% (829/2062)
回答No.1

> ∫S_n e^(-r^2) dr とおけることが理解できません。 ∫S_n r^(n-1)*e^(-r^2) dr の間違いでは? n次元ガウス積分で、 x1^2 + x2^2 + … + xn^2 = r^2 と置換すると、この式がでてきます。 r^(n-1) は変数置換によるJacobianです。

kumav113
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 > ∫S_n r^(n-1)*e^(-r^2) dr > の間違いでは? このとき、S_nは単位超球の表面積なのでしょうか? それとも、半径rの超球の表面積なのでしょうか? また、n次元ガウス積分が、 S_nを使って、∫S_n r^(n-1)*e^(-r^2) dr のように 表せるのかが理解できておりません・・。 > n次元ガウス積分で、 > x1^2 + x2^2 + … + xn^2 = r^2 > と置換すると、この式がでてきます。 > r^(n-1) は変数置換によるJacobianです。 このヤコビアンはどうすれば求まるのでしょうか? よろしくお願いします。

関連するQ&A

  • n次元の体積の求め方

    n次元ユークリッド空間で、   x1≧0, x2≧0,… xn≧0, x1+x2+…+xn ≦ a (aは正定数) を満たす領域の体積を考えます。私はこれを   ∫(0~a)dxn∫(0~a - xn)dxn-1 …∫(0~a -(xn+…+x2))dx1  =∫(0~a)dxn∫(0~a - xn)dxn-1 …∫(0~a -(xn+…+x3))dx2(a -(xn+…+x2))  =…  =a^n/n! として求めました。(http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1057646参照) n=2, 3 の場合にこれが正しいことは容易に確かめられます。自分の回答のことで無責任ですが、一般のnの場合になぜこのような積分で体積が求められるのでしょうか。また、被積分関数が1でないなら積分も必要と思いますが、被積分関数が1の場合は単なる体積です。積分を使わずにこの体積を幾何学的に直感的に説明する方法はないのでしょうか。

  • 数学的n次元ポケットって?

    質問:「4次元ポケットって」 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?qid=19340 に対する回答の中で、tullioさんが 「正方形の中に円を4つ並べます.すると真中に隙間が空きますよね.で,そこに小さな円を入れます.(中略) 次元を上げて計算していくと,10次元を超えたあたりから立方体の大きさよりも大きくなります.」 という問題を出していらっしゃいます。これは面白いと思って早速やってみましたが... [1] 半径rのn次元の球の体積は  nが偶数: V[n] = (r^n) {π^(n/2)}/{(n/2)!}  nが奇数: V[n] = (r^n) 2 {(2π)^((n-1)/2)}/{n!!} (ただしn!!= n (n-2) (n-4) ... 1 ) [2] n次元で一辺2の立方体の各カドに半径1の球を内接させた時、真ん中の隙間に入れる球の半径は最大r=(√n-1)/2。 [3] すると、立方体の体積 2^n に対する球の体積V[n]の比は、次元が上がるほど小さくなってしまう。  どこかで間違えていると思うんです。ご教示をお願いいたします。

  • 5次元球のイメージと使用法

    4次元球(x1)^2+(x2)^2+(x3)^2+(x4)^2=r^2、または5次元球に関して,具体的なイメージが浮かびません。半径rの4次元球の体積が(π^2)*(r^4),5次元球が8*(π^2)*(r^5)とのことですが…。これらのいわゆる超球は,一体、何に使われるのでしょう。

  • n次元単位球の体積と表面積

    n次元単位球の体積と表面積を求めたいのですが。 値と求め方をご存じの方はご教示ください。

  • 球台の体積の公式

    錐台の体積S=(h/3){S+√(ST)+T}(ただし、S,Tは錐台の上面、下面の面積) は導くことが出来ました。 球台の体積S=(πh/6){3R^2+3r^2+h^2}(ただし、R,rは球台の上面、下面の円の半径、hは高さ) を導くことが出来ればどうか教えてください。 球台とは、球を平行な2平面で切断した立体です。

  • ベクトル空間における「体積」について教えてください。

    ベクトル空間における「体積」について教えてください。 Rを実数体とし、Vをn次元Rベクトル空間とする。 正定値かつ対称な双線形形式< , >:V×V→Rが存在するとする。 このとき、n個の一次独立なベクトルv_1,・・・,v_nで張られる集合Aを考える。 A={r_1v_1+・・・+r_nv_n|r_i∈R 0≦r_i<1} Aの体積V(A)を、V(A):=|det(<v_i,v_j>)|^(1/2)と定義する。 では、Vの任意の部分集合Aに対しては、どのようにして体積を定義するのですか?

  • 3次元のリッチスカラー 一般相対論 リーマン幾何

    3次元球面のリッチスカラー曲率についての疑問です。 よく知られたように、2次元球面(半径r)のガウス曲率はK=1/r^2 で、 リッチスカラー曲率はR=2/r^2 です。両者にはR=2Kの関係があります。 本やwikipediaなどによると、 一般的に、半径rのn次元球面のリッチスカラー曲率はR=n(n-1)/r^2 となるようです。(ガウス曲率との関係は R=n(n-1)K です) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E6%9B%B2%E7%8E%87 そうすると、3次元球面のリッチスカラー曲率は R=6/r^2 になります。 (閉じたロバートソン・ウォーカー時空の、空間部分にあたるものです) ここで疑問なのですが、なぜ3次元の曲がりなのに、 r^2のような2次元の曲がりの量を用いて表現可能なのでしょうか? 2次元の曲率が1/r^2 に関係する量になることは、 ガウス曲率の定義(1次元の曲率 1/r の2方向の曲がりの積を取る) などからも素直に理解できます。 3次元で素直に考えると、3次元のガウス曲率は3方向の曲がりの積を取り、 1/r^3のように表現され、リッチスカラー曲率もr^3の逆数に比例する量で 表されそうな気がしてしまいます。 「空間の曲がり」が「曲面の曲がり」で表現できてしまう事が どうもよく分からずにいます。どうぞよろしくお願い致します。

  • n次元球面はn次元位相多様体であることを示せ。

    S^n={x∈R^(n+1)│∥x∥=1} はn次元位相多様体となることを示せ。 S^nはn次元球面 R^(n+1)は(n+1)次元数空間 多様体の勉強をしています。「位相空間Mがハウスドルフ空間であり、なおかつMの任意の点pについて、pを含むm次元座標近傍(U,φ)が存在するとき、Mはm次元位相多様体である」という定義はわかっているのですが、証明ができません。 R^(n+1)がハウスドルフ空間であること、ハウスドルフ空間の部分空間もまたハウスドルフ空間であるという知識は既知として使っていただいてかまいません。(はずかしながら、座標近傍の存在を示すプロセスが思いつかないのです。)

  • No.569499に関連して超球の体積漸減の意味は何か

    No.569499の質問にはguiterさん初め、目から鱗の回答を頂きありがとうございました。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=569499 その中の公式に従ってn次元の超球の体積と表面積を計算して見ました。確かに体積は5次元で最大に、表面積は7次元で最大になりました。(全て半径を1とする) つまり超球は次元が高くなるに従ってだんだん小さくなる、ということなのでしょう。 ところが(n-1)次元の体積とn次元の表面積との比を取るとだんだん大きくなっていきます。これは2次元の円を3次元に膨らませることをイメージするととても自然なことなのですが、先ほどの超球がだんだん小さくなることとどう関係付けて理解したらいいのか分かりません。どなたか、解釈していただけないでしょうか。 ちなみに(n-1)次元の体積とn次元の表面積との比の増え方を見てみると1に漸近しているようです。次元が無限大になれば(n-1)次元の体積とn次元の表面積は同じになる、ということですか。

  • n本の円柱の共通部分の体積

    nを2以上の整数とし, xyz空間においてn本の直線L_1,L_2,…,L_nを次のように定める. L_k:xcos(kπ/n)+ysin(kπ/n)=0,z=0 (k=1,2,…,n) このn本の直線L_1,L_2,…,L_nを中心軸とする半径a(a>0)のn個の円柱について, その内部の共通部分の体積をV_nとする. V_nを求めよ. という問題です。 とりあえず、z=t(-a<t<a)での切り口の面積S(t)を求めたいです。そうすればV_n=∫[-a,a]S(t)dtで求められるので。 L_1,L_2,…,L_nがxy平面を2n等分するような原点を通るn本の直線だということは分かりましたが、具体的に切り口がどのような図形でS(t)がどうなるかが分かりません。どなたか教えてください。 ちなみに答えはV_n=(8/3)(a^3)ntan{π/(2n)}です。