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ICPにおけるモノクロメーターとポリクロメーターの違い

ICPにおけるモノクロメーターとポリクロメーターの違いがよくわかりません。〔機器分析のてびき〕(@化学同人)によると モノクロメーターは走査して複数の波長を設定することにより多元素を逐次的に測定できるとあり、 ポリクロメーターは波長設定している複数のスペクトル線を使用して多元素を同時に分析できる、 という感じで書いてあります。 後者は検出ダイオードか何かが複数あるということでしょうか?前者はHPLCのマルチウェーブ検出器のようなものでしょうか?

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  • ecojiroh
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回答No.1

モノクロメータには主に平面回折格子を用いるツェルニ・ターナー型が用いられています。 このタイプの分光器は検出器(光電子増倍管)が1個であり回折格子を回転させて角度を変えることにより波長を走査して逐次に測定します。 ポリクロメーターは凹面回折格子を用いるパッシェン・ルンゲ型が用いられています。 このタイプの分光器は検出器(光電子増倍管)が多数(私のところでは47個)あり、多元素を同時に測定することができます。 それぞれ長所,短所があり、測定する物質の主成分,測定元素などにより使い分けています。 なお、モノクロメータにはエバート型と呼ばれる分光器もあります。

参考URL:
http://www.jaima.or.jp/tebiki/pdf/01.pdf

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