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「退(ど)く」の可能動詞「どける」を打ち消すと?

 「ちょっとそこ『どい』て!」とかいうときの「退(ど)く」という動詞ですが、大辞林・大辞泉ともに可能動詞として「どける」を挙げています。「どく」は五段活用ですから、そうなるのは分かります。そしてその打ち消しの形は「どけない」になりますね。  ところで、「どくことができない」という意味で「どけない」という言い方は普通にするものなのでしょうか。私にはなじみのない言い方です。私(関西在住)が方言としての感覚に染まっているからか、とも思うのですが……。  一応、googleで「どけない」を検索してみましたが、「しどけない」やら「とどけない」に混じって、「その場所を動かない」という意味で用いられているであろう「どけない」、もしくは「動かす」という意味の他動詞「どける」としての「どけない」は見つかるのですが、「その場所を動くことができない」という不可能を表す用例は(ざっと見ただけですが)見つけられません。

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  • ベストアンサー
  • OKAT
  • ベストアンサー率38% (247/639)
回答No.3

 「どく」(五段動詞)の可能動詞は「どける」ですが、一方で「どける」という他動詞(下一段動詞)があります。前者を打ち消すと「どけない」になり、後者の「どける」も打ち消しは「どけない」となり、ちょっと混乱しますね。  こんな場合、文脈で理解出来るように表現する必要がありますね。例えば、前者は「どくことが出来ない」、後者は「どけようとしない」 とでも。

usagisan
質問者

お礼

 回答ありがとうございます。  おっしゃるとおりだと思います。  私の場合は、「どけない」は他動詞の打ち消しの場合にのみ用い、「どく」行為が不可能である場合には、ご指摘の「どくことが出来ない」等の言い方しかしないと思います。  回答者さまは、「どくことが出来ない」場合にも「どけない」とおっしゃいますか?

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その他の回答 (4)

  • azuki24
  • ベストアンサー率49% (907/1826)
回答No.5

可能動詞の否定形の前に。 「退(ど)く」は「退(の)く」の訛りのようですが、上方・関西弁でも、共通語・江戸弁でも、両方の形が存在するのではないでしょうか。 『大阪ことば事典』(牧村史陽、講談社学術文庫) >ドク(動) のく〔退く〕の段訛。しりぞく。他動詞はドケル。 >  [例] そんなもん、どこぞへドケてしもたらええがな。 >ノク【退く】(動) しりぞく。立ちのく。去る。身を引く。訛って、ドク。 >  [例] そこノカんかい。 『広辞苑』 …可能形は挙げていません。 >ど・く【退く】 >[一]《自五》しりぞく。のく。ひく。 >[二]《他下二》→どける(下一) >の・く【退く】 >[一]《自五》 > (1)いる場所から引きさがる。立ち去る。避けて離れる。 > (2)逃げる。退却する。(3)離れて居る。間が隔たっている。 > (4)(5)(6)略 >[二]《他下二》→のける(下一) ------------- で、本題。 自動詞「退く」の可能形は「退ける」。 その否定の「退くことができない」は、関西弁では「退けん(退けへん)」「退かれへん」などの形がありますね。 共通語では「退けない」だけで、「退かれへん」のような言い方がないような気がします。 このあたりが疑問を解くカギではないでしょうか。 さらには、関西弁の可能動詞の否定形には、状況不可能の「退かれへん」と、能力不可能の「よう退かん」の使い分けもあります。「よう~+否定形」は関西弁だけでなく西日本方言に広く存在します。 これも共通語では「退くことができない」としか言えない(たぶん)。 実際には「退くことができない」などという長ったらしい表現は使われず、すべて「退けない」で済ませていると思います。 Googleで「退けない」を検索すると、「後には退(ひ)けない」などの用法ばかりで、「退(ど)けない」「退(の)けない」はざっと見ただけでは見当たりませんでした。

usagisan
質問者

お礼

 詳しい回答をありがとうございます。お礼が遅くなってすみません。  「退かれへん」は確かにおっしゃるとおりで、「『退くことができない』をどう言うか」を尋ねたところ、そう答えた方がいらっしゃいました。「退けへん」はやはり、可能動詞の打ち消しではなく、他動詞の打ち消しのような感じがしますが、いかがでしょうか。  いずれにしても、「退けない」は他動詞の打ち消しとして使うのが普通、と考えてよいように思いますね。  わざわざ検索までしていただいてありがとうございました。

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  • OKAT
  • ベストアンサー率38% (247/639)
回答No.4

わたしは関西人ですので、「どく」でなく「のく」を使いますが、「のける」という可能動詞は、使いません。多分直感的に「のける」という他動詞の存在を考えるからでしょう。

usagisan
質問者

お礼

 たびたびありがとうございます。  可能動詞の「のける」もふつう言いませんよね。同じく「どける」も。  単語だけ聞けば、私もまず他動詞を思い浮かべると思います。  その打ち消しとなると余計言わないと思うのですが、使う方がいらっしゃったので……。

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  • toko0503
  • ベストアンサー率36% (886/2437)
回答No.2

「どく」の打ち消しは「どかない」では?

usagisan
質問者

お礼

 アドバイスありがとうございます。  ……ちょっと質問の書き方がややこしかったようですね。  おっしゃるとおり「どく」の打ち消しは「どかない」です。  で、「どく」の可能動詞が「どける」です。その「どける」の打ち消しの形についてお尋ねしております。

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回答No.1

「どけない」は使う言葉ですね。 あまり使う状況はないですが(笑 例えば誰かを守ってたりする場合(この状況がまず無いかな?w)、「ちょっとそこどいて!!!」「いや、どけない!!」みたいな。

usagisan
質問者

お礼

 さっそくありがとうございます。  その「いや、どけない!!」は「ぜったいここを動かない」という意志を表すのではなくて、「ここを動くことはできない」という不可能を意味する「どけない」なのですね。  でも、あまり使わない言い方なのですね。まあ、「あまり使う状況はない」が正確なんでしょうけど。  どうもありがとうございました。

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