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「学問のすすめ」の冒頭の文
「学問のすすめ」-初編の冒頭に、有名な「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと言えり」とあって、これは多くの人が福沢諭吉の言葉と考えているようですが、「と言えり」(オンラインのテキストから引用したので「言えり」ですが、本来は「言へり」だと思います)という書き方からして、何かの書物または誰かの言葉を引用したものと思います。 その元の言葉を書いた(言った)のは誰かご存じでしたら教えてください。
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アメリカ独立宣言です。なので書いた人・・・とは少し違うのですが起案したトーマス・ジェファーソンあたりが考案した文ではないかと思います。 ↓くわしくはこちら http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E5%AE%A3%E8%A8%80
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とりあえず、問に対するこたえは、第3代米国大統領トーマス・ジェファーソンです。 > 福沢諭吉さん、出だしは立派なのですが、だんだん「分をわ > きまえよ」と言ったり、百姓に対する職業差別的な発想に変 > わっていくのですね。 ここですが、変わっていくのではなくて、それが言いたいのが「学問のすすめ」です。 ジェファーソンが言った言葉を引いて、その後、「なぜそれなのになぜ世の中には格差があるのか」という問題提起をして、「学問をするものとしないものがいるからだ、だから上に行きたかったら学問をせよ」という結論を述べているのです。 だから、タイトルが「学問のすすめ」なのです。 福沢は、ジェファーソンの言を称揚しているわけでも、平等思想を信奉しているわけでもありません。あれは、単なる話のマクラです。 学問の優劣によって結果として格差ができるとを、福沢は問題視していません。だから、分を弁えることが大事になりますし、(当時のたいていの)百姓に学問が無い故に彼は百姓を下に見たのです。 なお、具体的に言うと、「上」というのは欧米列強のことです。そもそもこの本は、ペリーにより武力で開国させられ、はたと世界を見ると欧米による植民地化の嵐がアジアを吹き荒れているのを見て、学問によって国力を上げ、欧米に対抗していかなくてはならないということを説いた本です。誤解なきよう。
お礼
余りにも一般の人々が誤解しているようなので、質問にこと寄せてその誤解を解きたかったというのも、実は目的でした。そのあたりを解説していただき、有り難うございました。
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