カラムクロマトグラフィーが上手くできない!シリカゲルが溶け出す原因は何?

このQ&Aのポイント
  • カラムクロマトグラフィーでの問題:シリカゲルが溶け出して白い固体ができる
  • クロロホルムとメタノールの混合溶媒の比が原因か?
  • 回収方法:シリカゲルを非常に溶解性の高い溶媒で煮込む
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カラムクロマトグラフィーが上手くできません・・・

シリカゲルでカラムをやってるのですが、なかなか上手くいきません。分取しようとしているモノは極性の高い溶媒でしか展開できないため、クロロホルムとメタノールの混合溶媒でやっています。混合溶媒の比はクロロが1、メタが2でやっています。分取したやつを 集めてエバポすると白い固体がでてきます。その白い固体はどの溶媒を入れても溶けてくれません。シリカゲルが出てきてしまっているのでしょうか?展開溶媒の極性が高いとシリカゲルが溶け出すなんていうことはありますか? あと、原点に残っているモノも回収したいのですが、メタで落とそうとしても落ちてきません。どうやって回収したらいいでしょうか?とりあえず今考えているのは、原点付近のシリカゲルをカラム管から取り出して、ジメチルホルムアミドやジメチルスルホキシドのような溶解性の非常に高い溶媒で煮込んでみようかと思ってます。 どなたかよろしくお願いいたします。

  • sansa
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  • 化学
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質問者が選んだベストアンサー

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回答No.1

メタノールだと、ゲルは溶けます。 このばあいは、一度通常の有機溶媒で溶かし、ろ過すれば目的の成分を回収できますよ。 うーん、メタノールで流れないとはすごい・・・ 質問者さんのお考えの手法は良い手だと思います。 ご存知かとは思いますが、DMFは強熱すると壊れるのでご注意くださいね。 しかしすごい話だ・・・

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回答No.6

どうにもならない時は塩酸でシリカを壊して抽出すればよい・・・という話をどこかで聞いた気がします。詳しいことは覚えてないんですが、一応参考にしてみてください。

  • takes87
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回答No.5

 極性の高い化合物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーで分離する場合、化合物の置換基によって展開溶媒も変わります。私の今までの経験だと以下の感じです。  アミンが多い塩基性の化合物: トリエチルアミンを添加するとメタノールでも出てこなかった化合物が分取された。シリカゲルが酸性なので塩基性のアミンがくっついているため中性の溶媒では出てきにくい。  アミドが多いやや酸性の化合物: ブタノールに水と酢酸を加えると分取された。  アルコールとエーテル結合が多い化合物: メタノールと酢酸エチルでなんとか分取できた。  上記の3種類が一つの分子に複数入った化合物: シリカゲルでは分かれなかったので断念。逆相の中圧クロマトグラフィーを使うときれいに分取できた。  このような感じです。あとシリカゲルが溶け出すということですが、これは細かいシリカゲルは溶媒によっては一緒に出てきてしまうことがあります。一概に展開溶媒の極性ではなさそうです。いまのところシリカゲルが出てきたのはメタノール、エタノール、水、酢酸エチル・アセトンの混合溶媒ですね。メタノール、エタノールでシリカゲルが出てきてしまうのでアルコールメインの時はブタノールを使ったと思います。水はメインにはできませんでした。酢酸エチル・アセトンの混合溶媒は意外でしたが、最初の数フラクションが真っ白になったあとは全く出てこないので、そこに目的物が無ければ特に問題にはしませんでした。  原点に残っているものの回収は先の回答者のお二方が述べられているようにそれで妥当だと思いますよ。メタノールでも温度をかければシリカゲルから分離することがあるので、メタノールで加熱してろ過というステップを何回か繰り返すと回収できるかもしれません。

noname#62864
noname#62864
回答No.4

メタノールで出てこないものの場合には、さらに溶出力の高い溶媒を使う必要があるでしょう。教科書(実験書)的には、メタノール→水→ピリジン→有機酸(酢酸)の順になっています。私はこれらを使ったことはありませんが。 ただ、カラムに入ったが最後、出てこないという経験はあります。極性が非常に大きくて出てこない場合もあるでしょうし、シリカゲルと反応して出てこない場合もあります。ご質問の例がどちらに該当するかわかりませんが、これまでの回答にもありますように、充填剤を変えるのも一つの手だと思います。 DMFやDMSOが適当かどうかは別として、シリカゲルを取り出して、適当な溶媒で抽出するというのは妥当な方法だと思います。また、その部分を別のカラムに放り込んで、ピリジンや酢酸などで展開する手もあるでしょう。 取りあえずは、予備実験的に色々と試してみるのが良いでしょうね。

回答No.3

すいません、さらに追記です。これで最後にします。 原点成分の回収のところですが、質問者さんの方法でも良いですが、ゲルがメタノールで溶解することを利用できないでしょうか。 ゲルが固体粉末状態だと、通常の有機溶媒では脱着してくれないから、DMSOなどで抽出することを考えておられるのだと思います。 私もゲルの性状には詳しくありませんが、メタノールでゲルを溶解させてやり、この状態で有機溶媒により抽出してやることができないでしょうか?素人考えですが、溶解したゲルなら脱着してくれるのでは?と思いました。

回答No.2

追記ですが、ゲルを変えることはできませんか? アルミナ、フロリジルなど。 シリカの含水量を上げる。 あるいは、GPCなどのまったく別の分離手法とか。 こういったことができるなら、最初からされているとは思いますが。 メタノール100%でないと無理、というのは通常のシリカカラムの範疇から出外れているように感じます。私の経験不足だとは思いますけど。 すごい話を聞いたので、ちょっと今興奮してます(笑)。

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