• ベストアンサー

三角形のフェルマー点と重心が一致すれば正三角形か?

三角形ABCには、五心と呼ばれる点があります。傍心を除外した、 重心。垂心。外心。内心。 のうち勝手な二点が一致すれば、三角形ABCは正三角形であることが、少し考えれば分かると思います。 そこでフェルマー点というのを考えます。 フェルマー点とは、△ABC内の点Pのうち、 ∠APB = ∠BPC = ∠CPA = 120° となる点をいいます。 僕が調べたところ、 フェルマー点と垂心が一致すれば、三角形ABCは正三角形であることが分かりました。 フェルマー点と外心、フェルマー点と内心についても同様でした。 しかし、フェルマー点と重心が一致すればどのような三角形か、という問題を考えたとき、行き詰ってしまいました。 それも正三角形であることが証明できるのでしょうか?また、正三角形でない反例があるのでしょうか? さらに、ジェルゴンヌ点とかネーゲル点とかナポレオン点とかも考えたとき、なにか成立することはあるのでしょうか? なお、詳しい性質と図においては、 http://www.geocities.jp/osaqmath/j3-2.html を見ていただければ分かりやすいと思います。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • adinat
  • ベストアンサー率64% (269/414)
回答No.3

フェルマー点の作図方法に着目した初等幾何の証明が自然ではないかと思っているのでご紹介します。 △ABCの辺BCの外側に正三角形BCA'を作って、AA'を結ぶとこれはフェルマー点Pを通ります(作図するときは他の辺にも同様の正三角形を書いて対応する頂点同士を結んだときの交点がフェルマー点)。さらにAA'とBCの交点をDとすると、Pは重心でもあるのだから、線分AA'は線分BCを二等分します。つまりBD=CDです。一方、△BCA'は正三角形だから、A'D⊥BCです。あとはどうやっても証明できますが、たとえばこのことからPは△ABCの外心であることもわかります。したがって△ABCのフェルマー点と重心が一致すればそれは正三角形です。 まったく同様の論法で、たとえばナポレオン点と重心が一致すれば正三角形なども成立します。 ジェルゴンヌ点やネーゲル点も定義をよく考えてみれば、たとえば重心と一致すればそれは正三角形に限ることは直ちにわかると思います。たとえばジェルゴンヌ点について考えてみれば、△ABCの内接円の接点を順にD,E,Fとして、AD,BE,CFがジェルゴンヌ点Pを通り、なおかつ、Pは重心でもあるのだから、BD=CDです。これからADは垂直二等分線になることがわかり、したがってPは外心でもあります。これも自明ですが、ジェルゴンヌ点と内心、ジェルゴンヌ点と外心、ジェルゴンヌ点と垂心が一致してもいずれも正三角形になりますね。簡単だから考えてみられたらよいと思います。 たぶんいわゆる三角形の特殊点のどれか二つが一致すれば基本的に正三角形になるだろうというのは正しいと思います。が、それを全部証明するのは質問者様の興味を奪うことになるかも知れないし、何より面倒なので書かないことにしますが、たとえばフェルマー点とジェルゴンヌ点が一致すれば?などは基本五心絡みではないので、少々手ごわいのかも知れません。というか少し考えてみたけどわからなかったw

aiueo95240
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 まだ全部は考えていないのですが、 フェルマー点とジェルゴンヌ点が一致すれば? というときには、複素数を使うほうがいいかもしれないですね。 単位円上に3頂点を置けば、 http://homepage2.nifty.com/tangoh/tanien1.html などのいろいろな性質を使って、全部の点が、複素数を使って表現できそうです。 昔どこかの本で五心を複素数で表しているのを見かけましたが、いまは探し出せません。 ジェルゴンヌ点も複素数を使って表現できそうです。 あとで考えて見ます。

aiueo95240
質問者

補足

自己レスっぽいですが、 まず、ジェルゴンヌ点という点の存在性、つまり、3直線が1点で交わることが、初等幾何ではできそうになく挫折しました。 ベクトルとか複素数を使って、ゴリゴリやれば出来そうですが。 ジェルゴンヌ点と重心、ジェルゴンヌ点と内心、ジェルゴンヌ点と外心、ジェルゴンヌ点と垂心については、確認しました。 五心絡みは初等幾何がよさそうです。 しかし、九点円の中心とか、「∠PBC=∠PCA=∠PACとなる点P(これは名前が就いていたと思いますが忘却)」とか、五心以外にいくらでも考えられて、組み合わせも飛躍的に多くなり、時間が必要ですね。 それと初等幾何的解法と、代数的解法とのメリット・デメリットが交差する分野だと思います。 ちなみに、僕自身がフェルマー点を複素数で表そうとしましたが、1時間考えてもきれいにならなくて挫折しました。 僕はその種の本を読み直したほうがよさそうです。

その他の回答 (2)

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.2

あ, 言い忘れてましたが #1 は 「フェルマー点 = 重心」→正三角形 の証明です... 多分.

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.1

与えられた条件から AB = AC を導けば十分なので 初等幾何の場合: △ABC のフェルマー点F が重心G と一致すると仮定します. △ABC は鋭角三角形です (一応, 念の為). ここで辺 BC の中点を D とすると A, G, D はこの順に一直線上に並びます. そこで, D に関して G に点対称な点 E をとり, 四角形BECG を考えます. 角度を考えることによりこれは菱形になることがわかります. よって EG ⊥ BC. つまり AD ⊥ BC だから AB = AC. 複素数を使っていいなら: 原点 O をフェルマー点とする △ABC の頂点を A(a), B(bω), C(cω^2) とおきます. BC の中点は AG (= AO) 上にあるので (bω + cω^2)/2 は実数, つまり b = c だから AB = AC.

aiueo95240
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 四角形BECGがひし形であることを示すのに、 角BGC=120° であることを使うと思いますが、自分なりに別解を考えました。 略解 △ABC のフェルマー点F が重心G と一致するとする。 辺 BC の中点を D とする。 角BGD=θとすると、角CGD=120°-θ。 点Fの周りの角度を、対頂角を考えて、θによって表すと、θ=60°がわかる。 ΔBGCを考えると、角Gの二等分線が、対辺を分割する比率を考えて、 GB:GC=BD:CD=1:1 よって、ΔBGCは120°、30°、30°の三角形になり、それらから元の三角形は正三角形。 △ABC の頂点を A(a), B(bω), C(cω^2)とおくといった複素数の解法はすばらしいです。 でもでもでも、昔にどこかの本で見たのですが、 三角形を複素平面上に置くとき、頂点は単位円上にあると考えて、A(e^iα), B(e^iβ), C(e^iγ)とおいていた気がします。それからフェルマー点を表そうとすると、場合によってはフェルマー点が存在しない場合もあるし、表せたとしても、とても複雑な表現そうです。 今回の場合は、A(a), B(bω), C(cω^2)とおくというのが、最適ですね。

関連するQ&A

  • 三角形ABCの重心Gで∠BGCは?

    三角形ABCの内部に点Pがあるとします。 ∠A、∠B、∠Cと点Pが与えられたとき、∠BPCを求めることを考えます。 点Pが外心のとき、∠BPC=2∠A 点Pが内心のとき、∠BPC=90°+∠A/2 点Pが垂心のとき、∠BPC=90°-∠A 点Pがフェルマー点のとき、∠BPC=120° しかし、 点Pが重心Gのとき、∠BGCを表そうとしたのですが、複雑になりすぎて困ってしまいました。 具体的にはどのような式になるのでしょうか?

  • 三角形にはフェルマー点など名前付き点があります。

    添付図は任意の三角形の二辺に内接し同半径の円を赤で示しました。 この3円が1点を共有しています(青矢印)。 この点は「一般に」重心でも内心、外心、垂心でもありません。 (正三角形では上記全て重なりますが・・・) この「点」に何か名前が付いていないでしょうか?

  • 三角形の五心について

    三角形には、外心、内心、垂心、重心、傍心の五心や、フェルマー点など、三角形の内外にできる特別な点がありますよね。これらはどれも、3つの直線が1点で交わるのですが、この3直線が1点で交わるという証明はどのようにしたらよいか教えてください。特に垂心、重心についてご回答いただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

  • 三角形の内心と 重心の 証明

    正三角形の内心と重心が一致するとき正三角形である証明を教えていただきたいのですが。内心と外心、外心と重心は分かるのですが。

  • 重心と内心と外心と垂心の覚え方ってありますか?

    どういう点が重心、内心、外心、垂心なのかというのを 覚えてはいるんですけどなんとなく一回確認しないと不安です。 どうやって確実に覚えたんですか?

  • 外心と内心、もしくは重心と外心が一致する三角形の証明

    三角形の五心について学習中なのですが、 外心と内心、もしくは重心と外心が一致する三角形は正三角形である、 という証明をしてください。お願いします。 当方中学生ですので、中学生か高1ぐらいで学習、理解できる範囲でお願いします。もし中学生には証明不可能でしたら、出来ないと、教えてください。 お願いします。

  • フェルマー直線(造語)

    (頂角がすべて120度未満の)三角形ABCに対して点Pをとり、 PA+PB+PC が最短になるような点Pをフェルマー点といい、∠APB=∠BPC=∠CPA=120度などの性質があります。 三角形ABCに対して直線pをとり、 直線pと点Aとの距離をpAなどと書くことにすると、 pA+pB+pC が最短になるような直線pを考えると、なにか性質はありますでしょうか。 統計学の分野では、Σ{ y_k - (a_x k + b) }^2 が最小となるような直線 y = ax + b を回帰直線といい、x_k の平均, y_k の平均 による重心を通るという性質があり、相関をみるのに役立ちます。 今回の質問も、3つの家A、B、Cの間に一本のまっすぐな川をつくり、それぞれの家から川までの距離の和を最小にするという意味で、何らかの役に立てばいいのですが。

  • フェルマー点から三角形の頂点への距離を求めたい、3元連立2次方程式

    三角形ABCがあり、BC=a,CA=b,AB=cとします。 内部に点Pをとり、∠BPC=∠CPA=∠APB=120度となったとします。 この点はフェルマー点と呼ばれます。 PA=x,PB=y,PC=zとして、それらを具体的に求めたいのです。 余弦定理で、 y^2+z^2+yz=a^2 z^2+x^2+zx=b^2 x^2+y^2+xy=c^2 これをx,y,zについて解いて具体的に書くとどうなるのでしょうか? 普通には求められそうもないので、x,y,zの代わりに、たとえば、 x+y+z,xy+yz+zx,xyzを求めようともしましたがうまくいきません。 代数的に解く代わりに、たとえば、三角関数を使って解こうとしてもうまくいきません。 なにかいいアイデアはないでしょうか。

  • 重心と内心についての証明問題

    問い:内心と外心が一致する三角形は正三角形であることを証明せよ。 この様な問題があり、自分で以下のような答えを出してみました。 しかし模範解答に示されているような簡潔なものではなく、自信もありません。 どなたか添削してください。お願いします。 ---- 正三角形ABCに於いて 辺AB, BC, CAのそれぞれに対して垂直に交わる二等分線との交点をそれぞれ D, E, Fとする。 即ちAD=DB=BE=EC=CF=FAである(イ) この三本の垂直二等分線の交点をPとすると、この点は重心なので OA=OB=OCとなる(ロ) この時(イ)(ロ)から △OACは二等辺三角形であるから∠OAF=∠OCF また△OAC≡△OAB≡△OBCから ∠OAF=∠OCF=∠OAD=∠OBD=∠OBE=∠OCE 順ってOA, OB, OCは∠A, ∠B, ∠Cの二等分線であるから点Pは内心である このことから外心と内心が一致する三角形は正三角形である[終わり]

  • 数Aの証明問題です

    点Pから△ABCの各辺BC、CA、ABにおろした垂線をPD、PE、PFとする。 点Pが△ABCの外心、内心、重心、垂心、傍心のとき点Pはそれぞれ△DEFのどんな点か証明せよ。 この問題がわかりません(T_T)どなたかわかる方ご教授お願いします!!