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ライゲーションの仕組み

最近分子生物学の勉強を始めましたが、困っています。ライゲーションではベクターと挿入DNAがリン酸結合でライゲーションが成り立つということですが、ベクターを脱リン酸化した場合、挿入DNAの5’末端のPとベクターの3’が結合するのは理解できるのですが、Pのついていない挿入DNAの3’と、Pのついていない脱リン酸化されたベクターの5’がどうやって結合するのでしょうか。 初心者的な質問ですいませんがどなたか教えてください。よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

脱リン酸された末端はライゲーションされずにnick(ニック、切れ目)として残ります。nickの部分は大腸菌内の修復系で結合されます。 細胞内で複製時に、あるいはいろいろな外的要因でnickは普通に生じ、それは修復系で常に修復されているので、特別な現象ではないです。

frankfurterapfel
質問者

お礼

なるほど!わかりました。どうもありがとうございました!

その他の回答 (1)

  • subaru361
  • ベストアンサー率19% (55/283)
回答No.2

1の人に補足です。 DNA2本鎖ですから切断面には5’と3’末端が露出しているような形になります。 脱リン酸化されていない場合は2本鎖がライゲーションによって結合されてますが、リン酸化されている場合は2本鎖のうち片方だけが結合し、片鎖については結合されていないような状態になります。これをnickといってます。いかは1の人の通り。 つまり、ベクターと挿入DNA双方が脱リン酸化されていれば、ライゲーションできません。知っている人には当たり前ですが。この辺はわかっているのでしたらすいません。

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