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ベクターの分子内ライゲーションについて。

インサートが組み込まれたベクターの不必要部分を制限酵素処理で除いた後、セルフライゲーションにより環状にして発現ベクターを作製したいと思っています。 ふと気になったのが、セルフライゲーションだけでなく、ベクター同士がライゲーションしてしまうこともあるのでは?ということです。大きな直鎖状DNA同士がライゲーションする可能性は気にしなくても大丈夫でしょうか? ベクター同士が順方向でつながった場合、制限酵素処理では見分けがつかないような気がしますが、細胞に発現する際に何か問題が起こってきますでしょうか? よろしくお願いいたします。

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  • Dr_Hyper
  • ベストアンサー率41% (2482/6031)
回答No.1

ライゲーション反応を行うときに、よほど高濃度にすればベクター同士がうまく接合する可能性はあるとおもいますが、常識の範囲内の濃度でself ligationを行うときはほとんどの確率で単分子でライゲーションしてくれます。心配であればtransformationの効率を計算してplasmidを薄めてligation すれば大丈夫です。 また見分け方ですが、単純に何もenzymeでcutせずにagarose gelに泳動すれば大きさで判別がつきます。

rabbit-01
質問者

お礼

ありがとうございましたm(_ _)m 常識範囲内の濃度でligationを行い、Miniprep後、enzyme cutなしで泳動したところ、pick upしたコロニーすべてでself ligationが確認できました。大変勉強になりました。

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