• 締切済み

ライゲーション(ベクターの構築)

私は現在ベクターを作製しているのですが、どうも上手くインサート(2.5Kb)がベクターに入りません。今までは、同じベクターでも簡単に上手く行っていました。ライゲーションを行う前にCIAP処理やエタ沈後定量し濃度を確認するなど様々な方法をした後にライゲーションをしても上手くいきません。根気強くやるのはもちろんなのですが、同じことを何回やっても意味がないですし原因が分からないと納得いかず投稿しました。何か原因があるのでしょうか?また、何かほかに方法があるのでしょうか?まだこのような実験を始めて半年なので分からないことばかりです。何か思いあたる事がありましたら教えてください。お願いします。

みんなの回答

  • atowaku
  • ベストアンサー率0% (0/0)
回答No.3

とても良いベクター変換サービスサイトがあります。 http://atowaku.jp/ 無料ではありませんが、とてもお手頃で、簡単、しかも綺麗で修正も全て無料でございます。事前に作成されたデザイン・ロゴを買うのではなく、自分各自のデザインを刺繍できるように変換するサービスです。 一度お使いになってみてください。絶対に後悔はしません!

参考URL:
http://atowaku.jp/
  • sandaba
  • ベストアンサー率20% (10/50)
回答No.2

解決に必要な情報がほとんど無いので、あくまで一般論としてですが・・・ 1. 先生か先輩院生か、誰かがあなたの指導担当者のはずです。まずはその人によく相談してください。指導者が気に食わないという理由でよその人にばかり相談する初心者がよくいますが、実験内容の詳細を知らない人からのアドバイスをつまみ食いしてうまくいくことはほとんどありません。生命科学の実験においては、うまくいく理由はひとつしかなく、うまくいかない理由は無数にあるからです(前者のみが教科書に書かれています)。そして相談するときは謙虚になってください。「今まではうまくいってたのに」なんて言葉が真っ先に出てくるようではダメです。それは問題を解決したいという心より、失敗を責められたくないと言う自己弁護の心です。あなたがそのような態度では、指導者も「君が何も悪くないと言い張るなら、もう一回やってみたら」としか答えようがないでしょう。 2. 実験するときは、日常生活におけるよりはるかに疑い深い態度が必要です。すべてを疑いましょう。水も試薬も機材も自分の技も。本当にとんでもないことがいろいろ起こります。私の経験では、ある日突然ライゲーションできなくなって、いろいろ調べたら制限酵素のバッファ内に藻が生えていた、なんてことがありました。対策の基本は、作り直す、新たに買う、うまくいっているもの(人間も含めて)を使わせてもらう、です。なお「他人が自分の実験を妨害しているのでは」と疑う必要はあまりないです。経験上、そういう申し立ては大抵本人が精神を患っています。 3. コントロールを取りましょう。先に書いたように、うまくいかない理由は無数にあるので、適切なコントロールを取ることによってのみ問題を切り分けることができます。たとえば、あなたの切り出したインサートは別のプラスミドには入らないでしょうか。逆に、同じ制限酵素サイトで全然違うインサート(周りの人から適当なものをもらってください)だったら入らないでしょうか。ライゲーションの系に問題があるのか、コンストラクト固有の問題なのかがわかります。 4. すべてが理詰めで説明できるわけではありません。大腸菌と言えども生物という極めて複雑な系を扱っているのですから必ずそういう部分はあります。うまくいかない場合は、その理由を追究するより回避したほうが早いことがあります。コンストラクションの手順をちょっといじってみてはいかがでしょうか。本質的には同じことしているのに(としか思えないのに)朝三暮四が何故か通用してしまうのがこの世界です。

syochann
質問者

お礼

ありがとうございました。自分自身色々見直すべき所もありそうです。 アドバイスを参考に原因を突き止めてがんばります。

  • teru-arai
  • ベストアンサー率74% (40/54)
回答No.1

  まず、うまくいかないというのは実際にはどういう状況なんでしょうか? 学生がうまくいかないと言ってよく相談に来ますが、 うまくいかないにもずいぶんいろいろありますので。これだけで原因を狭めろと言われても困りますが・・。 普通は、ポジティブコントロールを同時並行で行います(できるだけ、うまくいってないインサートと同じような条件でやると 良いです)。コントロールがうまくいくなら、酵素、ヴェクター、コンピーテントセル、他同じ所は問題ないことになります。   そのインサート固有の問題かもしれません。インサートとヴェクターの比をもっと変えるか、あるいはインサートを作り替え ると良いかもしれません。本の少しの作り替えでうまくいくこともあります。私はたいていPCRでインサートを作っていますが、 うまくとれない時に、プライマーを少しずらしたものに作り替えるとうまくいったりします。微妙なことが影響しているようです。   それから、ずいぶん昔、マーマルの転写因子のcDNAを大腸菌用のエクスプレッションヴェクターに組み込んでいたころの 話です。いくらやっても、組み込んだプラスミドが取れないことがありました。結局、その転写因子のDNA結合領域の部分 を削ったものを使ったら一発で取れました。DNA結合性のタンパク質は大腸菌に毒性が有ったのです。インサート が大腸菌に毒性をもつ可能性もあります。   今思いつくのはそれくらいです。

syochann
質問者

お礼

ありがとうございました。アドバイスも頭に入れて色々試して、上手くいくようにがんばります。

関連するQ&A

  • ライゲーションが上手くいきません!

    inversePCRを用いて、変異体(SNP)を作製しています。 inversePCR→平滑化→精製→リン酸化→エタ沈→ライゲーションというながれで行っているのですがなかなか上手くいきません。ライゲーション後の泳動により確認してみたところ、ライゲーションが上手くいってないみたいなのです。その前の段階のどこが上手くいっていないのかもわかりません。調べる方法はありますか??アドバイスお願いします。

  • ライゲーションについて…。

    またまたまたまた生物化学実験について質問です。 ベクターの構築方法についてです。 タンデムリピートベクターを作製しようとしているのですが、その過程で以下の行程があります。 一、ホス トベクターの断片とインサートの断片の片方のみをライゲーション。ライゲーション産物を泳動して精製 二、ライゲーション産物について制限酵素切断を行い、精製した後にライゲーション。ここで始めて環状となる。 以上の行程で目的ベクターの完成です。しかし、一、の精製時に目的のバンドが得られず、(5.4kbp辺りです)10kbp以上の部位にフニャフニャしたバンドが薄く出ていました。ここで質問なのですが、ライゲーション反応後にすぐに泳動したりすると、何か障害とかあるのでしょうか?エタ沈やフェノクロ抽出をせずに、そのままライゲーション液を電気泳動したので。 あと、うまくいかなかった理由として何かヒントのような助言をくださると助かります。ちなみに、使った試薬はニッポンジーンのT4DNAリガーゼです。 -詳細な説明- 最初にホストベクターをXbaIで切断します。ここにインサートDNAの片方の端をライゲーションで繋ぎます。インサートDNAの配列は [NheI-(インサート)-XbaI-ApaI]となっております。XbaIの切り口NheIの切り口は相補配列です。ライゲーション後はXbaIでライゲーション産物を切断して再びライゲーションを行い、DNAの環化を起こそうとしたのですが、難しいでしょうか?

  • ベクターの分子内ライゲーションについて。

    インサートが組み込まれたベクターの不必要部分を制限酵素処理で除いた後、セルフライゲーションにより環状にして発現ベクターを作製したいと思っています。 ふと気になったのが、セルフライゲーションだけでなく、ベクター同士がライゲーションしてしまうこともあるのでは?ということです。大きな直鎖状DNA同士がライゲーションする可能性は気にしなくても大丈夫でしょうか? ベクター同士が順方向でつながった場合、制限酵素処理では見分けがつかないような気がしますが、細胞に発現する際に何か問題が起こってきますでしょうか? よろしくお願いいたします。

  • ライゲーションがうまくいきません

    目的遺伝子をTAクローニングしたのですが、その後の発現ベクターへの ライゲーションがどうしてもうまくいかず困っています。 インサートは約900bpで、ベクターはT7プロモーターのpET-9a(4341bp)です。 インサートとベクターを2種類の制限酵素(Nde1とBamH1)で5時間ほど処理し、 T4 ligaseを用いて14℃オーバーナイトでライゲーションしています。 ライゲーション後はBL21(DE3)pLysSを使用していますが、コロニーが全く発育しません。 DE3遺伝子保有株のため、IPTGも培地に添加しています。 制限酵素処理後、インサートも目的の長さのものが得られていますし、 電気泳動で確認する限り、切れ残りはないと思います。 制限酵素処理したベクターも未処理のものに比べ泳動されずらくなっているのが確認できるので 酵素処理で開環していることも確認できています。 インサートの開始コドンの読み取り枠もずれていませんし、 インサートもベクターも1μg超ぐらいの濃度でライゲーションを行ってるので、 量が少ないということも考えずらいです。(ベクター:インサート≒1mol:5molです。) 何か原因があるはずなのですが、思いつきません。 何でも教えて頂けると大変助かります。よろしくお願い致します。

  • ライゲーションが上手くいきません

    ベクターの構築をしてるのですが、 インサートが5kbでなかなか上手く入ってくれません。 bluntと、5’突出末端でライゲーションしトラフォメ後、コロニーはでるのですが数も30こくらいで、多くはありません。 N,C(ベクターのみ)はコロニーがでていないのでセルフライゲーションは多くないのですが、目的のインサートを含んだコロニーがないんです。どうしたら良いでしょうか?

  • ライゲーション

    ベクターにinsert DNAを1種類の制限酵素でライゲーションする際,ベクターは制限酵素で切断後,アルカリ性フォスファターゼ処理をして,リン酸基を水酸基にかえてセルフライゲーションを防ぎます. しかし,この状態ではinsert DNAとベクターは2本鎖のうちの1本鎖だけでライゲーションすることになるのですか??もう片方の鎖は両方とも水酸基になっていますよね.insert DNAの方は3'-OHで,ベクター側はアルカリ性フォスファターゼ処理したので5'-OH. 実験は普通にうまくいっているのですが,原理がいまいちよく分かりません.

  • 制限酵素サイトの異なるライゲーションについて

    現在、あるベクターから別のベクターへ配列を移し替えようとしているのですが、ベクターとインサートの制限酵素サイトが合いません。ベクター側はEcoRIとBamHIで、インサート側はEcoRIとNotIで切り出したいと考えています。このような場合何かいい方法はありませんでしょうか? 現在考えているのはベクター、インサート共に両側を平滑化する方法なのですが、向きが決まらないことと、現在まで平滑末端でのライゲーションの経験がなく、研究室内でも成功率が低いので他にいい方法がないかと思っています。 もしくはインサート側をPCRで増やすことも考えたのですが、プライマー作製の時間を考えると、平滑化したほうが手っ取り早いのではないかと思っています。 また、現在まではライゲーションによって環状DNAを作ることしか行ったことがないのですが、上記のような末端を持つもの同士をライゲーションした場合、EcoRIのみで結合した直鎖状のDNAが出来るのでしょうか?もしそうなのであれば、その後末端を平滑化してさらにライゲーションするという方法もありますよね? 勉強不足で申し訳ありませんが、何かいい知恵をお持ちの方がいらっしゃいましたら拝借させていただけないでしょうか?

  • 3者ライゲーション

    3者ライゲーションでかなり苦戦しています。何か良い方法等ありましたら、ぜひアドバイスください。 ライゲーションキットはRapid DNA Laigation kit(ロシュ)を使用し、ベクター側をSacI/NotIで処理しています(AP処理済)。インサート一つ目はSacI/BlnIで、二つ目はBlnI/NotIサイトでのライゲーションです。すべてアガロースから切り出し、生成したものです。反応時間はまず、インサートのmixtureで16℃15min、ベクターを添加して24℃10minです。ベクター:インサートモル比を1:3:3で行ってみましたがコロニーが得られませんでした。  ベクター、インサートの消化はEPにより確認済み。にもかかわらず、ベクターのセルフが多発。

  • ライゲーション→トランスフォーメーション

    ライゲーション→トランスフォーメーションが上手くいきません. トランスフォーメーション後のプレートにはコロニーは沢山生えてきます.ネガティブコントロールとしてベクターのみでライゲーション→トランスフォーメーションするとプレートには殆どコロニーは生えてきません. しかし,コロニーを拾ってMiniPrepし,適当な制限酵素で切断したりしてアガロース電気泳動すると予想だにしないバンドが出てきます.20個くらいに対し1個は予想されるところにバンドはくるのですがセルフです. ベクター(10 kbp)の方はBamH Iで制限酵素切断して,BAP処理をしています.インサート(2 kbp)はBgl II及びBamH Iで切断しています.Bgl IIとBamH Iの切断部位の相同性を利用したライゲーションです.濃度はベクターが0.03 pmolでインサートは0.3 pmolです. ライゲーション時間は1,3,17時間試しましたが,全てダメでした. 大腸菌はJM109です. ライゲーションが上手くいっていないのか,それとも大腸菌の中で異常が起きているのでしょうか?

  • 断片同士のライゲーション

    ベクターとインサートのライゲーションというのはごく普通に聞くのですが、断片同士のライゲーションというのは可能なのでしょうか。 実際に今試みているのですが、電気泳動で確認したところ2つの断片の合計長よりも長いところに断片が出てしまう状況が続いていて困っています。 原因がわかる方、断片同士のライゲーションの基本的プロトコルのようなものをお持ちの方がいらっしゃいましたらどうぞご回答の方をよろしくお願いします。