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日本は太平洋戦争終結までアメリカに暗号が全部筒抜けだった事を知らなかったのですか?

KITAIKKIの回答

  • KITAIKKI
  • ベストアンサー率55% (462/838)
回答No.10

No2です。 日本はいつから外国に対して優越感を抱くようになったかということですが、これはやはり明治維新後初めての外国との正規戦であった日清、日露戦争に勝利してからだと思います。 特に日露戦争では、幸運に恵まれたにもかかわらず、諸外国恐るるに足らずという、日本に都合のよい迷信のようなものが出来上がったともいえます。 日本はこんな精神状態のままで、アメリカとの戦争に踏み切ったのですね。ですから自己に都合の悪いことはすべて目をつぶったため、戦況の正常な把握が出来ないまま敗戦を迎えたのだともいえます。 >1919年頃から暗号が解読されていたなんて、暗号の様式はその後も同じだったのでしょうか? この件に関しては、日本もそれなりに努力はしていました。 暗号の送受信には暗号機と呼ばれる装置が必要でしたが、日本の初めての暗号機は1924年(昭和14年)に海軍で作成されています。これは陸軍、海軍、外務の3省で使用されましたが、後に3省それぞれが固有の暗号機を持つに至りました。 しかしアメリカはこの暗号機のコピー機を作成して、日本の暗号の解読に使用していますので、もうこれは勝負にならなかったでしょうね。 さて、海軍は戦争には特に暗号に対しての対策を考えることなく戦争に突入しました。 海軍は暗号機より暗号書を好むがあり傾向があり、これが有名な暗号書Dです。 海軍はこの暗号書Dを使ってほとんどの作戦指令や情報の伝達報告を行っていました。 D暗号には乱数表が必要になるのですが、海軍はこの乱数表を半年ほどのスパンで更新していたそうです。 ただこれは暗号の分野から言えば長すぎるということで、本来なら2ヶ月ほどで更新するのが常道だったそうです。 もう一つの問題がありました。 それは乱数表の更新が非常にパターン化されていたということです。この悪癖は終戦まで変わらず、アメリカ側にしてみれば、浅瀬に沈んだ潜水艦などから回収した暗号書や通信資料などと合わせて、乱数表が更新されても暗号の解読はやはり楽に行えたそうです。 またまた余談ですが、日本側の将校にもアメリカが暗号を解読しているのではないかという危惧を持つものがいました。 当時の東方面艦隊草鹿任一長官や、連合艦隊参謀黒島亀人大佐は何度か海軍軍令部に意見具申、いわゆるクレームをつけたのですが、「絶対に解読される暗号ではない」と門前払いを食わされたそうです。 ちなみに、日本軍の暗号専門家が暗号の解読をされていたことを知ったのは、終戦後1ヵ月ほど経ってからですが、それでもほとんどの技術者が解読されていたことを信じようとはしなかったそうです(^_^;)

nikomochan
質問者

お礼

ありがとうございました。 日清、日露で悪い自信がついてしまったのですね。 意見具申する者がいても聞く耳を持たなかった場面、 他にもたくさんありますね。 数々の疑問にお答え頂いてありがとうございました。 皆さんほんとうに詳しくご存知なんですね。

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