- ベストアンサー
昔によくある駆け落ちというものですが
こんにちは、お暇な方だけ質問に答えてもらって結構です。 自分はよく歴史小説を読むのですが、特に江戸時代の小説を読んでいると、身分違いの若者が家を捨てて駆け落ちをする、という話がよく見られます。 大きな家の娘や息子が、奉公人と駆け落ちしてしまうというのが多いのですが、中には奉公人同士が駆け落ちしていなくなってしまうこともあるようです。これは何も江戸時代に限らず、西洋の大きな屋敷で働いているメイドと従僕が駆け落ちしてしまうケースもあるようです。 身分が同じような2人が何故駆け落ちする必要があるのか、誰かヒマで知っている方は教えてください。
- sdmido
- お礼率96% (31/32)
- 歴史
- 回答数7
- ありがとう数9
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 日本の例は皆さん書かれていますので、私は西洋について書かせていただきます。 これは勿論国に寄って違ったとは思いますが、高貴なお家に住み込みで働いておられる方は、結婚する場合その領主の許可が必要だったといわれているからです(俗説との説もありますが)。 これは、モーツァルトの有名なオペラ「フィガロの結婚」でも描かれています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AC%E3%83%AD%E3%81%AE%E7%B5%90%E5%A9%9A http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%9D%E5%A4%9C%E6%A8%A9
その他の回答 (6)
- demio
- ベストアンサー率13% (200/1473)
今のように二人だけの個人の意思で結婚ができるようになったのは 戦後の昭和20年以降でしょう 大正生まれの親からきいた話では戦前では結婚相手は親が決めることだったようで、恋愛結婚はふしだらな者のすることだったようです 普通の会社でも職場での恋愛は両人ともクビになるそうです 江戸時代であれば、もっと身分制度などでもっと厳格だったと思います 駆け落ちしても真っ当な社会生活は送れなかったでしょうから結局 心中してしまう結果になったりしても、お墓にもいれてもらえないそうですから
お礼
昔は結婚→恋愛というのを聞いたことがあります。 恋愛→結婚というのはダメだった時代なんですね。ものわかりがよければ大丈夫かもしれませんが……。
- ss79
- ベストアンサー率33% (258/765)
結婚というのは洋の東西を問わず本来、家同士の契約でした。 個人というのは無視されていた時代です。 従って女性といえど、結婚後もかなり自由だったのです。 しかし封建制度が定着した江戸時代になると、女性の権利は次第に制限され家系を存続する為という面が表面に出てきました。 この為主筋の意向が強く働くようになり、主筋の同意ないし承認が必要とされるようになってきたのです。 特に武士階級や富裕な商人層では家督という相続制度でしたから血脈、相続人を重視したのでそれを維持するため結婚は家長の承認が不可欠の条件でした。 また身分制度があり、その相互間の結婚は非常に困難でした。 農民の場合は労働人口は収入の根元でしたから比較的に自由で特に耕筰地を持つ自作農は分家で耕作権を分与しました。 小作人は労働供与だけですから新田の開発などの機会がなければ余裕がなく結婚は困難でした。 唯一の機会は各地に残る暗闇祭りで照明が消えた中での行為だったといわれます。 従って主筋の承認のない男女はたとえ身分の違いがなくても結婚は出来なかったので「駆け落ち」で身を隠すしかなかったのです。 ロミオとジュリエットの悲劇も親の両家が抗争する中なので承認の見込みが全くない所から生まれた悲劇です。
お礼
長々と説明していただいてありがとうございます。 結婚するのも一苦労なんですね。
江戸時代の戸籍に当たるものが人別帳になります。 親元では当然親の人別帳に入りますが、奉公に行くときは奉公先の主人の預かりとなり、親の人別帳から欠員させます。 つまり奉公人の身柄は奉公先の主人が預かるので、主人の許可が無ければ結婚は出来ません。 一般に商家では、自家の奉公人同士の結婚を嫌う傾向があり、物分りの悪い主人に仕えれば、駆け落ちということもあります。
お礼
結婚より仕事しろってことなのかな……。 うーん、難しいな。 すいません変な質問答えていただいて。
補足
なるほど、でもどうして自家で奉公人同士が結婚するのを嫌うんでしょうね?
暇をもてあましている、”暇人です” 江戸時代に限らず、現代でも駆け落ちは多いと思いますよ。 理由は、認められない仲だから、 ・年期奉公が残っている、 ・お店に借金がある、 ・親が決めた許婚(いいなずけ)がいる。 他にもいろいろあると思いますが、 とにもかくにも、夫婦になるには、 誰も知らないところに逃げる以外、方法は無いのです。
お礼
ありがとうございます、ヒマをつぶしていただいて。
- buchi-dog
- ベストアンサー率42% (757/1772)
「年季奉公からの逃亡」という要素ではないですか? 戦前の日本では「前借金を受け取っての年季奉公」は法的に認められていました。娼婦、芸者、酌婦、女工、女中、作女(農家の下女)など。前借金は親や「仮親」の懐に入り、年季奉公する本人は何も貰えずに売春や過酷な労働を課されるのが普通でした。仮親というのは、「女性を誘拐したヤクザ」や「孤児になった親戚の娘を引き取った叔父さん」といった人たちです。 そのような状況下で、例えば年季奉公中の女工が真面目な男性と意気投合した場合、年季奉公から逃亡して、新しい生活を始めようと考えるのは自然なことです。また、男性が助ければ逃亡が成功する可能性はグンと上がります。 上記のような「駆け落ち」は、日本が貧しい時代には十分にありえたことだと思います。
お礼
ちょい昔までこういうことがあったんですか。 どうもありがとうございます。
- donna13
- ベストアンサー率19% (335/1753)
西洋の場合は分かりませんが 昔の「奉公人」の中には、貧乏のあまり「奉公人」として売られた子供達がいました つまり人身売買の質として子供を差し出している訳です そうなりますと、この奉公人=質草ということになり、「物」扱いでした ですので旦那さまのお許しがないと、いくら身分が同じといっても、簡単に結婚することは出来なかったのです 結婚→出産となったら、その間は女性は働けないわけですから、その間の彼女の上がりは発生しません 商品が上がりを出せない以上、簡単に奉公人同士の結婚を許すことは出来なかった...というところでしょうか
お礼
そういう世の中だったんですか……いまひとつぴんときませんが、現代では考えられないことなのかもしれないからですね。 ありがとうございます。
関連するQ&A
- 昔の休日はどうなっていたのか?
現在は土日休みが普通ですが昔の休日は何日有ったのでしょうか、 江戸時代の奉公人は盆暮れには其れなりの給金を貰って帰郷出来た場合も有るようですが、大体が休日の考えが有ったのかとも思います、 聖書では神が7日目を休日に定めたので欧州では一週間は定着してたでしょうが日本の歴史ドラマを観ても冠婚葬祭は有っても休日が全く出て来ません、各時代に詳しい方がおられましたら是非お願いします。
- ベストアンサー
- 歴史
- 西洋舞台の小説について。
西洋舞台の小説について。 この手の質問は数多くあるかとは思いますが、自分の言葉で質問したかったのでよろしくお願いします。 たとえば塩野七生さん著の「ローマは1日にしてならず」のように、歴史を追っていくものではなくて、史実から多少それたり過剰脚色があっても、ある個人や団体などを主役にした西洋舞台の小説を探しています。時代は特に問いませんが、現代よりは少し前の時代だとありがたいです。(西洋史はあまり詳しくありませんが、古代や中世が特に好きです) 書いているのは日本人でも外国人でも構いません。 ちなみに日本や東洋ものの時代・歴史小説は読んでも、西洋ものは未読なので、「定番かも」と思えるものでも大丈夫です。 お暇なときにでも回答お願いします。
- ベストアンサー
- 書籍・文庫
- 奉公人,水呑百姓,地借などの身分について
江戸時代の身分について調べています。いろいろと調べていくうちに疑問点が出てきましたので、いくつか質問させてください。 1 水呑百姓や本百姓に隷属した名子、被官などは「百姓身分」になるのでしょうか? 2 正式には地主、家持が「町人身分」らしいですけど、地借、店子や奉公人などの身分はどうなるのでしょうか? 3 武家奉公人の中間、小者などの身分は「武士身分」でしょうか?
- 締切済み
- 歴史
- かけおち
かけおちしたことある方に答えてもらえるとうれしいです。私は今母親と妹の3人で暮らしてるのですが、その母がうっとおしくてたまりません。今大学の4回生なので、もう少し我慢すれば、開放されるのですが、もう待ちたくないです。今すぐにでも家を出ていきたいです。私にはお金もありません。そこで、彼氏の登場です。彼氏はアメリカ人で、アメリカに住んでいます。この事をいったら、おいでよと言われました。しかし、彼はまだ学生の身分なんです。(この12月に卒業)だから、もうすぐ仕事に就くことはできますが・・・。しかも、まあ彼は貧乏ですね。もし、私がいったら、生活はなんとかやっていけるかなーとは思います。彼のことはすごく好きで、彼も私のことすごく理解してくれます。今ここで出ていったら、母には二度と会えないですかね?そして、大学もあと少しで終わるけど、それもあきらめないといけない。今は彼とは遠距離ですごくつらいから、本当に一緒にいたいという気持ちは強いです。どうしたらいいでしょうか?現実的に考えるとこのまま大学を卒業するってとこなんでしょうけど、本当にあの母むかつくんです。殺したいくらい憎いんです。そして、彼氏とも離れていたくありません。アメリカにも住みたいです!あ、その結婚したら、日本人の私でも仕事見つけれますかね?回答よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 恋愛相談
- 江戸時代の身分と養子縁組について
江戸時代の身分制度で士農工商やえた・ひにんなどあるのですが。江戸時代は婿養子をとるとき、婿の家とお嫁さんの家のお互いの家の身分が同じくらいでないとできないのでしょうか。 私の江戸時代くらいの先祖の身分を知りたいのです。 戸籍謄本上に、 前戸主:高橋源七 前戸主源七の長女:はる 前戸主源七の義理の息子:源造 と書いてあり、源造の以前の前は北川博左衛門だったんです。(改名した)江戸時代ー左衛門とつく名前は武士か御家人だと聞いたことがあるのですが、その源造が武士が御家人やったら、前戸主の源七も武士の家計だった可能性が高いのでしょうか。
- ベストアンサー
- 歴史
- おすすめの小説教えてください
最近歴史小説にすごくはまっていて、よく読んでいるのですが、 皆さんが「これは良い!」と思われた小説はありますか? 特に江戸時代・幕末が好きです。 江戸時代以外のものでもよいです、ぜひおすすめのもの教えてください! ちなみに最近読んだ歴史小説は「燃えよ剣」「新選組血風録」「和宮様御留」「天しょう院篤姫」「華岡青洲の妻」など・・・。 新選組・司馬遼太郎作品をよく読みます。
- ベストアンサー
- 書籍・文庫
お礼
うーん、やっぱりそうなんですか。 色々と面倒な世の中だったんですね。 参考になりました、ありがとうございます。