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アセタール化&ヘミアセタール基とは?
rei00の回答
- rei00
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rei00 です。 お礼拝見しましたが,その通りです。 ちなみに,マルト-ス,ラクト-ス,スクロ-スの IUPAC 名は「4-O-α-D-glucopyranosyl-D-glucose」,「4-O-β-D-galactopyranosyl-D-glucose」,「β-D-fructofuranosyl-α-D-glucopyranoside 又は α-D-glucopyranosyl-β-D-fructofuranoside」となり,平衡が存在する(α,βが決らない)糖についてはαもβも記載しません。 ※ お分かりかとも思いますが,念のため,上記の IUPAC 名をマルト-スを例にとって簡単に説明しておきます。 4-O-:4位の酸素に何か(この場合は D-glucose)が付いている事を示しています。 α-:この糖がα配置である事を示しています。 D-:糖の絶対配置がD配置である事を示しています。 glucopyranosyl-:付いているのがグルコ-スで,ピラン型である事を示しています。 D-glucose:上記のもの(α-D-glucopyranosyl)が,D-glucose に付いている事を示しています。前述のように,この糖は平衡状態で存在しますからαもβも付けません。 他も同じ様に考えて下さい。なお,スクロ-スの場合,糖のアセタ-ル部分同士で繋がっています。この様な場合,「~side」という表現でその事を示し,位置を示す「1-O-」等は付けません。 あ,それと,一般にグルコ-スはα型の方がβ型よりも安定です(アノマ-効果 anomeric effect とか立体電子効果 stereoelectric effect と言います。いずれ習うはずです。)。ですので,多くの図ではマルト-スやラクト-スをα-αやβ-αの形で示しています。
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