そもそも日本ってなんで社会主義色が強く悪平等社会なのですか？

質問

昔日本はゴルビーに世界一成功した社会主義国家と言われました。この間小泉総理も【日本は悪平等。成功者をねたんだり能力ある者の足を引っ張ったりする風潮を慎まないと社会は発展しない】と発言しました。某さいたま市議のＨＰにも【徒競走を手をつないでゴールさせる教育、野球で言えば足の遅いバッターの時に１塁ベースを前に移動させる様な歪な社会主義、頑張った者に対する懲罰とも言える所得税】と日本社会の問題について書かれています。才能も無く努力もしない人間が格差、格差と騒ぎ自分が貧しいのは国のせい社会のせいと頑張っている人間を引き摺り下ろそうしているように感じます。そもそも日本でなんでこんな社会なんですか？ 日本人ってなんで社会主義好きなんですか？

回答No.2

cse_ri2 · ベストアンサー

いろいろ言いたいことはあるのですが、なるべく簡潔に書きます。

１．戦前に民主主義が定着できなかった
　日本の民主主義は戦後から始まったと思っている人もいるかもしれませんが、戦前にも民主主義はありました。大正デモクラシーの時代です。

　ところが、いろいろあって民主主義が定着できず、その後の日本は右翼的国家社会主義者と左翼共産主義者のつばぜり合いとなります。
　結果はご存知のとおり、戦争に負けるまでは右翼国家社会主義者が、戦後は左翼共産主義者が幅を利かせてきたわけです。

　戦前には民主主義と資本主義が両方ともあったのですが、民主主義が定着できなかったため、経済体制も自由経済から国家統制経済体制になってしまったわけです。

２．成功者を妬む日本人の心理
　今でも実例は多くありますが、成功者に対して大衆が嫉妬心を抱きやすいんですね。
　アメリカ人は成功者をヒーローとして尊びますが、日本人は隙あらばひきずり下ろそうとします。
　戦後の日本にジャパニーズドリームを実現した人は多くいますが、経済的成功よりも道徳面での評価を重んじている傾向が強いようです。

　金持ちになった人をもう少し社会的に認めてあげるべきなんでしょうが（少なくとも貧困層よりはるかに多くの金を納税しています）、嫉妬という根源的な感情に基づいていますので、どうやったらこの問題を解決できるかについては、私もわかりません。