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BDFをメチルエステル化する理由

BDFについてお聞きしたいことがあります。 最近、良く耳にするBDFですが、原料は植物油や廃食油から精製される燃料であることは知っています。しかし、油のカルボン酸をメチルエステル化する理由が、いまいち分かりません。 どなたかBDFをメチルエステル化する理由もしくはメリットを教えてください。お願いします。

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  • say-onara
  • ベストアンサー率47% (27/57)
回答No.2

貴方がどの辺の知識レベルが解らないので、噛み砕いて説明いたします。 バイオディーゼルヒューエルがBDFの正式名称でディーゼルエンジンの燃料として用いられます。 植物油のままでも、一部使用できるディーゼルエンジンはありますが、乗用車などの車載エンジンのほとんどは、排ガスのクリーン化などのために限りなく、軽油の性状に特化させ、燃料の噴射タイミング等をいじってます。 植物油の場合、粘性が高い、発火点が高いなど、燃料としては、軽油に近くありません。 油の分子一個を考えても、炭素の数が17、8個並んだ脂肪酸3つにグリセリン一個が組してます。 以前、植物油の燃焼実験後に、エンジンを解体したら、燃料噴射ノズルにカーボンフラワーが付着していたそうです。 脂肪酸のままだと、融点が高く、常温でも燃料パイプ中で固まります。 従ってメチルエステル化することにより、粘性を下げ、融点を下げ、軽油の性状に近づけているのです。 ただ、メチルエステルはゴムへの悪さが懸念されますから、NBRゴム⇒フッ素ゴム化等、車側の対応が望まれます。 セタン価向上は、ラウリン酸等の、比較的低級脂肪酸メチルエステルの直鎖分子が多く混入した場合、実感できるかもしれません。

bigbird-bear
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 グリセリンに脂肪酸が付いているため、メタノールにより脂肪酸をメチルエステル化して分離するこは良くわかりました。 あと、お聞きしたいのですが、1つのグレセリンについている3つの脂肪酸は同じ脂肪酸が付いているのでしょうか?それとも、オレイン酸やリノール酸等の違った構造をもった脂肪酸がランダムでくっ付いているのでしょうか? よろしくお願いします。

その他の回答 (2)

  • say-onara
  • ベストアンサー率47% (27/57)
回答No.3

こんにちは、No.#2です。 グリセリンと脂肪酸の結合に関しては、すみません知識・文献持って無いです。 一般の、植物油を眺めると、冷却時に2液にきちんと分離した様子が私には確認できてません。 (経験少ないせいもある?) そこから推定するに、ランダムに結合されている可能性が高いと思われます。 洗剤メーカーさんの方がこの件に関して詳しいと思います。 あと、食用油のメーカーさん(特保の商品作っているところ等?)が詳しいと思います。 教えてくれるかどうかは解りませんが…。

bigbird-bear
質問者

お礼

返信が遅れてすみません。 回答ありがとうございました。 私もグリセリンには各種の油がランダムに付いていると考えています。 今度、それとなくメーカーに聞いてみたいと思います。

  • aburakuni
  • ベストアンサー率30% (470/1562)
回答No.1

メチルエステル化によって、低分子化による流動性の向上と引火点(着火点ではない)の上昇が得られます。 またカルボン酸の酸素との二重結合が剥がされて、アルキルラジカル構造による連鎖反応が起きる度合いが高くなり、軽油の性能指数であるセタン価が向上する事も得られます。

bigbird-bear
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 ちなみにアルキルラジカル構造って何でしょうか?

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