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ゲーテの「若きウェルテルの悩み」について・・・。
noname#184197の回答
私は、人妻や許嫁のいる人を好きになる度にこの書をよみます。(^o^)(^_^;) トーマス・マンの「ゲーテを語る」に 「作品の中でウェルテルは自殺したが、ゲーテは生きるためにこの本を書いた」 とあるのが、全てではないでしょうか。 ゲーテは、実際に、許嫁のいる「ロッテ」を愛し、苦悩を克服させるために これを書いた訳です。 「自己満足」という言い方もありますが、むしろ「自己肯定」ということばが 適切でしょう。 作中にウェルテル(ゲーテ)による「オシアン」のドイツ語訳がありましたが、 これにも感動しました。 「オデッセイア」が好きだったウェルテルが、陰鬱な「オシアン」に惹かれて 行くというのは、心情描写として見事だと思います。 なお、トーマスマンに「ワイマールのロッテ」という作品があります。 老ゲーテが、あの「ロッテ」と再会するという物語です。 ウェルテルとこの作品を読み比べてみると面白いでしょう。
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