ゲーテの言葉の出典は?
- 塩野七生の『人びとのかたち』(新潮文庫)に、ゲーテの言葉が引用されています。
- 小林秀雄の作品で紹介されていたゲーテの言葉には、歴史家が作り話だと言っているローマの英雄についての内容が含まれています。
- 具体的な該当の作品名や文章の引用はわかりませんが、もしかしたら小林秀雄の『人びとのかたち』に記述があるかもしれません。
- ベストアンサー
このゲーテの言葉の出典は?
塩野七生の『人びとのかたち』(新潮文庫)に、このような一節がありました。 <小林秀雄の作品を読んでいたら、ゲーテの言葉であるという、次の一句を紹介していた。 「ローマの英雄なぞは、今日の歴史家は、みんな作り話だといっている。おそらくそうだろう。ほんとうだろう。だが、たとえそれがほんとうだとしても、そんなつまらぬことを言っていったい何になるのか。それよりも、ああいう立派な作り話をそのまま信ずるほど、われわれも立派であってよいではないか」> この、ゲーテの言葉は、どの作品(文章)に含まれているのでしょうか? ご存知のかたがいらっしゃれば、教えてください。 欲を言えば、その小林秀雄の文章も、どれか教えてください。
- manshu
- お礼率87% (121/138)
- 文学・古典
- 回答数1
- ありがとう数1
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
私の手元にある文庫本『無常という事』(小林秀雄著、角川文庫、平成元年改版41版)では「文学と自分」という章の「歴史と文学」の中に同じ文章があります(49頁)。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041141036/249-1553544-7650731#product-details その中で小林秀雄は「ゲーテが、エッケルマンにこんなことを言っていた。・・・・略・・・」とあります。わたしの理解する限りでは、ゲーテの作品中の文章ではなく、エッカーマン(小林はエッケルマンと表記してますが)の『ゲーテとの対話』の中の言葉ではないでしょうか。私も本著は読んでいませんので、ご参考までに。 エッカーマンの『ゲーテとの対話』は岩波文庫から出ているようです。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/249-1553544-7650731
関連するQ&A
- ゲーテの格言の出典を探しています。
一つのことが万人にあてはまりはしない。 めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ。 という格言の出典を探しています。 新潮文庫のゲーテ格言集を読み、「格言と反省」によく似た言葉があるというところまではわかったのですが、「格言と反省」という本が図書館にもなく、止まってます…… 探し方のヒントやアイディアでも結構です。よろしくお願いします!
- 締切済み
- 哲学・倫理・宗教学
- 鈍い刀のほうがよく切れる?
吉本隆明『悪人正機』(新潮文庫)に、鋭い刀よりも鈍い刀のほうがよく切れると小林秀雄がいっていた、という話が載っていました。 これについて質問です。 鈍い刀は本当によく切れるのでしょうか? 私見では、鋭い刀は切れやすい分傷口がきれいなので治りやすいが、鈍い刀は傷口がめちゃくちゃになりやすいので、切れにくいが殺傷力があるように思います。 ですから、鈍い刀のほうが「強い」ならわかりますが、「切れやすい」というのは考えにくいです。
- 締切済み
- その他(趣味・娯楽・エンターテイメント)
- 塩野七生さんの小説がお好きな方、教えて下さい。
こんにちは。 「ローマ人の物語」を、文庫で出ている分まで読みました。私は歴史が苦手なのですが、大変楽しく読めたので、是非他の作品も読みたいと思いました。 ところが、ハードカバーの「ローマ人の物語」は分厚く、通勤電車でしか読書が出来ない私にはとても辛いのです。 そこで、塩野さんの他の作品で、文庫で出ているものを、書店で目にとまったものから買い並べてみたのですが、折角「ローマ人・・・」を読んで歴史への苦手意識が克服できそうなのに、時代や場所があまり飛んでしまうと、ついていけなくて飽きてしまいそうで、不安です。 せめて、今、ユリウスカエサル以前のローマ史までは理解した振りをして読んでいますので、これ以降もある程度順番に読みたいと思います。 そこで、塩野七生さんの愛読者の方にお聞きしたいのですが、舞台となる国や地域は少々離れたり飛んだりしても構いませんので、塩野さんの文庫で出ている作品を、時系列に並べていただけませんでしょうか。 思いつく程度、お手元にある限りで結構です。買い漏らしている作品を埋めてから、順番に楽しみたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 また、塩野さんの著作で、「これは順番関係なしに先に読んでおいたら?」というようなお勧めの本があれば、教えて下さい。
- ベストアンサー
- 書籍・文庫
- 「倫理的でない美はない」(小林秀雄)はどの作品?
小林秀雄に「倫理的でない美はない」という言葉があったのを記憶しているのですが、どの作品だったか思い出せません。どなたか、教えてください。
- ベストアンサー
- 文学・古典
- ゲーテ「イタリア紀行」について・・・卒業かかってます!!助けてください!(T△T)
(長文です) 初めまして、授業で出された課題でかなり困ってます!!!(><) ドイツ文学の授業で、ゲーテの『イタリア紀行』(岩波文庫)について、 「読んだ感想、そして彼のイタリア体験について自分が興味を持った部分を掘り下げること」 という内容で4000字以上(!)のレポートを書かなければいけないのですが・・・。正直、レポート1枚書くのにもかなり苦労する私は、もう絶望状態です(T△T) まず『イタリア紀行』の本文自体が長すぎてどこから手をつけてよいのか分かりません!(>△<)もう全文読むのは無理ということでどこかポイントを絞って調べていきたいのですが・・取りあえずベネチアはいつか行ってみたいと思っている場所だからベネチアのところを見てみようかとも思ってるんですが・・・それでも多い~ 小説とかなら結構読めるのに、こういう小難しくて字がビシーっとならんでいる文章はどうしても数ページでダウンしてしまいます。情けないですが・・(TT) しかしこの授業を取らないと留年してしまいます・・!しかも7月の第一週に提出しないといけないのでかなり焦ってます!! ・どういう感じで書き進めていけばよいか ・掘り下げていくと面白そうな部分 ・この作品について ・ゲーテの考え方 、、などその他どんな事でもいいので、詳しい方いらっしゃいましたら、書き上げる為のアドバイスを頂けないでしょうか!?先生に聞いてもよく分からなくて・・。よろしくお願いします!!(><)
- ベストアンサー
- 文学・古典
- このゲーテの言葉の出典は?
「知識だけでは十分ではない。それを使わなければならない。意思だけでは十分ではない。行動に移さなければならない。」 このゲーテの言葉の出典がおわかりになる方いましたら、教えて下さい!
- 締切済み
- 文学・古典
- 太宰の作品の中で・・・・
30年程前に、太宰治の作品を新潮文庫で読み漁っていた者です。 中で、「自殺とは、ひとつの処世術である」といった意味の文章があったように記憶しているのですが、できましたら、その作品名と、どこいら辺にでてくるか、教えていただきたいのですが。
- ベストアンサー
- 文学・古典
- 星新一さんの作品で・・・
星新一さんのショートショートで、探している作品があるのですが、 題名等を忘れてしまい困っています。 内容は、近未来の世界(彼の作品ってほとんどそうですが)で、 ふれてはならないタブー、言ってはいけない言葉というのがあり、 本などのすべての記録からもその言葉は抹消されていて・・・ というものです。禁句は「戦争」だったと思います。 作品のタイトル、収録されている本(できれば新潮文庫)を ご存知でしたら、教えてください。
- 締切済み
- 書籍・文庫
- カラマゾフの兄弟の内容
カラマゾフの兄弟ですが、小林秀雄、村上春樹など著名人からの賞賛の嵐というわけで、私もようやく読んでみようかと思い始めました。新潮文庫の3分冊を買い込みました。解説サイトや実写版もあるようです。 解説サイトを見ると父親と兄弟、彼らをめぐる女性などの運命が小説として書かれているのだろうと思います。実写版が出るみたいでそのさわりがネットに出ているようですが、それを見てしまったので時代背景とか空気感が映像として頭に入ってしまったという点で原作だけを読むというのと違ってしまいました。そこであらためて質問したいことがあります。ネタバレでも結構ですが。 ○だいたい何年間ぐらいの話しでしょうか。思い出話は過去なのでカウントしないとすると、兄弟の青年期から死去するまでとしたら50年ぐらいということでしょうか。 ○時代としてはドストエフスキーと同時代(すなわち作者としては現代という設定)ということでしょうか。 ○なぜ、このように賞賛されるのでしょうか。小林秀雄は”完璧な小説”と言っています。 ○罪と罰は、問題提起とか命題とかが鮮明に出やすいと思います(これも未読)。カラマゾフの兄弟では著者は何を問おうとしているでしょうか。小説はだいたい著者としての未解決問題、何かに回収されない問題を世に問うという面があると思いますが。人それぞれ受け取り方があるということかと思いますが、そのそれぞれをお伺いしたいと思います。 ○当時(19世紀中期ぐらい?)に21世紀のこの現代を予測したような小説となっているという書評がありました。私は(さわりでも)映像を見たのでおそらく文章を読みながらその映像に私の印象を射影しながら読むことになりそうです。もし映像を見ないで原作だけを読んだ場合、その内容を現代の様々な事象と照らし合わせながら読むことができるのでしょうか。例えば”アレはたぶん今のコレに対応するんだ”みたいな読み方ですが。 とにかくこれから読みますが、その前にこれらのことについて情報インプットして読んでみたらどうなるか試みたいと思います。 よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 書籍・文庫
お礼
ありがとうございます。助かりました。 早速、『ゲーテとの対話』を読んでみたいと思います。