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スランプ試験について

現在設計者として建設現場にはりついて監理業務を行っております。建築物の耐震強度について騒がれている昨今ですが、私がこの仕事についてから疑問に思っている事なのですが(ちょっと専門的な話かも知れません)、建設現場やプラントで行うコンクリートのスランプ試験についてです。 第三者機関とのうたい文句で検査してはいるのにもかかわらず、スランプの試験で不正が行われているのを感じます。それは、コーンを抜く際、回したり、途中で止めたりして、数値をぴったりに合わせて来るのです。施主に聞かれてどうやるのか聞かれたんだけどどう説明すればいい?とかゼネコンの担当者に聞く振りをして正しい方法を把握させ、しっかり管理するよう促したりしてるのですが。変化はありません。建設現場を監理しているみなさん。どのように指揮をとってますか?また、スランプ試験に頼らないコンクリート強度を打設前に確認する方法がありますでしょうか? ご回答の程、よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#65504
noname#65504
回答No.5

先の回答者もおっしゃっているようにスランプ試験の結果は熟練者なら調整できるのが事実のようです。自分自身でも何回か試験を行ったことからもそう思います。 >スランプ試験に頼らないコンクリート強度を打設前に確認する方法がありますでしょうか? いまは現場を離れているので、最新情報などに疎いのですが、先の回答などを拝見しても、スランプ試験やその他の問題についても話題が中心で、質問の直接の回答を書かれている方もおられないように思います。以上のような状況から、おそらく質問に対する答えは、「そのような方法ない」ということではないかと思います。 最もスランプ試験というのも強度推定のための試験という意味合いもありますが、流動性・施工性のチェックという意味合いもありますし、同じ強度でも混和剤により調整できるものであり、正しく強度を確認する方法としては不十分な方法だと思います。 数年前にコンクリートの加水問題が話題になりました。その際日経BP社のアンケート調査によると、生コンプラントで加水を要求されたことがあると回答した会社は東京・大阪では100%、その他の地方でも95%だったということです。 このような状況にふまえて国交省はスランプ試験に頼る試験方法を改めて、スランプだけでなく、単位水量の測定を併用することを提案しています。 具体的にいうと国交省は2004年3月に「レディミクストコンクリート単位水量測定要綱案」を通知し、追加して同年10月に試験方法について記載したということです。試験方法は「エアメータ法」または「同等の制度を確保できる方法」となっており、確定的な方法1つには絞りきれていません。 これは主に加水問題対策としてとられた方策ですが、コンクリートの品質には単位水量も影響しますので、強度管理に対しても有効な方法だと思います。 但し問題点があり、それは、まだ規格化された試験方法がなく、土木研究所の「エアメーター法」を推奨するものの他の方法でも良いということです。実情は建設会社の提案する方法をとることが多くなっているようです。 他の方法としては、国交省北陸地方整備局は「W/Cミータ法(減圧式加熱乾燥法)」を推奨していますし、竹中工務店や全国コンクリート工業組合連合などは「電子レンジ法」を、JRは「正殿容器法」を採用しているということで、全部で10種類ぐらいがあり、コンクリート工学協会などで精度の検討を行っている最中のようです。 費用は1回当たりエアメータ法で千円ちょっと(装置費用は23万円)、W/Cミータ法で1万7千円程度ということです。測定にかかる時間はエアメータ法で5分、W/Cミータ法で20~25分ということです。 これは主に公共工事・土木工事のようなものに対して行われているもののようですので、民間建築工事では行われていないのではないでしょうか(最新情報に疎いので)? もし行っていないようでしたら、このような方法を併用するように設計時点で特記仕様として指定すればよいのではないでしょうか? なお、私自身は業界誌の記事を見ただけなので、この方法などについて詳しいわけではないので、興味があれば、詳細はご自分で調べてみてください。 以上参考になれば。

AFG3171
質問者

お礼

大変参考になりました。単位水量を測定する機械が実用化されつつあるらしいとの情報も別途得ました。調べてみます。

その他の回答 (4)

  • yukai4779
  • ベストアンサー率32% (193/592)
回答No.4

 監理業務をしているのであるなら、コンクリート打設時のスランプ試験に立会してみてはいかがですか?写真だけでは実際に何をしているのか解りませんので。  ただ、文面を見る限りではお世辞にも良い業者ではないようなので、心配事はコンクリート工事に限らないのではありませんか? >スランプ試験に頼らないコンクリート強度を打設前に確認する方法がありますでしょうか?  そもそも、工場出荷時点での虚偽記載の伝票発行も可能ですので、事前に指定強度を確認する術はないでしょう。  事後になりますが、可能であるなら構造上支障のない場所のコア抜きをして圧縮破壊をしてみるのもいいでしょうね。(現場養生でもいいですが。)  余談ですが、毅然とした態度で望まれてはいかがでしょうか。

AFG3171
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 現場を管理しているゼネコンの担当者がスランプ試験に立ち会わず、結果の記録写真を撮る時だけ現れるので、立ち会う様に伝えました。私もタイミングが合えば立ち会う様に心がけてます。 問題は特定の業者というよりも、コンクリートを管理する業界の体質の様に思われます。10年以上携わってますが、スランプ試験の殆どの場合が教科書通りでは無いように思われます。 圧縮検査ですが、スランプ試験時にサンプリングしてますので勿論行います。

  • houng
  • ベストアンサー率25% (103/397)
回答No.3

不自然な試験をされたら再検査を言い渡せばいいのです。 要するに受入検査は不合格。JISあるいはJASS5にのっとった正規の方法で試験は行なうべきです。 今回のご質問のように疑わしい試験をされた場合は再検査で、それでも改善されなければ受入拒否が正しいし、監理担当者が現実にできうることだと思います。へりくだって舐められるような態度をとる必要はありません。 >スランプ試験に頼らないコンクリート強度を打設前に確認する方法 そんなこと考えるよりも、適切な試験方法を理解する事と業者のごまかしを見破る目を持つ方が重要です。 まあ、コンクリートのスランプなんてものは、分かっている人がやれば正直どうにでもなりますが、小さなルールも守れない業者が良い建物を作るなんてことは奇跡に近いとも思えます。 ↓No.1の方の書かれているような加水がどこでも一般的に行なわれているというのは絶対に間違いです。たまたま不幸にもNo.1の方の周りにはお粗末な方が多いんだなと思います。恐らく言葉のアヤでほんの一側面を誇大に言い過ぎているんでしょう。

AFG3171
質問者

お礼

そうですね。正しい試験方法、ごまかし方等は解ってますので、ゼネコンに何のための検査かを認識させ、試験の結果確認だけではなく、試験に立ち会う様に指示しました。 はい。加水はないです。プラントで行われていたら解りませんが・・・

  • ipa222
  • ベストアンサー率20% (903/4455)
回答No.2

スランプ試験を行うのは、それ専門の職人です。 ぴったり目標のスランプ値にできますよ。 スランプには許容範囲がありますので、緩いコンクリートをぎりぎりに合格にできます。 ご自身でスランプ試験をやってみてはいかがでしょうか? 自分がやってアウトだったら、ミキサー車を返させると言えば、まじめに調合した物を持ってくると思います。

AFG3171
質問者

お礼

そうですね。今度やってみます。

  • TVT92MB
  • ベストアンサー率45% (172/379)
回答No.1

スランプテストなんて、如何様にでもごまかせます。 スランプテスト用のサンプルをまずミキサー車から取ってから、ミキサー車で、加水してスランプを調節するからです。 ミキサー車のドラムの回転を見ていればわかります。 搬送時の回転方向を正回転とするならば、通常ポンプ車へ出すときは、逆転し送出をとめるときは正転させるのですが、加水してそれをかき混ぜて均一なスランプにするときは、正回転で、しかもエンジンを吹かせて高速で正回転させてかき混ぜます。 通常のコンクリート打設時には、不要な操作です。 (ミキサー車の生コンが残り少なくなったときに高速で逆転することはありますが…。) ミキサー車での加水はホッパー部分にあるバルブを開閉するだけで、ホッパー開口部付近のノズルからドラム内部に放水されるようになっています。 また、ポンプ車のホッパーに入った状態でも加水は可能です。 あまりスランプが少ないと圧送出来ない為、ポンプ車のオペレータが、調節したり、ミキサー車の運転手に指示したりしますので、この部分で管理を厳しくしないと、サンプルと現物が全く違うスランプだってことになりますね。 実際には、特にコンクリート打ちっ放しの躯体部分では、設計どおりのスランプでは、ジャンカや打ち接ぎなどの問題がかなりの確率で出る可能性が高いため、殆どの場合設計されているスランプを加水調節しているのが現状です。

AFG3171
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。そうなんですよ。いくらでもごまかせるんです。加水についてはおっしゃる通り、見ていれば解るので確認出来ますし、ばかやろー!ふざけるな!と言えるのですが・・・

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