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セルビア人にはなぜ「~ビッチ」という人が多いんでしょうか?

starfloraの回答

  • starflora
  • ベストアンサー率61% (647/1050)
回答No.4

    わたしが述べたことは、「ビッチ」には、「息子」の意味はないだろうということで、何故そうなのかを、ロシア語の父性称のでき方と、その起源についての考察から、説明したのです。しかし、「ミハイロヴィッチ」というような父性称は、「ミハイルの息子」というような意味になってくるのだということは述べています。そう考えると分かり易いというのは、結局、そういう意味あいを持って来るからです。しかし、このことと、「ヴィッチ」は「息子」の意味だは、別だと述べたのです。     (なお、フランスのプロヴァンス地方では、いまもそうかは確実でありませんが、昔は、人を正式に呼ぶ場合は、母親の名前を付けたというのがあります。例えば、Claude de Marie というように呼んだようです。これは「マリーのクロード」が文字通りで、「de」は「-の」「-由来の」の意味はあっても、「息子」の意味はありません。しかし、クロードは男性の名ですから、Claude de Marie は、「マリーの息子クロード」のような意味が出てきます)。     また、ロシア語とセルビア語は別の言語であるので、ロシア語で言えることがそのままセルビア語に該当するとは必ずしも言えないとは最初に述べていることです。しかし、語系統で云えば、両者はスラヴ語派に属し、実際、似た構造と語彙があるのです。また、セルビア人の代表的な「ヴィッチ」の名前と「イッチ」の名前を見ると、あまりにうまく、ロシア語の父性称のパターンに合っているので、偶然とは思えないということもあるのです(そのために、ロシア語父性称のパターンを丁寧に説明し、それと、セルビア人の名の語尾パターンを比較しているのです)。     別の例えを云いますと、English というのは、名詞だと、「英語」と「イギリス人」です。では、「-ish」には、「言語」とか「人・民族」などの意味があるかと云えば、ないのです。これは、Engl から形容詞を造る語尾で、「イギリスの」という形容詞で、これを名詞にすると、もっとも考えられるのは、「イギリスに固有な何か」つまり、その「言語」と、その「民族」であるので、English に英語やイギリス人の意味があるので、-ish には、形容詞語尾の意味しかないのです。     「-ov」という物主形容詞の接尾辞を説明した時、「出身の」という意味を示しました。ここまで詳しい意味は、元々ないと思うのですが、Rostov(ロストフ)という名であれば、形容詞としては、「ロストの」という意味で、アンドレイ・ロストフなら、ロストフを Rost + ov と考えると、「ロストのアンドレイ」ということになります。これは日本人の昔の呼び名で、出身地名を名の一部にしたのとよく似ています。相模出身の三郎なら、「相模の三郎」続けて「相模三郎」となるようなものです。     -ovich などは、「……の」とか「……由来の」という意味が基本で、ミハイロヴィッチになって男性名詞の形になると、「ミハイル由来の男性名詞」ということで、これに合うのは、「ミハイルの息子」が丁度相応しいので、オヴィッチに「息子」のような意味があるようになってくるということです。(しかし、上のプロヴァンス方言の Claude de Marie ように、単に、「de」のような意味しかない可能性が高いのです)。     元々、地名とか、人名の形容詞形で、属格や生格のような、「由来」「出身」「起源」的な意味の形容詞だと、その名詞形は、「由来のもの」「出身のもの」になり、English で説明したように、「アングル由来・アングル出自」というと、代表的には、言語か、人・民族のことになるので、アングル語、アングル族となるのです。従って、属格(生格)的意味の形容詞生成語尾には、名詞化した時、男性名詞や集合名詞になる場合、この語尾に、son of とか、clan of という意味が出て来るのは或る意味自然なのです。しかし、この接尾辞に、元々、son や clan の意味があったかというと、英語の Johnson のように、息子の意味があったような場合もありますが、なかった場合もあるのです。なくても、属格(生格)だと、代表的に、そんな意味だというように、考えてしまうことがあるのです。     こう云ったことは、かなり丁寧に説明したつもりですし、ロシア語とセルビア語では違うということ、しかし、最初に述べたように、同じスラヴ語派で、共通の文法構造と語彙を持ち、かつ、-ich, -ovich, -jevich という対応は偶然にしては出来過ぎているので、何かの関係があると想定せざるを得ないと記しているのです。必要な根拠データは提示し、何が言えないかの限界を明示しています。「オビッチ」は、おそらく息子の意味ではないだろうと記し、しかし、「含意」として、そういう意味になるというのも、そう述べています。     (セルビア語とロシア語の類似性をいうのは、ごく僅かなデータしかありませんが、語彙などでも比較した上での話です。例えば、代表的な前置詞を比較すると、対応語が多いのです。そこまでは書きませんでしたが、少なくとも、わたしが述べたことが分からないのは、日本語がきわめて不自由なのではないかとも疑われます)。  

tgoda
質問者

お礼

いや~、すごい力作ですね。ビビリました。 結局のところ、どうなんでしょうか(笑)?

tgoda
質問者

補足

すみません。お礼を書いていませんでした。 有難うございます。

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