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「軌道対称性保存則」って何ですか?
loveoboの回答
#2で引用させていただいたページの「ペリ環状反応」の節の最後に 説明されているように、ペリ環状反応はある種の反応の総称です。 環状に並んだ原子上の軌道(オービタル)の相互作用によって、 σ結合が新たに生成(切断)されたり、π結合が移動したりする反応 というところでしょうか。 そのような反応を普遍的に説明する理論が、 Woodward-Hoffmann則であり、フロンティア軌道論です。 例えば#2引用の図6~7のブタジエンを見ると、φ1からφ2までに 2個ずつ計4個の電子が入っています。このときのφ2が highest occupied molecular orbital (HOMO)、電子の入っていないφ3が lowest unoccupied molecular orbital (LUMO) ですが、HOMOや LUMOがフロンティア軌道です。ブタジエンの熱的な環化で、同旋過程は HOMO であるφ2が図の白同士/黒同士で近付く(結合性)ので許容、 逆旋過程はφ2が図の白と黒が近付く(反結合性)ので禁制となり、図5 の立体化学が説明(予測)できます。電子の励起する光反応では、φ3が フロンティア軌道となって同旋過程が禁制、逆旋過程が許容になります。 「それで、Woodward-Hoffmann則とフロンティア軌道論はどう違うの?」 と突っ込まれると、私の怪しげな理解では手に負えません。 不正確な説明になっているかもしれませんが、ご容赦を m(_ _)m
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ペリ環状反応とWoodward-Hoffmann則、フロンティア軌道論の違いについて 教えてくださいまして、どうも有り難うございました。 参考のHPも教えていただきましたし、何処ら辺りの本を調べたらよいかも分かり ました。本当に有難うございました。