- ベストアンサー
金属の性質について
以前本で読んだのですが、めっきなどの金属は結晶粒がより細かい方がよいと書いてありました。具体的にはどのような点でよいのでしょうか。 よろしくお願いします。
- edogawadanninn
- お礼率44% (4/9)
- 化学
- 回答数2
- ありがとう数2
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
メッキは、地金に異種金属を結着させたものですので、 それぞれの層で熱膨張率、弾性等の物性が異なります。 そのため、加熱・冷却や曲げなどによって歪みを生じます。 結晶内部は結合力が強く、結晶間の結合は弱いため、 歪みは結晶間に比較的集中しやすくなります。 このとき、結晶が小さければ、「結晶間」に当たる部分が多い分、歪みは分散しますが、 結晶が大きい場合は「結晶間」が少なくなるため、歪みが集中することになります。 ・・・このため、結晶が大きいと、ヒビやはがれを生じやすくなる、 ということだったと思います。
その他の回答 (1)
- Dxak
- ベストアンサー率34% (510/1465)
えっと、とりあえず専門家ではなく参考意見としてお聞きください。 めっきには、2つの目的に分類されます。 ・装飾めっき ・耐食めっき の2つです。 一般に結晶粒が細かいほうが良いのは、どちらともでしょうけど、耐食めっきの場合特に要します。 耐食めっきの話をする前に、一旦話を外すと金属は一般に自然界に存在する形ではありません。 例えば、鉄は鉄鉱石と言う原料として自然界に存在し、この状態が一番金属にとって安定します。 しかし、鉄鉱石の状態では使えませんで、精錬し鉄として使用しますが、絶えず鉄鉱石に戻ろうとする訳です。 鉄鉱石の状態とは、鉄+酸素+熱→錆(鉄鉱石)と言う(実際は、不純物が他にもあります)のが判りやすいと思います。 そこで話が戻ってきて、耐食めっきの必要性の話になります。 鉄が鉄鉱石の状態に戻らないようにするには、めっきと言う処理を行います。ここで、めっきの層を作り主体である鉄へ酸素を通さないようにする訳です。実際酸素を通さないめっき層を作ると言うのは難しく、より結晶を小さくして隙間を無くす努力をしてます。 これが、耐食めっきにおける金属結晶が細かいほうが良いと言う理由です。 以上、駄文でした・・・。
お礼
ご返答ありがとうございます。 なるほど、めっきが内部層を保護する役割を担っているのなら、隙間が小さい細かい結晶のほうがいいということですね。
関連するQ&A
- 金属の再結晶は何故起こる?
金属の再結晶は何故起こる? 焼入れを行っているもので、知識を深めるため結晶粒径について今勉強している最中です。 勉強しているときに疑問が出てきました。 金属(鉄)を1000℃とかの高温に保持したときに結晶粒径はエネルギーを安定化させるために 体積あたりの粒界面積を小さくするために粒径がおおきくなります。 しかし、鉄であれば500℃付近の温度では再結晶が起こり結晶の微細化が起こります。 (正確には粒界面から微細な粒界が発生し始めて、微細になっていく。) 温度の高い状態で元の粒径よりも小さくなろうとするのは何故なのでしょうか? 知見のある方は回答のほうどうぞよろしくお願いします。
- 締切済み
- 化学
- 電解ニッケルめっきの結晶粒の大きさについて
電解ニッケルめっきは結晶性であり、無光沢、低電流密度等の条件でニッケルめっきをすると結晶粒のより大きなめっき層が形成されることがWebで調べて分かりました。教えて頂きたいのは ?より大きな結晶粒の電解ニッケルめっき層を形成する条件 ?めっき後、この結晶粒の大きさを検査する方法 です。当方はめっきに関しては全くの素人です。よろしくお願いします。
- 締切済み
- メッキ
- 金属について教えて下さい?
金属の材質・種類を知りたく、3つの微小な金属を 蛍光X線分析に出したところ以下のような結果が出ました。 今回分析に出した金属?~?は、鉄をクロムニッケルめっきした金属 という可能性はあるでしょうか? 分析に出した金属は微小な為、見た目ではめっきというのはわかりません。 見た目以外で、合金とめっきの区別の仕方などあればご教授お願いします。 金属? Fe98.6% Mn1.4% 金属? Fe97.7% Ni0.6% Mn1.7% 金属?(※測定箇所により分析結果が異なりました。) 測定箇所A Fe89.2% Cr5.3% Ni3.5% Mn2.0% 測定箇所B Fe94.6% Cr1.8% Ni1.6% Mn2.0% 金属?の分析結果でCrが検出されていないのですが、 クロムニッケルめっきの可能性は考えられるでしょうか?
- 締切済み
- 金属
- 金属の結晶粒の大きさについて
金属の結晶粒が粗大化していないかを見るのにオーステナイト粒度試験というものがありますが、仕組みが良く分かりません。 焼入れ後のモノを見る際は、ほとんどマルテンサイト化しており残留オーステナイトは微量なはずなのに、何故マルテンサイトでなくオーステナイトで粒度を見るのでしょうか? まだまだ勉強を開始したばかりで知識が浅くすみませんが、ご教授いただけると助かります。
- ベストアンサー
- 金属
- サビがある下地金属にメッキするときの反応は?
メッキをする際に下地金属が銅でありますが、その下地金属にサビ(点サビ)がある場合、めっき浴内でその部分のみメッキする金属(銅)が他の部分に比べて多く析出します。 めっき浴は硫酸銅でありますが、なぜその部分のみ多く析出するのでしょうか? 反応式等教えていただければ幸いです。 宜しくお願い致します。
- ベストアンサー
- 科学
お礼
ご返答ありがとうございます。 自分でもいろいろ調べてみたのですが、やはり強度を増すために結晶粒は小さい方がいいのですね。