DNAと金&SiO2の吸着の相互作用と検証方法

このQ&Aのポイント
  • DNAの塩基部と金との相互作用を通してではなく、S-Auの共有(配位)結合により結合していることが確認されました。
  • 蛍光1本鎖DNAはSiO2には吸着するが、Auにはほとんど吸着していないことが観察されました。
  • SiO2とDNAの吸着はDNAのリン酸基のマイナスチャージとSiO2上のプラスチャージとのクーロン相互作用によるものと考えられます。
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DNAと金&SiO2との吸着

5'端or両端をチオール化した1本鎖DNA(合成DNA、長さ10-20nm)と5mm四方のSiO2チップ上に作成したナノサイズの金電極(大きさ50nm*200nm程度)とが、DNAの塩基部と金との相互作用を通してではなく、S-Auの共有(配位)結合により結合していることを確認する方法としてはどのような方法があるのでしょうか? また、蛍光1本鎖DNA(合成DNA、長さ10-20nm、非チオール化)を金基盤とSiO2基盤の上に滴下し、乾燥後、蛍光顕微鏡により観察したところ、このDNAはSiO2には吸着するが、Auにはほとんど吸着していないようだったのですが、SiO2とDNAとの吸着はDNAのリン酸基のマイナスチャージとSiO2上に(あると考えられる)プラスチャージとのクーロン相互作用によるものと考えてよいのでしょうか? 化学的なことに疎いので文中に不明瞭な言い回しなどがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。

  • 化学
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • c80s3xxx
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回答No.1

>S-Auの共有(配位)結合により結合していることを確認する方法 SERS か SEIRAS あたりが有効では? ナノサイズといってもちょっと大きいので,プラズモン共鳴がどのくらい出るかわかりませんが.あと,S-Au は結構ラマンシフトは小さかったかも.近赤のSEIRASが出ればいいのかしら. >クーロン相互作用によるものと考えてよいのでしょうか? pH を変えて,両者の荷電を変えてみたらいいのでは?

inabutyo
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 SERSやSEIRASについては身近にあるかわかりませんが 検討してみます。

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