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調性が持つ雰囲気の違い

otschanの回答

  • otschan
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回答No.4

No.3の者です。最後の方が少し言葉足らずでしたので、補足を。 ようするに、調性「そのもの」がもつ雰囲気の違いというのはなくて、感じる方がどのような調性感を身につけているのかによって、その人が感じるところの雰囲気が決まるということのようです。(その人が身につけている音律感によって、同じ演奏でも感じる雰囲気が違うのと同じように。) そして、そのような調性感というのは人が後天的に獲得するものであって、その人が育ってきた音楽環境(ex.どんな楽器をやってきたのか)や文化のありように左右されるということではないかと思います。 ですから、同じような音楽環境や文化で育った人たち同士であれば、調性感を共有し、ある調に対して同じような雰囲気を感じることがあるかもしれませんが、そうでなければ、ある調に対して違った雰囲気を感じるということになります。 長くなり、申しわけございません。

Ta595
質問者

お礼

回答者様がおっしゃる例に,まさに私が該当しているかもしれません。 だからこそ,今回のような質問を思い立ったのですが。 私はピアノなどの音楽教育抜きで,いきなり吹奏楽でトロンボーンを始めましたので,変ロ長調に移調された音感を刷り込まれてしまいました。 (当時へ音記号が読めなかった私は,先輩に,ヘ音記号の「ド」を,「これはレだ」と教えられたのです) 例えば,ヘ長調(本来♭1個ですが,変ロ長調の移調楽器では,#1個に相当します)に#系っぽい雰囲気を感じたり,「ロ」の音が「変ハ」に感じられたりすることもあります。特に金管楽器の演奏だと,そう感じます(常にではありませんが)。 また,曲が変ロ長調の音階で聴こえたり,我ながら滅茶苦茶と思うのですが,Es管の楽器(アルトトロンボーンといいます)を持って,実音の譜面を見ながら,変ロ長調の音階読みで音を出していた時期もありました。 (例を出すと余計ややこしいかもしれませんが,実音Cは,楽譜上は「ド」,頭の中の階名は「レ」,楽器のポジションは「ラ」になります。これで曲がへ長調だとCは「ソ」ですから,これはもうカオスですね,笑) 環境により,調性に対する感性が異なるという事,身をもって体験しています。 その後クラシック音楽を聴くようになったり,オーケストラで演奏するようになったりして,ずいぶんと普通に(笑)戻りました。今では頭の中はほぼドイツ音名です。 こちらこそ,長くなり申し訳ありませんでした。 (私は長文回答大歓迎です。ありがとうございました。)

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