遺伝子のプログラムエラーと刑罰

質問

最近、おかしな犯罪がしばしば起こります。死体に対して性欲を感じるとか、幼児性愛者とか、、いるようです。それらの人たちの多くは、育て方がどうかとか、言う問題ではなくて、多くのホモセクシャルの人と同様に、もともとそういう風に脳ができている、つまり何万分の１の遺伝子のプログラムエラーであることが最近わかってきました。（ホモセクシャルは１／１０～１／１００だそうです）
　もちろん我々は法律の枠組みの中で生きているわけなので、法に反することをすればペナルティが課せられるのは当然ですが、ペナルティはどちらかというと、対症療法であって、社会の安全を思えば、原因療法や予防対策が要ると思います。
　今の法律や社会の仕組みに、原因療法や予防療法の様なことは想定されているのでしょうか。
　死体性愛を通常の異性愛に換えるとか、もっと若いうちに、死体性愛の傾向を持つ人を見つけて自覚させて教育するとか、そういう取り組みはできないでしょうか。
　何人かに一人はそういう異常性愛者がいるわけですから、今の対症療法だけでは、また新しい人が出てきて、犯罪を犯して、、、が永久に繰り返すだけだと思います。
　もし自分の子どもがそういうプログラムエラーを持っていたらと思うとちょっとこわいです。
　犯罪を予防する立場の人の意見を聞きたいです。

回答No.4

stonerose · ベストアンサー

そもそも日本の憲法が性善説を元に成り立っているもので(と聞いたことがあります）、質問者様の言うプログラムエラーですら、犯罪を犯した後の刑罰で更生・再発の防止をさせようとする仕組みでしかないのではないのでしょうか。少年法然り。執行猶予という手段も然り。

　つまり、罪を犯してしまいそうな人よりも、罪を犯してしまった人に対する優しさの方が重要視されているのではないでしょうか。ある人の犠牲をきっかけにしてしか、人間を更生する手段が無いなんて考えてみれば恐ろしいですね。

　しかし、法律や制度は罪を犯してしまった人間の面倒を見るが、そこにいたるまでの教育は家庭でするべきもの。と言うことを意図しての現行の制度ならば、たとえ、プログラムエラーの子供が生まれても親で対処するしかないのが現状かと思います。認知されている精神障害以外での異常性愛者のコンプレックスやフェチの要因は、生まれもってのものではなく、やはり育つ環境にあると思いますし。。。

お礼

奇しくも、今日の夕刊に寝屋川での１７歳の少年が卒業した学校で起こした殺人事件の記事がありました。判決が興味深いと言うよりは、法を犯した少年の今後どう変化するかです。今でこそ広汎性発達障害とか言う言葉が知られていますが、何十年も前から同様の人はいたわけです。弁護側は教育刑を、検察側は労役刑を主張しているようです。　懲役刑を受けたもと国会議員の山本譲治の「獄窓記」によると、懲役刑を科してもなんらそれを理解できないような知的障害の受刑者がかなりいるとのことです。
　もし寝屋川の少年も、事件を起こす前にその精神特性がわかっていたら、何か対応ができたかと思ってしまいます。

回答No.3

kurat_jan

あー要は「優性学ってスバラシイ」と言いたいわけですね。
別に殺したり人権無視したりする気はないよって？
いえいえ根っこの部分は同じですからご安心を。

質問者さんの希望を実現するとしたらそうですねー、まず妊婦には胎児の検査を義務づけないと。
で、劣性(エラー持ち)な因子が見つかれば、その子は生まれた直後から要チェック。
教育も特別プログラムを用意して、定期的に報告して貰わないといけませんね。
大人になっても油断したら駄目ですよ。その手の性癖が突然発現する可能性だってありますしね。
生まれてから死ぬまで要注意人物ってことになりますが、劣性因子を持ってる以上当然ですよね。

そうそう、その子の親兄弟子供も矯正対象ですからお忘れ無く。
その子の劣性因子が突然変異による物で無かったら、大変なことになりますから。

ところで矯正不可能な劣性因子(重度の精神障害等)だとどうするんでしょうねぇ。
生まれてから犯罪者になっても困るし、胎児の段階で”廃棄”しちゃいますか？

補足

優生学、いわゆるナチスが行った優生学は最も排除すべきものだと思います。
　劣性因子だとは思っておりません。遺伝子に変化があることと、その親兄弟子どもに同一の遺伝子があるわけではありません。もっとも誤解されやすいのは、Geneを日本語に訳すときに遺伝子と訳したために、遺伝子の変化があたかも遺伝するように思われることです。細胞が分裂するたびに３０億の塩基のうちの１０個くらいの塩基が変化を受けます。その変化が、たまたま重要な働きをもつ遺伝子の上で起こると、体質に変化ができます。遺伝することと、遺伝子に変化のあることは別のことです。　
　言いたいのは、遺伝子のそのような変化のために、多様性ができると言うことです。多様性の一部として、色々な性癖を持った人ができます。
　だから稀な性癖を持った人は、「かならず存在する」「それはかならずしも親から受け継いだものではない」という前提で考えなければならないのではないでしょうか。
　重度の精神障害が、「劣性因子」という言葉で表現するのもどうかと思います。
　偏りのある性癖の人が一定数いる以上、そういう人とどう共存するか。刑罰以外に、教育などの方法はないだろうかと思ったわけです。
　予防というと、胎児の段階で廃棄、、などと思われてしまうのですね。そういう予防ではなくて、教育的な予防のことを思って質問しました。

回答No.2

Yatobi

実際問題として、厳密に遺伝因の犯罪傾向というのは存在しないというのが犯罪学上の定説だった筈ですが…
犯罪は遺伝因のみならず環境因や状況という物の確率論的な一つの結果に過ぎないかと。

異常犯罪の多くは、その萌芽（幼児期のトラウマとか、間違った行動による間違った学習）を方向修正して貰えなかった部分に負う所も大きそうです。

人間の脳は良くコンピュータに准えますが、脳神経は常に不具合を修正する能力があり、その機能たるや半分失ってもリハビリ次第で幾らでも日常生活できる程だと言われて居るくらいですし、プログラムエラー（バグ）みたいにソースコードの一箇所の記号を書き間違えた結果、全く別の答えの出るコンピュータプログラムとも違います。
（なんちゃって職業プログラマしてた経験上、そーいうポカした事も在りますが）

凶悪犯罪者の多くでは、その予兆行動が少年期などに見られる傾向が多いようです。
例えば動物虐待ですが、幼児の頃には無知から来る加減の無さで、結果的に動物虐待してしまう事もありますが、これが小学校高学年になってもおさまらない・むしろ年齢を上がるごとに悪質化して行くのは危険な兆候だとされ、米国では一定年齢以上の動物虐待犯は保護観察処分がつくという所もあるとか。

そういう予兆行動は従来、子供の成長を温かく見守っている家庭では、初期のうちに発見されているであろう事も指摘されています。
叱るにせよ褒めるにせよ、子供の行動を見守る親や周囲の人の活動も重視されて居ますね。

いずれにせよ凶悪犯罪の多くでは、その原因は遺伝因云々よりも、周囲の無関心に負う所の方が大きいと考えられているようです。
子供を恐れるよりも、大事な自分の家族として、受け容れていく方が宜しいかと

お礼

ありがとうございました。
　いえ、自分の子どもを恐れていると言うわけではありません。例えば、自閉症という病気があります。かなり以前は親の育て方が、、と言われて、その親は苦しんだわけですが、実際には脳の病気であることがわかりました（まだ厳密には原因は不明ですが少なくとも環境要因ではないことは確実）。これと同様に、ホモセクシャルもある一定の割合で存在しそれが環境によるものではないことも定説です（動物にも存在します）。それと同様に、死体性愛や小児性愛などの異常性愛と言われる人についても環境要因だけではないと言うのが生物系の人の理解です（頻度が少ないだけで、かならず一定の割合で存在する）。
　そういう異常性愛者のの親のことを思うわけです。まったく普通に育てて、他の兄弟は問題なくて、一人だけ変わった性質を持つ。それをでマスコミがよってたかって親の育て方が、、と反論できないのを良いことに弱いものいじめのように、親を攻撃しているのを見て、不憫に思うことはしばしばです。

回答No.1

trajaa

>多くのホモセクシャルの人と同様に、もともとそういう風に脳ができている

へぇ～そうなんですか？知りませんでした。
ぺっぺ。(唾を眉につける音)

所々論理が飛躍している様な気がしますが。。。

脳(遺伝子)に何らかの変異がある＝異常性愛者ではなく。

異常性愛者の脳などを調査した結果、変異のある率が高いじゃなかったかな？国民みんなの脳を輪切りにでもしてみない限り断言できないでしょう？

それに判断するのは誰？その人が実は異常だったら？
正常なはずの貴方を「異常」と判断して脳を切り取られたら？

昔、ナチスドイツでは、精神障害者の生殖能力を奪ったり、果ては命を奪ったりしていたそうです。
単純に、異質なモノや(自分に取って)不都合なモノを排除する考え方は、難しく考えなくても良いから楽でしょうが、私は好きでは無いですね。

限りある私の知識では、そう思います。

補足

私の趣旨は、こういう犯罪は刑罰だけでは減らないだろうと言うことです。異常性愛者をさらし者にしたり、強制的に断種したりという、人権を無視するような対応ではなくて、、人間には色々いるので、もしそういうタイプだったらどうしたらよいかを早期に気づかせるようなことはできないかなと思ったのです。