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シンドラーのような人
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国際赤十字運動の創設者アンリ＝デゥナン（Henry Dunant）は，イタリアのソルフェリーノでフランス軍，オーストリア軍両方の負傷者たちをわけ隔てなく介護しました．このエピソードは"ソルフェリーノの思い出"（A Memory of Solferino）という本にもなっています．デゥナンは赤十字運動創設の業績を認められ第一回ノーベル平和賞を受賞しました． 第二次世界大戦中，スウェーデンの外交官ラウル＝ワレンバーグ（Raoul Wallenberg）はハンガリーのブダペストでユダヤ人保護に奔走し，その結果10,000に及ぶ命が救われたといわれています．しかしワレンバーグ自身は解放軍として進駐してきた赤軍に捕らえられ，その後ながい間行方不明になっていました．彼がソ連の収容所で死亡したことが明らかになったのはごく最近のことです． 90%以上のデンマーク系ユダヤ人（約7,000人）が中立国スウェーデンに脱出することができたのは，ひとえにデンマーク社会全体による組織的な救出努力があったからです．またフランス南部にあるルシャンボンスールリニヨン（Le Chambon-Sur-Lignon）というユグノー系の村では，村の牧師と村民の尽力により5,000人にのぼるユダヤ人がかくまわれました． イタリア系ユダヤ人やブルガリア系ユダヤ人も母国政府の保護をうけ大量虐殺をのがれました． ホロコーストに関しては，ローマ法王ピウス12世のもとでカトリック教会のとった姿勢が今日でも問題になっています．しかしひとつひとつの教会というレベルでは，身の危険を顧みずにユダヤ人保護に努めたところは少なくありません．そうした努力はしばしば当局に見つかって厳しく弾圧されました．その様子は"さようなら子供たち"（Au revoir les enfants）という映画などからもうかがえます． 少数ではありましたが，ナチス親衛隊のなかにもユダヤ人虐殺に抵抗する者はいました．その一人が若いカトリック神父と協力してユダヤ人救出を試みた実話が"アーメン"（Amen）という映画になっています．（ここに出てくる神父は，守るために一緒に連行されたユダヤ人とともにナチスの手で殺害されました．）
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- CHICABOON
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こんにちは。 「救った」というよりも、適切に対応したという感じの かたがおられたようです。 松江豊寿 http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/j/yukari/jinbutsu/mtoyoju.html 「バルトの楽園」 http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/cinema/news/20050715spn00m200001000c.html
お礼
参考になりました。ありがとうございました。
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