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事務的な仕事内容と行政の組織について

国家公務員あるいは地方公務員の行政職を目指している大学生です。働いていないため、実際の国家公務員と地方公務員の仕事内容と、役割分担についてよく分かりません。 地方公務員の行政職は、基本的に事務的な仕事だと思います。それが正しい場合、その事務的な仕事とは、具体的にどういうことなのでしょうか? 国家公務員の場合も、簡潔に言うと事務的な仕事と言えると想像しているのですが、そのお仕事はどのようなものなのでしょうか? そこで、より知りたいのは、仕事内容が被ることが無いのかということです。例えば、ある県庁に採用されある政策を行いたいという場合、その政策内容の作成において、その県庁内部の裁量で決定されるのか、それともそれに対し国家が口出ししているのか、などです。 すなわち、日本の行政組織形態は、基本的に国家の下に地方があり、国家公務員の下に地方公務員がいる、そういう関係なのかどうかがひとつ知りたいです。 もしそれが正しいとなると、国家公務員の方が様々に意見を出し、思うように出来るのでは?と思ってしまいます。 一般的に、地方自治体においては、自治事務と法定受託事務に分けられますが、後者はある程度国家側から口出しされ、前者が自治体の責任のもと行われるということでしょうか?またその場合、自治事務・法定受託事務とはそれぞれどのような業務なのでしょうか? わたしは、公務員となり、人々のより良い生活の実現に向けて頭を使い、そのようにして日本の人々に貢献したいと思っています。しかし、頭をひねるという仕事が政策を考えるだけではないと思います。その他、何があるのかを知りたいです。 公務員のお仕事などをよく知っている方いらっしゃいましたら、ご教授お願いします。

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  • o24hi
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回答No.1

 こんにちは。地方公務員です。  多岐にわたるご質問ですが,国家公務員と地方公務員の仕事内容と,役割分担に絞って書かせていただきたいと思います。  現在の流れは,中央集権から地方分権へということはご存知かと思います。これを前提に考えていただければ良いと思います。  都道府県や市区町村は,地方自治体という法人で,名前のとおり「自治」で行政を進めるのが本来の姿です。その事務のうちに,全国共通で行わなければいけない事務(戸籍事務とか国勢調査とかですね)を国から委託されて実施する事務があるというのが,最終的な地方分権の姿です。  しかしながら,今はその途中にありますから,地方が事務をする場合の財源の多くを国から貰っているという実態があります。つまり,お金を出すが,口も出すという状態がまだ残っているわけです。その最たるものが,会計検査院の地方自治体の会計監査ですね。  現在,地方自治体が国に要求しているのは,完全な地方自治が出来る財源を,国からではなく直接地方に入る仕組にして欲しいということです。詰まり,権限が委譲されても,財源が一緒に委譲されなければ,国の関与は否めません。何しろ,お願いして国から補助金を貰わなければならないんですから,上下関係が自然に出来てしまいますよね。  ちなみに私は,上級職地方公務員の事務職なのですが,今までどんな仕事についてきたか,ざっと並べてみますと ・戸籍事務 ・外国人登録事務 ・保健所勤務(健診や予防注射に関する事務) ・診療所の運営(公立の診療所の運営) ・議会事務 ・医療に関する計画の策定 ・連続立体交差事工事(要するに電車の立体交差工事です)に関する事務 ・スポーツ施設の運営  他にもさまざまな事務があります。とても書ききれません。  

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質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます。 財源がまだ国から降りてくる分、上下関係は存在しているわけですね。 しかし、上下関係は大きな視点から見たらそうなのかもしれませんが、実際お仕事をしている際に、上下関係を感じることはありますか?想像では、それほど無いのでは?と思うのですが、どうでしょうか。そして、上下関係がないとどうなるのでしょうか? また、少し疑問が出たのですが、公務員の事務は一般的な事務仕事と変わらないのでしょうか?それとも、やはり専門的な知識(法律的知識など)と高い事務処理能力が要求されている点で、一般事務とは区別されている、と考えられますか? (いやわたしは何を言っているのでしょう。。公のために仕事が出来るという最大の魅力がありました)

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その他の回答 (3)

  • o24hi
  • ベストアンサー率36% (2961/8168)
回答No.4

>仕事内容について質問しましたが、今の段階でどれほど業務を知り理解している必要があるのでしょうか?    地方自治体の業務は本当にさまざまで、そのどの業務に配属されるか分かりませんから、業務内容というより、その自治体の各種計画(これから何年か先までの具体的な目標ですね)が策定されているはずですから、そういったものを知っておかれたほうが好いかと思います。 >都市景観や街の緑地化についてもっと促進させたいと思っているのですが、それはどこに行けば出来、そのような政策はどのように進められているのでしょうか?  私のところでは、都市景観については、「都市景観部」という部署があり、都市景観の形成や保全の仕事をしています。土木技術者の方と事務職の方が半分半分ぐらいの割合で構成されています。  また、緑地化については「水と緑環境部」と言う部署があり、こちらは主に土木技術者が配属され、事務職も少数ではありますが配属されています。  都市景観は、電線の地中化や、看板の規制、ビルの高さ制限や街並みの保全などの業務を行っています。  また、緑地化は、都市公園の整備、街路樹の整備、屋上緑化の推進、ビオトープ事業、あと啓発事業として保存樹の指定(これは、私の自治体の独自の事業です)などを行っています。

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質問者

お礼

遅くなって申し訳ありません。 再度ありがとうございました! 都市景観の業務教えていただき、それを参考にし、今後調べていきたいと思います。

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  • o24hi
  • ベストアンサー率36% (2961/8168)
回答No.3

>しかし、上下関係は大きな視点から見たらそうなのかもしれませんが、実際お仕事をしている際に、上下関係を感じることはありますか?想像では、それほど無いのでは?と思うのですが、どうでしょうか。そして、上下関係がないとどうなるのでしょうか?  これは、補助金を貰っている業務については、切実に感じますよ。とにかく相手が高圧的(人にもよりますが)、こちらの都合を考えない事務を要求する(例えば、かなり手間な資料の作成を、夕方の4時くらいに依頼の電話をしてきて、今日中に提出してください、何て事がよくあります。質論断れません。)。 >また、少し疑問が出たのですが、公務員の事務は一般的な事務仕事と変わらないのでしょうか?それとも、やはり専門的な知識(法律的知識など)と高い事務処理能力が要求されている点で、一般事務とは区別されている、と考えられますか?  これは、配属部署にもよりますね。普通の事務能力で出来る仕事から、専門的な法律の知識が求められる仕事、さらには政治的な配慮が求められる仕事まで、さまざまです。どの部署に配属させられるかは、適材適所ですから、「能力のない人」は、それなりの仕事に付く事になり、県政を動かすような重要な仕事はさせてもらえません。

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質問者

お礼

再度ありがとうございました! 補助金の仕事は、上下関係を感じるんですね。仕事に関しても、能力のある人はそれなりの仕事に配属させてもらえるんですね。そこは人事の判断ですね。 仕事内容について質問しましたが、今の段階でどれほど業務を知り理解している必要があるのでしょうか? 都市景観や街の緑地化についてもっと促進させたいと思っているのですが、それはどこに行けば出来、そのような政策はどのように進められているのでしょうか?

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  • mimorita
  • ベストアンサー率44% (151/343)
回答No.2

地方行政とはあくまでも「自治」です。 No.1さんのお答えはすばらしいです。 国の命令に従って行われる地方行政は 「自らを治めている」という理想には 程遠いですよね。 これは、国家公務員も同じです。 国家公務員も各分野に分かれて行政に 携わっています。「政治を行う」わけですね。 あくまでも独自の政策で業務を 遂行していくのが理想なんです。 法学関係を専攻していらっしゃいますか? それでしたら、 「憲法→法律→施行令→施行規則→政令→条例」 これらの違いはお分かりでしょうか。 憲法や法律は国会で制定しますよね。 条例は各市町村議会で制定されます。 「左に行くほど偉くなる?」というわけでは ないんです。国家の政策と地方の政策。 この関係は意外とこの法規の関係に似ています。 「左に行くほど大前提に近くなり、 右に行くほど具体論に近くなります。」 つまり、地方行政の政策も大前提には立法が あります。そこで決められた法律に基づいて 何を具体的にやっていくべきを地方行政では 考案していかなければなりません。 独自に政策を展開するにしても、根本の理論は 法律に従っているはずだから、あまり道を 外れすぎないように監査が入ります。 それは当然のことだと思いますね。 でも、監査によってチェックしたり、質疑などで 修正をしながらも、具体的な政策は各自治体で 起案して、議会にかけて承認され、 一つの政策になります。 国に飼育されていればいいんだと思っていると、 何もしてくれませんよ。(笑) 国の決めた方針に基づいて、あなたは何を していくのですか? ということが行政には 問いかけられているんです。 ・・・ちょっと、かっこつけすぎですね。(^^A ちなみに、私の感覚では事務=作業とは 思えません。私の携わった戸籍事務、 住民登録事務、医療費助成事務・・・etc どれも、はんこをただ押すだけのような 作業がある反面、それだけでは仕事に なりませんよね。それぞれの事務で それぞれの専門知識が必要です。 これって、行政職でなくとも、会社員でも 銀行員でもみんな同じだと思いますよ。 その道の事務に携わるならば、それに係る 法規、規則を知らないと仕事になりません。 いや、仕事はできるでしょうけど (単純)作業以外、何もできなくなります。 考えて仕事を構築していくならば、 学ぶことが一番欠かせない努力だと思います。 そう思いませんか?

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質問者

お礼

回答ありがとうございます。 それぞれの自治体でまとめ上げた政策を実行していうというのが理想なんですね。政策を考える上で、法律などに基づいて行うのですね。法律で目的や施策の方向性などを定め、その具体案は自治体に任せるということですか? また確認として、国の役割は国家の基盤を作り、地方は基盤の上で独自の政策を打ち出していくということで良いでしょうか? そうなりますと、どちらにおいても日本全体に関わる重要なことで、やりがいもありますね!仕事としてやはり素晴らしいと思います。 事務においては、専門知識が当然必要になるということですね。とすると、公務員は勉強をする必要があるのですね。それに関し、何でも吸収したいですね!そのような知識の吸収は、自分の見識の幅を広げるのではないかという点で、努力したいと思っています。

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