• 締切済み

非常に強力な超伝導磁石の使い途は?

強磁性体を用いた永久磁石は表面磁界が約1T程度の磁界が限界の強さですが,超伝導体に磁束をトラップした磁石は17Tもの磁界を発生できるそうです。(ただし29Kという低温ですが)。下記に参考のURLを記しました。 http://www.istec.or.jp/Operation/LateNews/Div30301-J.html このような強力な超伝導磁石にはいったいどのような使い途があるのでしょうか?超伝導だから冷却しなければならないと思うのですが,これを補って余りあるほどの用途が存在するのでしょうか?モーターやフライホイールなどのこれまで永久磁石で実用化されていた用途はすぐ思いつくのですが,強力な磁界でなければ達成できない用途があったら教えて頂きたいと思います。よろしくお願いします。

みんなの回答

  • foobar
  • ベストアンサー率44% (1423/3185)
回答No.6

小型冷凍機+金属系超伝導線つかった直流マグネットはすでに作られてかと思います。 JASTECからは液体ヘリウムレスのコイルが市販されています。 最近も,液体ヘリウムを使わずに小型の冷凍機で4K位にしてNbTiを超伝導状態にするコイルが作られてたような。

参考URL:
http://www.jastec.org/product/mureibai/mureibai.html
KinakoAme
質問者

お礼

ありがとうございました

KinakoAme
質問者

補足

はい,JASTECのヘリウムレスマグネットは私のところにもありますが,NMR用はまだできそうにないとJASTECの方がおっしゃってました。問題は磁界の均一度だそうです。また現在のヘリウムレスマグネットはクライオスタットも大きいし,コンプレッサーなどを含めると設置面積が広いので,コンパクトとはほど遠いですね。そういう意味で磁界の値が一定で均一度を高くできる超電導バルク磁石は最適だと思えるのですが,問題は誰がどうやって実現させるかだと思います。

回答No.5

>1GHzクラスのNMR 正確には900 MHzです。 それ以上のマシンが存在するか、また一般的に使われているものなのか、については分からないです。

KinakoAme
質問者

お礼

ありがとうございました

KinakoAme
質問者

補足

調べてみました。現在,930.7MHz(発生磁場21.9 T)が昨年6月時点での世界記録みたいです。記事が載っていたURLは以下の通りです。 http://www.chem.t.u-tokyo.ac.jp/appchem/labs/kitazawa/SUPERCOM/69/69_5.html 神戸製鋼のNb3Sn線材は世界最高らしいです。Oxfordも欲しがっているそうですが,ライバル会社には売らないでしょうね。着磁した高温超伝導バルク磁石によるコンパクトNMRは実現したらインパクトあると思うのですが,その前にヘリウムレス型のNMRが先に登場すると思います。その場合も液体ヘリウムが要らないですが,持ち運びは無理でしょう。手の平サイズの冷凍機では金属系超伝導線材の冷却は難しいのでコンプレッサーなどが巨大となるからです。

回答No.4

有機化学をやってる人間なので少々畑違いかもしれませんが、No.1の方がNMRを挙げておられましたので、いつもNMRを使ってる人間として補足させていただこうかと思います。 一般に有機化合物と聞いて想像されるような、ベンゼン環が数個ある程度の化合物なら、1Hが300-500 MHzのラジオ波で共鳴する、9テスラ前後の超伝導磁石を用いたNMR装置で十分に分析が可能です。 実際、1H, 13C, 31P, 11B, 29Siなど、有機分子に入っている元素のうちほとんど全ての核が測定できます。 一方、タンパク質やDNA、あるいは近年さかんになってきていますが、生体膜の分析など、生体高分子の分析になると、なにしろ分子が巨大であるため、もっと強力なNMRが必要になります。 最近では理化学研究所がNMRによるタンパク質分析のために、1 GHzクラスのNMR(磁場にすると24テスラ程度)のマシンを多数揃えています。 特にたんぱく質の場合は、アミノ酸のつながりを分析するためには通常の1H, 13CのNMRでは不十分で、アミノ基の15Nを使ったNMRが必要になります。この核は非常に感度が低く、観測が困難であるため、このような強力な磁石が必要である一因となってます。

参考URL:
http://www.yokohama.riken.go.jp/jpn/facilities/nmr.html
KinakoAme
質問者

お礼

NMRへの応用の可能性を改めて考え直すきっかけとなったような気がします。ありがとうございました。

KinakoAme
質問者

補足

 補足入力が遅くなってしまいまして申し訳ありません。私も固体NMRをやっている者としてバルク超伝導磁石を超伝導コイルに変えて用いるのに興味があります。自分の質問に答える形になりますが,anthraceneさんのコメントを読んでいて思いついたことがあるので,ここに記します。  最近の冷凍機技術はすごくてコンプレッサー付きで片手に乗ってしまう大きさの冷凍機がありますから,これと高温超電導のバルク超伝導磁石を組み合わせれば,ハンディタイプのNMR装置が実現できるかもしれません。ただし強力な磁界をシールドしておかないと大変なことがおきますので,高温超伝導の磁気シールドも必要となるでしょう。化学用だと高速の回転機構も必要でしょうから,これは小さなボンベに圧縮ガスを詰めておくとして,装置全体の大きさはサムソナイトの旅行カバンくらいには収められそうですね。重さは50kgといったところでしょうか。これでanthraceneさんが言われた9 T程度のマグネットは実現できそうです。  実際には実現までに様々な問題が生じると思いますが,NMRに用いる最大の難関は磁界の均一度でしょう。高温超伝導のバルク磁石は,着磁に用いるマグネットの均一度を反映すると考えられるので,パルス強磁界などの方法ではだめで,高い均一度を持つ超伝導コイルマグネットが必要となりますね。これはすでに世の中にあるので,メーカに1台設置されていればよいということになります。もう一つの問題は,世の中でハンディタイプのNMR装置が必要かどうかですね。おそらく価格は相当安くなると思いますので,低価格で同一機能という売りがあれば充分市場に受け入れられそうです。  これまで使われている普通(?)の高分解能NMRの超伝導コイルは,メインの磁界は永久電流モードで発生させていますが,励磁するための電流リードを抜き差しする機構や液体ヘリウムを長時間保つためのクライオスタットの構造,ならびに磁界の均一度を高めるために,調整用のコイルが付属するなどの様々な周辺部品が装置を巨大化させています。高温超伝導バルク磁石を用いれば,これらがいっさい必要なくなるのですからコンパクト化するのは当然と言えますね。  プロトン周波数で1GHzは越えたのですか?知りませんでした。1GHz越えに関してもこのコンパクトNMRにはアドバンテージがあるかもしれません。というのはグルノーブルや筑波などにあるビッターマグネットでは30T以上の定常磁界が発生できるので,高温超伝導バルク磁石をビッターマグネットに持って行って着磁してしまえば,簡単に1GHz以上の磁界が手に入るからです。つまり次世代(?)のコンパクトNMR装置では30~40 Tの磁界を有することになるので,2GHz-NMRも夢ではなくなるでしょう。高温超伝導体の上部臨界磁界は100T以上と言われていますから,パルス強磁界による着磁によって5GHz-NMRすら可能となるかもしれません。しかもコンパクトで安価にです。まあこのくらいの磁界の強さになったら,さすがに持ち運びは御遠慮願いたいですが。

  • foobar
  • ベストアンサー率44% (1423/3185)
回答No.3

以下、おもいつくところを散文的に並べてみました。 バルクでだと、すぐに思いつくのは、磁気浮上や磁気ベアリングの類ですね。 磁力で支持可能な重量(圧力)は磁束密度の2乗で効いてきますので、高磁束密度だと色々構造的に変わったことが出来そうです。 例えば、1Tだと0.4MPa(4kgW/cm^2)程度の圧力しか支えられないのですが、10Tフルに使えれば100倍の圧力を支えることが出来ます。すると、同じ重量を支えるのに1/100程度の面積(同じ面積だと100倍の荷重を支えられる)で済み、これまで困難と言われていた磁気支持が可能になります。例えば、モーターやフライホイールなどを磁気支持しようとすると、面圧が制限されていると浮上面積を大きくしなければなりませんが、面圧が二桁上がると従来のすらすとベアリング程度の大きさに収まるかもしれません。 早稲田大学などではクリーンルーム用の磁気搬送システムの研究をしていますが、高磁束密度のバルクが出来ると、設計自由度の増大(早稲田のシステムは、床をはさんで浮上させてるので、高起磁力による浮上ギャップの改善はメリットが大きいです)などで、一気に応用が広がるかもしれません。 と、このように工学的には、2桁の改善は結構インパクトがあります。(場合によっては、2桁と言う量的な変化が、質的な変化を導くこともあります) また、10T超だと、水などの磁気分離に使えるかもしれません。水を磁界中を通して磁気分離して水質改善する研究がされていたかと思います。

KinakoAme
質問者

お礼

重量を支える。さらに重量物を搬送するという使い方は面白いと思います。ベアリングが実は物を浮かしているというシーンを想像してしまいました。21世紀後半にはいろんなものが浮きまくっている世界が来るのかもしれないですね。どうもありがとうございました。

KinakoAme
質問者

補足

水の磁気分離で探してみると九州電力の以下のようなページが見つかりました。 http://www.kyuden.co.jp/service_tech_consulting_consult16 これを見ると汚れた水に細かい磁性体を入れて,そこに不純物を吸着させてバルク超伝導磁石の磁力で磁性体ごと水から分離してしまうのですね。  1Tの磁束密度で0.4MPaを支えられるというのは初めて知りました。ということは4気圧で,10Tだと400気圧ですか!重量を支えるという視点だとかなりのことができそうですね。磁気搬送で探すとバルク超伝導磁石で物を浮かしておいてリニアモータで搬送するように見受けられましたが,これは現在の超伝導コイルによるリニアモーターカーを置き換える技術になるかもしれませんね。またかなりの重量を浮上させられるということは,場合によってはビルとかも浮かせられそうな気がします。  超伝導転移温度以下に冷却するとなるとやはり大型の機械などへの応用が主となるのでしょうか。エレクトロニクスとかその他の何か民生品に超強力バルク超伝導磁石が使用できると面白そうなのですが,すぐには考えつきそうにないですね。私は家庭で使えるか家庭生活に直結するところまで応用の幅が広がってそこに新しい市場が開かれるのが理想的だと思えるのですが。

  • foobar
  • ベストアンサー率44% (1423/3185)
回答No.2

(超伝導での最高記録って30Tくらいだったような) ひとつは#1の回答にあるNMRです。これは、強い磁界と同時に磁界の均一さ(時間的、空間的)も必要で、超伝導マグネットの応用の第一候補ですね。 それ以外では、例えば物性研究用の試験用マグネット(試験材料に強磁場を加えるためのマグネット)なんかも強い磁界を必要とします。(短時間なら、超伝導マグネットじゃなくて水冷マグネットなどでも強磁界はできますが、やはり連続して発生できるのは色々メリットがあるようです。) あと、超伝導マグネットは大きな空間で連続してかなりの磁界(数T)を発生するのにも有用で、粒子加速器関連、核融合用実験装置で使われたり、高周波発振管(ジャイラトロン)あたりでも使われています。

KinakoAme
質問者

お礼

確かに加速器のビームラインや核融合のプラズマ閉じ込めの超伝導コイルを超伝導バルク磁石に置き換えれば,かなりの小型化ができそうですね。どちらも磁界の強さをスウィープする使い方ではないので,冷却しさえすれば一定の磁界を発生するバルク磁石は使える可能性がありますね。ジャイロトロンへの応用も小型化できればかなりユニークですね。ありがとうございました。

KinakoAme
質問者

補足

やはり私の質問の仕方が悪かったものと思います。お二方がおっしゃるように,巻き線の超伝導マグネットの利用価値はいろいろあると思いますが,質問したかったのは着磁した超伝導磁石の利用法です。バルク状の超伝導磁石は,低温の世界では永久磁石と同じように考えられる(または扱える)と思うのですが,これを何かに利用できないかということをお聞きしたいのです。これまでの永久磁石と同じようなサイズや形状をしながら,1桁高い磁界を発生できるバルク磁石は何かに使えそうな気がするのですが,どうもいまひとつピンとこないので質問してみました。新しい形状の磁界発生方法ですから,これまでにない新しい利用価値があるのではないかと考えたのです。

  • shkwta
  • ベストアンサー率52% (966/1825)
回答No.1

核磁気共鳴(NMR)装置には超伝導磁石が必要です。 化学分析や医療用MRI装置に使います。 (参考) http://www.nirs.go.jp/newinfo/press/2004/11_19.htm http://ltphys.sci.hokudai.ac.jp/ http://www.hosp.med.keio.ac.jp/kensa/hoshasen/ http://www.natc.co.jp/bunseki/fn-nmr.html (その他、多数)

参考URL:
http://www.nirs.go.jp/newinfo/press/2004/11_19.htm
KinakoAme
質問者

お礼

様々な機関へのリンクを教えて頂きありがとうございました。いろいろ覗いてみようと思います。

KinakoAme
質問者

補足

NMRへの用途はもちろんあり得ると思うのですが,医療用に限って言えばマグネットは最大でも2Tです。というのは高い磁界を印加すると脳内の水分がモーゼ効果を起こすので,人体に悪影響を起こすらしいのです。とすると医療で用いる場合には現在の超伝導マグネットを着磁した超伝導磁石に置き換えることが考えられます。それによって安価な医療用MRIができますね!またバイオなどで活躍する化学用NMRでは21Tが実用化されていますから,超伝導着磁磁石だとまだ性能不足というところでしょうか。

関連するQ&A

  • 磁石の磁束方向について

     永久磁石と強磁性体の間に電気コイルを配置し、発生するローレンツ力を強磁性体に伝搬させる実験を行っています。発生するローレンツ力は、強磁性体内に垂直に伝搬するのですが、この方向を傾けた状態で実験が行えないかと考えています。  そのためには、永久磁石を強磁性体に接触させた時の強磁性体内の磁束方向(密度分布)を様々な状態に変えたいのですが、この場合磁石の形状を変えることで変化が伴うのでしょうか。例えば、円柱型磁石(磁力厚み方向)の形状を、片方の直径を大きくすると、強磁性体内の磁束方向は変わるのでしょうか。  出来れば、ローレンツ力の方向を強磁性体内のある一点に集中させるような事が出来るのであれば助かります。  宜しくお願い致します。

  • 電磁石(ソレノイドコイル)と永久磁石間の磁力(吸引・反発)はどう表されるか?

    電磁気の基礎がわからなくなり困っています!! ●以下の図のように永久磁石がS極が上を向いた状態で置かれ、一方でソレノイドコイルによる電磁石が、S極が下を向くように電流を流すと、これらは磁石ですから反発しますよね?   電磁石の、距離z離れたところにおける磁界をH1(z)、永久磁石の距離離れたところに置ける磁界をH2(z)とした場合、両者間の力はどう表現できるのでしょうか? ●また、電流iによりその力はコントロールできると思うのですが、磁力Fをiで以てどうかけるのでしょうか? ●一般に言われる、二つの磁性体間に働く力の式、 F=(1/2)μ*(H^2)*Area の式のHは何を指すのでしょうか?  本件の設定でH1+H2なのでしょうか? それとも実はH^2=H1*H2なのでしょうか? 磁気浮上の制御で必要なため、切に悩んでいます! できるだけ詳しい説明を頂けるとありがたいです!!!

  • 磁石について

    永久磁石は強磁性体を引き付けますが、 そのエネルギーはどこから出てくるのでしょうか。 電磁石ならば、コイルに流れる電流が変化するとかで、 わかるような気もしますが、 永久磁石については、エネルギー供給源はありませんよね? たとえば、鉄の塊の上方から磁石を近づけていけば、 鉄の塊は重力に逆らって磁石の方に飛んでくるはずです。 このエネルギーがどこから来ているのか知りたいです。 磁石から剥がす時に、エネルギーが必要ですが、 一時的に負のエネルギーでも持っているのでしょうか。 同じことが重力にも、電荷にも言えるような気がします。 それが、基本的な力ということなのでしょうか。 マクスウェルの方程式を解く脳みそがないので教えてください。

  • 強磁性体

    デバイス関連で出てきたことです。超伝導と強磁性体薄膜に磁界を加えるという話なのですが、強磁性体に磁界を加えると具体的にどんなことが起こるのでしょうか?教えてください。よろしくお願いします

  • 解説いただけませんか「永久磁石で磁性体浮上」

    「永久磁石で磁性体浮上」というニュースが数日前に流れました。 でもどうしてもよくわかりません。報道によれば、 「物理学では、磁性体(鉄など)は永久磁石にくっつくか、反発して離れ落ちると考えるのが常識で、発見者の名を取り「アーンショウの定理」とされる。村上教授は「一見単純だが磁気の根本定理を覆し得る画期的な発見」と指摘する。」 とあります。  素人なので恐縮なのですが、単純に、鉄球の重さと、磁力との釣り合いで浮いているのではないのでしょうか。  すみません。よろしくお願いします。 引用ニュースURL: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031225-00000001-khk-toh

  • 磁界と磁束密度について

    はじめまして。 永久磁石の表面からr離れた位置の磁界の強さは次式で表せるらしいのですが http://www.daido-electronics.co.jp/japanese/support/reference/index.htm#001 このとき磁界の強さと磁束密度は同じ値になるのですか? 宜しくお願いします。

  • 電磁石の線を太くしたら磁界が断続的になったのはナゼ

    電磁石コイルの線を太くしたら、磁力の発生が脈拍のように断続的になってしまいました。 なぜなのでしょうか? コイル業者に「空芯コイル」を作成してもらいました。 導体径φ0.32 外径46×内径16×厚さ13 巻き数40T×50層=2000T 磁束11mT 抵抗43.9Ω この磁石を12V1Aで使用していましたが、もう少し磁力の強いコイルが必要になりました。 そこで、同じ業者に作成依頼したところ、「発熱が心配なので導体径を太くしましょう。」ということで、次のコイルが出来上がりました。 導体径φ0.55 幅73×奥51×厚6の楕円形 巻き数 10T×44層=483T 磁束 15.2mT 抵抗 4.63Ω 早速、直流12V1Aのアダプタにつないだ所、電流を流しても磁界の発生が脈拍のように断続的になってしまいます。 作成していただいた業者に聞いても「原因はよくわからない」ということで困っています。 どうしたら電流を流している間は「継続的」に磁界を発生している状態にすることができるのでしょうか? 原因、解決方法などアドバイスをいただけると助かります。宜しくお願いします。

  • 磁束が屈折?

    とある参考書に 透磁率の異なる磁性体同士が接触しているとき, その界面を通過する磁束は屈折すると書いてありました。 (ただし,その根拠が書いてなくて,tanθ1/tanθ2=B1H2/B2H1=μ1/μ2という公式が書いてありました。) では,空気中から磁性体に磁束が入るとき,あるいは, 磁性体から空気中へ磁束が出ようとするときは,どうなのでしょうか? (空気を透過磁石率μ0の磁性体と考えていいのでしょうか?そうすると,鉄と空気の場合は,どんな角度だろうがほぼ直角(あるいは水平)になってしまいますが・・・)

  • 電子のスピン偏極

    強磁性体/超伝導体接合に磁界を加えたときに、電子のスピン偏極が生じる原因が理解できないのでを教えてください。 よろしくお願いします。

  • 強磁性体のヒステリシスの軌跡について

     (1)強磁性体では大きな磁界をかけることで磁束密度が飽和磁束密度まであがり、(2)その後磁界を0に戻しても、磁束密度は0に戻らず残留磁束密度まで戻り、(3)最初と逆向きに磁界をかけることで磁束密度を0にすることができ、(4)逆向きに大きな磁界をかけることで逆向きの磁束密度が~となることはわかりました。(イメージ的には「紙をクルクルまるめて離してもある程度まるまっている」のようなとらえ方をしたのですが大丈夫でしょうか?)  そこで質問なのですが、上記(3)の過程の途中(磁束密度が0になる前に)磁界を0に戻してやると磁束密度はどのようになりますか?また(3)の過程を終えた時点で、(4)の過程に進まずにまた磁界を0にしてやると、磁束密度はどのようになりますか?  ()内のイメージ通りに考えると両方の場合で残留磁束密度まで戻るという結論になってしまうのですが…どうにも不安で、回答してくださる方、よろしくお願いします。