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キリスト教と仏教の教典

Doors9999の回答

回答No.6

zxc78910さん 当方は大学時代に宗教を哲学の中で研究しました。 日本の大学ではありません。 ですから、日本で「宗教に凝っている」と言う感覚ではありませんのでまずお断りしておきます。 ●キリスト教と仏教その共通点 *口伝であるということ。 弟子が聞いたことをそれぞれ書き残しています。そのためにたくさんの、口伝・経典があります。 新約聖書は、マタイ伝やマルク伝などの口伝と、キリストの弟子たちの各地の教会への指示、そしてヨハネの黙示録など27文書を10世紀頃バチカンのキリスト教会が自分たちの都合の良いようにまとめたものです。このまとめた口伝以外に価値を見出し、いろいろな宗派が発生しました。それらの多くは異端とされ、時の権力と結びつき、滅ばされました。もちろん主流派はプロテスタントとカソリックです。この二つの違いは、プロテスタント:キリスト教のよりどころは新約聖書にある。 カソリック:キリスト教のよりどころはバチカン教国にある(非常に乱暴ですが、誤解を恐れず言い切ります。) といったところでしょうか。 ですからキリスト教は元々新約聖書を唯一の経典にしているわけではないということです。 ●相違点: 旧約聖書はキリスト教とユダヤ教、イスラム教の共通聖書です。キリスト教は新約聖書と旧約聖書の二つの聖書をもって経典としています。ご存知とは思いますが、ユダヤ教は旧約聖書とモーゼの十戒、イスラム教は旧約聖書とコーランとを持っています。 ●世界観: 仏教は宇宙の真理を説いています。 当時は荒唐無稽な数量や、理解不能な事が説かれていますので、一般人には理解しがたく、そのために、念仏を闇雲に唱えれば、極楽にいけるといった大衆にわかりやすい仏教にしました。(大乗仏教) しかし科学が進むにつれ、仏教の宇宙観は宇宙の広さや、星の数など驚くほど最新の研究と近いことがわかってきました。また、宇宙の法則とされる、「輪廻」この世の全ては生命体である。全ての生命は生まれ変わる。ということはあの世のことを言っていることと思われがちですが、そうではありません。動物が死んで土に返り、その栄養が植物を育て、その植物を食べた動物が成長して子供を生む。といった自然のサイクルのことを言っているのです。 生命とは何でしょうか?宇宙の法則、地球が太陽の周りを回る、一定周期で。太陽も宇宙の膨張で動いています。一定の速度で。宇宙には人間がどうしようもない法則があります。これから解き放たれたる事を「解脱」と言います。 詳しくは研究してみてください。非常に奥が深いと思います。 新約聖書の思想は、簡単に言うと唯一絶対の神にゆだねれば救われる。いう哲学的には幼稚な思想といえるかもしれません。ただし、科学者の多くが言われるように、この宇宙は非常にうまく精緻に出来ていて、絶対的な創造主の存在を感じざるを得ません。現代最先端の科学者の多くが敬虔なキリスト教信者なのはそのためかもしれません。

zxc78910
質問者

お礼

双方の共通点、相違点、世界観を易しく教えていただき ありがとうございました 哲学的には仏法が奥深く、キリスト教は幼稚な思想である。 こう言いきられるのは、宗教を深く探求された見識からと思います。 doors9999さんは「宗教に凝っている」感覚ではないとのことですが、宗教を信じる派か信じない派かどちら側におられるのでしょうか。 ぼくは人生に宗教が必要かどうかよく解りません。 西洋も東洋も、死後には何かが有るから生きてるときはきをつけろ!とゆうところが共通点にみえます。 もう一つの共通点は、死後の説明が納得できないことです。哲学は人の死の真相をどのように捉えているのか教えていただければと思います。

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