• ベストアンサー

ラグランジュの未定係数法について

拘束条件が1つの場合のラグランジュの未定係数法は分かるのですが、拘束条件が2つ以上の場合にはどのような式で表されるのかが分かりません。どなたか教えてください。 また、この質問に関する参考文献・URL等がありましたら教えてください。よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • shkwta
  • ベストアンサー率52% (966/1825)
回答No.1

n個の変数の組X=(x_1, x_2, ... , x_n)について束縛条件 g_k(X)=0 (k=1,2,...,m)のもとで関数f(X)が極値をとるときのXを求めます。f(X)が極値をとるならば、 (ア)Σ[k=1 to n](∂f/∂x_k)dx_k = 0 (イ)Σ[k=1 to n](∂g_p/∂x_k)dx_k = 0  (p=1,2,...,m) ここに別のm個の変数の組Λ=(λ_1, λ_2, ..., λ_m)があって、それらが適切な値をとったとき (ウ)(∂f/∂x_s) - Σ[p=1 to m]λ_p(∂g_p/∂x_s) = 0  (s=n-m+1,...,n) が成立したとします。(ア)から、(イ)の各式にそれぞれλ_pをかけたものを引くと、 (エ)Σ[k=1 to n-m](∂f/∂x_k)dx_k - Σ[p=1 to m]Σ[k=1 to n-m]λ_p(∂g_p/∂x_k)dx_k = 0 この式に含まれる(x_1,...,x_n-m)は独立に変化できるので、 (オ)(∂f/∂x_k) - Σ[p=1 to m]λ_p(∂g_p/∂x_k) = 0  (k=1,..,n-m) ここで、h(X,Λ)=f(X)-Σ[p=1 to m]λ_p g_p(X) とおくと、hが極値をとる条件は (カ)∂h/∂x_k = 0  (k=1, ..., n) (キ)∂h/∂λ_p = 0  (p=1, ..., m) この(カ)は、(ウ)と(オ)を合わせたもので、(キ)は元の束縛条件そのものです。したがって、(カ)と(キ)が成り立つようにXとΛを決定すれば、それが最初の問題のXの候補となります。これがラグランジュの未定係数法です。 (参考) http://www.f-denshi.com/000TokiwaJPN/10kaisk/090ksk.html http://www.neuro.sfc.keio.ac.jp/~masato/study/SVM/lagrange.htm

参考URL:
http://www.neuro.sfc.keio.ac.jp/~masato/study/SVM/lagrange.htm
honisu
質問者

補足

詳しく説明していただき、ありがとうございました。 教えていただいたURLの1つ目(http://www.f-denshi.com/000TokiwaJPN/10kaisk/090ksk.html )について質問があります。このURLの説明の中ほどに次のような説明がありました。 2. 拘束条件が、g1(x1、x2、・・・、xn)=0、・・・、gm(x1、x2、・・・、xn)=0、と m 個ある場合は、 適当なλを変数に加えた(m+n)変数関数: (ク)h(x1、x2、・・・、xn、λ)=f(x1、x2、・・・、xn)+λ1g1(x1、x2、・・・、xn)+・・・+λmg1(x1、x2、・・・、xn) が極値をとる必要条件(m+n個の等式)に等しい。(ただし、m<n) 上の式(ク)の右辺は f(x1、x2、・・・、xn)+Σ[p=1 to m]λ_pg1(x1、x2、・・・、xn) となっていて、(オ)のg_pの部分と矛盾している気がするのですが、(ク)と(オ)はどちらが正しいのですか?

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (1)

  • shkwta
  • ベストアンサー率52% (966/1825)
回答No.2

No.1の補足への回答です。 >(ク)h(x1、x2、・・・、xn、λ)=f(x1、x2、・・・、xn)+λ1g1(x1、x2、・・・、xn)+・・・+λmg1(x1、x2、・・・、xn) 最後の項を +λmgm(x1、x2、・・・、xn) に訂正してください。

honisu
質問者

お礼

分かりました。詳しく説明していただき、ありがとうございました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • ラグランジュの未定係数

    カテ違いではないと思うので質問します。 ラグランジュの未定係数法とは、多変数関数の 極値を求めたい時に利用するものだと思います。 そのとき条件g=C(定数)があれば、f-λg≡f~の極値を求めれば良いということになっていますが、これのメリットが釈然としません。また、偏微分するときもあれば、δをとって変分を考える場合もあり、それの違いも よく分かりません。

  • ラグランジュの未定係数法の計算について

    ラグランジュの未定係数法の計算について 「L=f(x,y)-λg(x,y)」のラグランジュの未定係数法を用い x^2+y^2-25=0…(1) という条件のもとで f(x,y)=x^2+y^2-6x-8y…(2) の最大値と最小値を求める、という課題が出ました。 ラグランジュの未定係数法の式を用い 「L=f(x,y)-λg(x,y)」をもとに L=(x^2+y^2-25)-(x^2+y^2-6x-8y) (1)の条件のもとで(2)の極値を求めるために ∂L/∂x=0 ∂L/∂y=0とおき ∂L/∂x=2x-6-2λx =(2-2λ)x-6=0 ∂L/∂y=2y-8-2λy =(2-2λ)y-8=0 と、自分でもここまでは理解できました。 ここから、どうすれば最大値と最小値を導く λとx、yを計算すればよいかわかりません。 この部分を詳しく解説していただけると助かります。 よろしくお願いします

  • ラグランジュの未定乗数法の証明

    初めまして。大学の物理専攻の3年生です。ラグランジュの未定乗数法を用いて条件付きで極値を求める問題(極値問題)を解くということを考えています。未定乗数を導入することによって、拘束条件をなくせる理由がわかりません。つまり、ラグランジュの未定乗数法の証明を教えて欲しいのです。よろしくお願いします。

  • ラグランジュの未定乗数法

    大学(商学部)の授業でラグランジュの未定乗数法をやったのですが、まったく理解できません。 高校(文系)の数学でやる程度の数学能力しかない自分にラグランジュの未定乗数法を理解するのは難しいでしょうか。 高校程度の数学能力でも理解できるようなサイト又は文献など、ご存知の方いらっしゃいましたら是非教えてください。

  • ラグランジュの未定乗数法

    参考書を読んでいると、よくラグランジュの未定乗数法が出てきますが その未定乗数法で、適当な定数としてλ(ラムダ)をかけて計算していますが このλの意味は何でしょうか これを説明している本が見つからなくって・・・

  • ラグランジュの未定係数法に関する問題

    領域D=X~2+4Y~4=4の時、f(X,Y)=X+2Yの最大・最小値を求めるという問題です。ラグランジュの未定係数法を使って解くのですが、局地を取りうる点を見つけるところで頓挫してしまいました。 答えは(X,Y)=(√2,1/√2)の時最大値2√2. (X,Y)=(-√2,-1/√2)の時最小値-2√2 になるはずです。 どなたか御指南お願いします。

  • ラグランジュの未定乗数法って何ですか?

    ラグランジュの未定乗数法を具体的にわかりやすく教えて下さい。

  • ラグランジュの未定乗数法と偏微分の関係

    ラグランジュの未定乗数法と偏微分の関係 こんにちは。さっそく質問させていただきます。 ラグランジュの未定乗数法=偏微分なのでしょうか?あるいは偏微分はラグランジュの未定乗数法に含まれるのか、逆に偏微分の方法のひとつがラグランジュの未定乗数法なのか?それとも別の関係にあるのか? 2つの関係について(可能ならば)数式なしで分かる部分まで教えていただきたいです。 最近読んだ数冊の本の中で、固有値やラグランジュ未定乗数法、偏微分などがいつもセットになって出てきていたので気になって質問しました。 統計学を勉強している文系の学生で、数学のことがよくわからないので、馬鹿なことを聞いてるかもしれませんが宜しくお願いします。

  • 未定係数法と目算法

    未定係数法と目算法の区別が分かりません。目算法で解けなかったら未定係数法と言うことは分かるのですが、化学反応式を見てすぐ判断できる方法はないのでしょうか。目算法をやってダメだったから、未定係数法と言うのは時間がかなり無駄になります。 複雑なら未定係数法と先生から習いましたがこれは当てになりません。複雑と思っても目算法で解けるときもあるし、簡単と思っても解けないときもあります。つまり、「複雑」なんていう抽象的な言葉では分かりません。

  • ラグランジュ未定乗数法

    2変数の条件付極値問題で、ラグランジュ未定乗数法と特異点から、極値の候補を絞り込めることは分かりましたが、候補が本当に極値かどうか判定するにはどうすればよいのでしょうか?