• 締切済み

ラグランジュの未定乗数法って何ですか?

ラグランジュの未定乗数法を具体的にわかりやすく教えて下さい。

みんなの回答

  • ndfire
  • ベストアンサー率0% (0/0)
回答No.2

TeX表記をまぜて使います。 この方法は条件付きの極値問題を解決するのに使われます。 普通、関数f(x,y)の極値を求めるには、 f_x=0,f_y=0となる点A(a,b)を求め、 (a)Δ≡f_{xy}-f_{xx}f_{yy}<0であって、 (i) f_{xx}<0ならば、点Aで極大 (ii)f_{xx}>0ならば、点Aで極小 (b)Δ≡f_{xy}-f_{xx}f_{yy}>0ならば、点Aは極大でも極小でもない (c)Δ≡f_{xy}-f_{xx}f_{yy}=0のときは、これだけでは判断しきれず、 何か別の方法によって調べなければならない。 f_{xx}はfの右下にxxという添字がついていると思ってください。 これはfをxで偏微分し、さらにそれをxで偏微分したものです。 他も同様。 という方法を使います。 しかし、極値を求める際、何か条件g(x,y)=0によってx,yが拘束されることが しばしばあります。 例えば、確率論でp_1+p_2=1という条件の下で、 何かp_1,p_2の2変数関数fの極値を求めよ、という問題などです。 (情報理論に出てくるエントロピーの最大値問題が典型的な例) このようなケースで、(a)から(c)に示した方法で単純に極値を求めると、 今度はその極値における点A(a,b)が条件g(x,y)=0を満たしているか どうかが問題になり、一般には満たされないのです。 ならば、(a)(b)(c)で求めた極値の中で、g=0を満たすものだけを 選び出せばいいじゃないか、と思うかもしれませんが、 そうは問屋が下ろさない。 もしかしたら、(a)(b)(c)で求めた極値における点は、どれもg=0を 満たさないかもしれません。 それに、(a)(b)(c)に示した方法は、関数f(x,y)が定義できるようなx,yの領域Dの 中で、自由にx,yが動き回って、その状況下で極値はどうなるのかを求める 方法です。 しかし、g=0という条件があると、g(x,y)=0という条件に拘束されながら x,yを動かさなければなりません。g(x,y)=0が成立しているかを常に心配しながら x,yを動かすわけです。 まともに解こうとすると 「xを自由に動かしてみてg(x,y)=0からyを求めて極値はどうなるかうんぬん、、 あれあれ??わけわかんないぞ。」 という気持ちになり、精神状態が乱れてしまいます。 このような問題がラグランジュの未定乗数法によって解けるとは、素晴らしいことです。これを以下に示します。 関数f(x,y)が、条件g(x,y)=0の下で極値になるような変数x,yの値を決定するには、関数h(x,y)=f(x,y)+λg(x,y)を導入し、連立方程式 hをxで偏微分したもの=0 hをyで偏微分したもの=0 を解けばよい。 詳しくは 岩波書店 理工系の数学入門コース1「微分積分」和達三樹著 第5章演習問題[10]を参照。 このシリーズは全8巻で、人間性豊かな文章に感動されられる本です。 僕はもう少しで8巻を読破しますが、 このシリーズは人生の大きな糧になりますよ。 絶対の自信をもって大推薦します。

  • siegmund
  • ベストアンサー率64% (701/1090)
回答No.1

すでに http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=28887 に詳細な解説と例題があります

参考URL:
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=28887

関連するQ&A

  • ラグランジュの未定乗数法について

    ラグランジュの未定乗数法について その概要と具体的な計算例を教えてください。

  • ラグランジュの未定乗数法

    参考書を読んでいると、よくラグランジュの未定乗数法が出てきますが その未定乗数法で、適当な定数としてλ(ラムダ)をかけて計算していますが このλの意味は何でしょうか これを説明している本が見つからなくって・・・

  • ラグランジュの未定乗数法の証明

    初めまして。大学の物理専攻の3年生です。ラグランジュの未定乗数法を用いて条件付きで極値を求める問題(極値問題)を解くということを考えています。未定乗数を導入することによって、拘束条件をなくせる理由がわかりません。つまり、ラグランジュの未定乗数法の証明を教えて欲しいのです。よろしくお願いします。

  • ラグランジュの未定乗数法と偏微分の関係

    ラグランジュの未定乗数法と偏微分の関係 こんにちは。さっそく質問させていただきます。 ラグランジュの未定乗数法=偏微分なのでしょうか?あるいは偏微分はラグランジュの未定乗数法に含まれるのか、逆に偏微分の方法のひとつがラグランジュの未定乗数法なのか?それとも別の関係にあるのか? 2つの関係について(可能ならば)数式なしで分かる部分まで教えていただきたいです。 最近読んだ数冊の本の中で、固有値やラグランジュ未定乗数法、偏微分などがいつもセットになって出てきていたので気になって質問しました。 統計学を勉強している文系の学生で、数学のことがよくわからないので、馬鹿なことを聞いてるかもしれませんが宜しくお願いします。

  • ラグランジュの未定乗数法

    大学(商学部)の授業でラグランジュの未定乗数法をやったのですが、まったく理解できません。 高校(文系)の数学でやる程度の数学能力しかない自分にラグランジュの未定乗数法を理解するのは難しいでしょうか。 高校程度の数学能力でも理解できるようなサイト又は文献など、ご存知の方いらっしゃいましたら是非教えてください。

  • ラグランジュの未定乗数法

    問題の(1)について ラグランジュの未定乗数法から y+1=2λx x+1=2λy x^2+y^2=1 の連立方程式を解きたいのですが解けません 気になりすぎて夜も眠れないです どうかお願い致します

  • ラグランジュ未定乗数法

    2変数の条件付極値問題で、ラグランジュ未定乗数法と特異点から、極値の候補を絞り込めることは分かりましたが、候補が本当に極値かどうか判定するにはどうすればよいのでしょうか?

  • ラグランジュの未定乗数法

    唐突で変な質問で申し訳ないのですが、「ラグランジュの未定乗数法」というものがどんなものか知りたいのですが、いったいどのようなものなのでしょうか。高校の数学しかわからないのですが、理解できるようなサイトなどあれば教えてもらえないでしょうか。最大、最小の応用のひとつとして、調べてみたいと思っているのですが・・・。また、これを理解するうえで、前提とする知識などがあれば教えてください。お願いします。

  • 最小二乗法とラグランジュの未定乗数法

    ラグランジュの未定乗数法って最小二乗法の手法の一つですか?

  • ラグランジュの未定乗数法と固有値問題

    数学の質問です。 ラグランジュの未定乗数法で独立な偏導関数を求めた後未定乗数を求める時に、固有値問題にならないケースをお教え頂けませんでしょうか。