• ベストアンサー

「生理活性物質」と「ホルモン」の違い

例えばヒスタミンやセロトニン等は、 「生理活性物質」「生理活性アミン」などという言い方をよくしますが、 「ホルモン」とはあまり言わないような気がします。 「生理活性物質」と「ホルモン」の言葉の意味上の違いって何ですか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#29428
noname#29428
回答No.3

suiranです。 「オータコイド」はかっては「局所ホルモン」と呼ばれていました。ホルモンとオータコイドの境界は明確ではないという感想は正しいものと思います。 ホルモンの古典的定義は確かに一部変わりましたが,ホルモン産生・分泌器官が明確,特定の組織・器官にしか受容体が無く標的器官が存在する等の定義は今でも生きています。 オータコイドは,特に特定の分泌器官が無いこと等の上記の定義に合わず,循環系に入っても微量なので速やかに分解されてしまい作用は全身(産生細胞から遠くの組織・器官)に及ばないものを言います。 乱暴に言えば,「伝達物質」にも「ホルモン」にも定義できない生体調節物質をオータコイドとしてまとめたのです。セロトニンのようにシナプスでは伝達物質ですが,他の部位で作用すればオータコイドとなります。 このサイトには生体調節の専門家はいらっしゃらないのでしょうか。

bigskull
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 ナルホド、速やかに分解されて遠くの組織には作用しないものがオータコイドなのですね^^ 確かにオータコイドには分子量が比較的小さいものが多くて、(オータコイドとしての性質を持たない)別の物質に変化しやすいような気がします。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#29428
noname#29428
回答No.2

ホルモンは古典的定義に従えば,内分泌腺で合成され,血液で運ばれ,特定の標的器官に作用し…以下略 現在では,下垂体後葉ホルモンや無脊椎動物のホルモンのように,内分泌でなく神経分泌だったりしまして,その定義に合わないホルモンがあります。ですから3種の生体調節物質(生理活性物質)は下記のような分類が一般的のようです。          作用範囲         運命 神経伝達物質 狭い(20~30nm)   極めて短い(mm秒単位) オータコイド  中間(近傍の細胞)   中間(分単位) ホルモン    広い(全身?)      長い(時間単位) ご質問のヒスタミンやセロトニンはオータコイドに分類されるのではないかと思います。他には,ブラジキニン,アンギオテンシン,プロスタグランジン,トロンボキサン,ロイコトリエン等あるようですが…参考になりましたなら。

bigskull
質問者

お礼

あー、それですそれ!「オータコイド」でした^^; というか私は今まで生理活性物質=オータコイドのように勘違いしてたみたいです。 suiranさんの説明で大体わかりました^^ えーとそれにしても「オータコイド」と「ホルモン」の境目って結構曖昧なような… 例えばヒスタミンって全身に回らないんですか? とても参考になりました。ありがとうございました^^

  • Hyoutan
  • ベストアンサー率25% (69/266)
回答No.1

分野によって言葉の意味が違っているみたいです。 動物学では,生物が生産し生物の生理に活性がある物質に限って生理活性物質といいます。 ホルモンは生理活性物質の一種で,体内で生産され,自己の生理に活性を持つものを指します。同種他個体に活性を持つものをフェロモンといいます。 生物由来でない薬物は生理活性物質といいません。

bigskull
質問者

お礼

分野によって意味が違うんですね! そこんとこ考えてませんでしたw ということは、動物学的に言うと、例えばヒスタミンは「ホルモン」に分類されるんですね^^ ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 生理活性物質について

    大学の健康管理概論という授業のレポートで「生理活性物質の働きについて」という課題が出ました。生理活性物質がなんなのかわからず困っています。教えてください!

  • 生理活性物質の研究

    現在工学部の応用化学科に在籍してます。生理活性物質に興味があり、大学院進学のために研究室をさがしています。 自分の大学にはあまり興味のある分野の研究室がないため、大学院は他大学を受けようと思っています。 自分なりに大学のホームページなど見て調べているのですが、一般的に生理活性物質の創製を行うのは工学よりも農学のほうが盛んなのですか? 将来は企業で、医薬品、香料や食品などの研究開発がしたいなと思っています。 また、生理活性物質に関する研究が盛んな研究室などの情報がありましたら教えていただきたいです。よろしくお願いします。

  • 神経伝達物質

    セロトニンとドーパミンは神経伝達物質ですが、セロトニンと一緒に「幸せホルモン」と呼ばれることがありますよね。  神経伝達物質はホルモンとして働くものもあるんですか?

  • 生理中のホルモン検査

    こんにちは。 私は先日、流産したものです。まだ1回目の生理も来ていませんが、2回生理が来たら子作り再開 する予定です。 いま通っているクリニックで、生理がきたら生理中のホルモン検査をすることになっているのですが、 これは何を調べるための検査でしょうか? また、検索していたところ、ホルモン検査の種類も、生理中に行うものと高温期に行うものとがある ことを知りました。どのような検査かの違いを教えてほしいです。

  • 鬱病の原因とは?。

     うつ病の原因はなんでしょうか?。   どうやら、いろいろあるらしいのですが  ある本では「アミン」  またある本では「セロトニン」、「ノルアドレナリン」やら・・・。  どうやら、アミンの中に「セロトニン」「ノルアドレナリン」をはじめ様々な物質があるようなんです。  その物質構造(これの中にこれがあって、この物質は何の感情を司るとか・・・)が解る方いらっしゃいませんか?。  そして、うつ病の原因はこれだ!と断言できる方いらっしゃいませんか?。  

  • 脂溶性ホルモンと核内受容体の複合体が成す転写活性について

    ホルモン(特に甲状腺ホルモン)が核内の受容体と結合し,特定の遺伝子の転写を活性化する際についての質問です. 転写活性が終わったあと,ホルモンとレセプタが結合したコンプレックスはどうなるんでしょうか? (1)HREと結合したまま. (2)HREから離れ,他の遺伝子の転写に再利用される. (3)HREから離れ,他の物質によって壊される. (4)HREから離れ,コンプレックスも解かれそれぞれ基の物質へと戻る 専門知識がないため,専門用語など間違っているかもしれません.分かる方どうかよろしくお願いいたします.

  • 脳内ホルモンとは?

    ネットとかでたまに"脳内ホルモン"という言葉を目にしますが、いまいち意味が良くわかりません。 "神経伝達物質"とほぼ同義と考えてよろしいのでしょうか?

  • 生理活性を伴わない理由

    こんにちは.当方,化学系の人間ですが,有機合成についてはまったくの素人でございます.宜しくお願い致します. 私が所属する専攻科では,生理活性をもつ天然物の全合成を行っている研究室があります. 聞くところ,ただでさえ気の遠くなるような全合成にようやく成功したとしても,肝心の生理活性がまったく認められない場合が往々にしてあるそうです. これはいったいどういうことでしょうか. 合成された天然物そのものに立体化学等の何らかの欠陥があり,天然物と異なる分子構造のものができているのでしょうか. あるいは,生理活性を発現するファクターが分子構造以外の何かに相当しているのでしょうか.それとも,他に何か特別な理由があるのでしょうか. ちなみに,全合成しても生理活性がなかった場合,その研究室ではペーパーを書かせてもらえないそうです. 所詮は人間.たとえ肉体(分子)は作れども,魂(活性)を込めるまでには至らない,まさしく神の領域,とでも言わんばかりの興味深い事例です. 本事例について何かご存じの方,ご一報いただけると幸いです.

  • 生理活性物質とシリカゲルカラム

    生理活性物質をクロマト精製する計画を立てているのですが、、、 (1)文献を見ていると、シリカゲルカラムによる精製が多いのですが、オクタデシル基等の疎水基のついていないシリカゲルで吸着するのでしょうか?疎水基のついていないシリカゲルは単なるガラスの微粒子ですよね? (2)各社からシリカゲルが売られていますが、つい目移りしてどれにすれば良いか迷ってしまいます。お勧めの製品があったら紹介して下さい。 (3)シリカゲル吸着後に用いる溶離液ですが、文献を見ていると『よくこんな組成の溶離液を思いついたな』とつい感心してしまうのですが、あれはいろいろ試行錯誤してようやく見つけられるものでしょうか?それとも、溶離液の組成を決定する際には何か基本的な決め方があるのでしょうか?例えば、『疎水性の高い試料を分離する場合は、吸着後に、極性の高い溶離液を用いた方が良い』とか、逆であるとか。。。既知物質の精製ですと、過去の文献を真似すればよいのですが、未知のものとなると、どうして良いものやら。。。 基本的な愚問で恐縮ですがよろしくお教えください。

  • 抗菌と抗菌活性との違いは有るのでしょうか

    早速ほんだいです。 抗菌や殺菌効果をうたった文房具や日用品など色々ありますが、それら見て疑問に思ったので詳しい方教えて下さい。 抗菌の抗菌剤とは抗菌の薬もしくは成分と認識しているのですが、 世間の抗菌ブームにあやかっての表現か、「抗菌作用」とか「抗菌活性」、はたまた「抗菌活性作用」とか色々な文言があるようです。 自分なりに調べてみたのですが明確な理解には至りませんでした。 これらの言葉に意味の違いがあるのでしょうか。 抗菌・除菌・殺菌の違い自体も不明なのに「活性」と来ては・・・ この抗菌と除菌と殺菌の違いにも明確な差があるのでしょうか? 混乱していますので、あまり学術的な話にならないやさしく理解できる 方法を探しています。