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学校文法について

kogotokaubeweの回答

回答No.5

 「学校文法」とは中学(口語)・高校(文語)で教える文法を一般的にそう呼びます。文法に関してはNo.4の方や、質問者の方もNo.3のお礼で述べていらしゃるように、「形容動詞」を品詞として認めるか等々、研究者によって様々な説があるのですが、学校によって教える内容が異なると混乱を招くので、教育現場では一応、統一されているわけです(実際には、細かな差異がないわけではありませんが)。  学校文法では、「静かです」は一単語の形容動詞です。一単語ですから、品詞分解はしません。品詞分解とは単語に分けることですから、一単語を「静か=形容動詞の語幹」「です=形容動詞の『丁寧な』活用の活用語尾」と「語幹と語尾に分けること」は、品詞分解とは呼びません。  書店で中学生向けの国語の参考書・問題集をいくつか手にとってご覧いただくと、形容動詞には、普通の活用として、未然形から順に「だろ・〔だっ・で・に〕・だ・な・なら・○=用いない」と活用する場合と、「丁寧な活用」として、これも未然形から順に「でしょ・でし・です・(です)・○・○」という二種類の活用があることが説明されていることと思います。 (一例として、参考URLをご覧ください。)  丁寧な活用で、連体形が( )に入っているのは、一般的には「静かです海」とは言わず、普通の活用の方の「静かな」を用いますが、「ので」「のに」に続く場合には「静かですので」という用例があるため、通常の(連体修飾の)連体形としては用いず、限られた用法であるという意味で、「○」にはしないで( )に入れます。  これとは別に学校文法では丁寧の助動詞として「です」があります。活用は形容動詞の丁寧な活用と同じです。助動詞の「です」は主に名詞の後に付きます。  たとえば「天気です」がそうです。「天気だ」(「だ」は断定の助動詞)も同様ですが、「天気な・日」「天気な・空」などとは言いません。「~な」の形で連体修飾としては用いませんので、これらは形容動詞ではないと考えられ、「形容動詞の活用語尾の『だ』『です』」とは区別されています。  (なお、「名詞+助動詞『だ・です』」と「形容動詞との区別はテスト問題としてよく出題されます。)  したがって、「学校文法」では「静かです」の「です」を「助動詞」とするのは誤りです。同様に「こと」などの「省略がある」という考え方はしませんん。No.2の回答が、正しいことになります。

参考URL:
http://www9.plala.or.jp/sgmiki/kokugo/k045.html

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