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外来語の影響が無かったとしたら
植物図鑑や昆虫図鑑をみていると、改めて日本語を発見したような気になるのですが、外国の影響が無かったとして、日本語が和語のみで発展し、漢語やギリシャ語のように学術用語までまかなえるようになることは可能でしょうか? またもしなるとすれば「グミ」のような固有名称と古事記なんかにありそうな長い名前と「振込み」「早送り」のような動詞の活用と「せめ合う→すもう」のような音便変化によるものとではどちらが単語として多く使われるでしょうか。
- gunsuke77
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- kaitaradou
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興味深い疑問だと思います.日本語を使っていた人が自分で字を作り出す前に漢字が流入してきたとすれば漢字そのものと一緒に入ってくる文明とを切り離すことができなかったはずです.学術というものがいわゆる西洋的なものだけなのか分かりませんが、漢字が入ってこなかったら少なくとも日本の学術は古代の大和言葉にふさわしいものになっていたと思います.言葉は思考をほとんど完全にしはいするということがあれば、古い時代の歌に詠まれているような美しい自然が今でも残っていたのではないかと思います.これも強いて言えば学術のひとつの形に違いないと思います.西洋流の基準を作って大和言葉を能率が悪いとか未分化であるとか言うのは本当はまずいことなのではないかと思います.回答にはならなかったかと思いますがあなたの疑問によって引き出された私の感想を述べさせていただきました.
- dora1
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日本語の動植物の名前、いわゆる「標準和名」は、非常にわかりやすい名前が多いと思っています。たとえば、ヤンバルテナガコガネ、ヤンバル地方にいる手の長いコガネムシである、ということが名前だけできっちり伝わります。たとえば、アカスジキンカメムシ、赤い筋の入った金色のカメムシなんだな、と想像できますが、まさに実物もそのとおりの姿かたちをしています。名前のつけ方の傾向としては、見たまんまの名前にする傾向が非常に強いです(ママコノシリヌグイとか、リュウグウノツカイとか例外的に詩的なのもありますが)。 逆にラテン語の学名では、実物の姿かたちにちなんだ名前をつけることもありますが、一般には和名よりももっと抽象的な形容で、さらに神様の名前だったり、誰か自分の恩人の名前にちなんだり、正直言って、学名だけ見ても視覚的なイメージが浮かぶことは多くありません。ひとことでいうと、基準はめちゃくちゃです。 歴史的な経緯か、なにかの間違いで、学名として日本語の和名を採用する、などということになったとしたら、日本の和名でもラテン語の学名と同様か、それ以上の役割をきっちり果たせると思います。あるいは和名の方が、ラテン語名よりも「学名」らしいといってもいいかもしれません。ただし、もしかしたら、和名のつけ方が、非常に即物的で、雰囲気もへったくれもない(ラテン語の学名の逆ですね)などという文句が出るかもしれませんね。
お礼
万国共通な学術用語になりえるかまでは考えてなかったので、参考になりました。
- Flak45
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外国の影響がなかった場合を想定することすらナンセンスですが仮になかったとした場合には漢字すら存在しないことになりますから、口語の音を表記する程度の言語しか持ちえなく、学術用語のための学術が発達したかどうかも疑問です。 そもそもわれわれが古代の土着民族から見れば外国人の末裔ですから。
お礼
日本語の成り立ちを考えるとそういう考えも ありますね。
言葉というものが、必要なものとして発展してきたものであり、学術用語としての日本語を必要とする状況であったならば、当然、まかなえる様になる、と云うより、まかなえると思いますが。 まかなう必要があるか、無いかの問題だと思いますけど。
お礼
人間必要になれば言葉を生み出すんでしょうね。
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