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らしき

いつもお世話になっております。 「日本人らしき人はいない。」のような文を読みました。「日本人らしい人はいない。」なら理解できますが、なぜ古文っぽい「らしき」なのでしょうか。文章を書く時に、「名詞+らしい+名詞」をよく「名詞+らしき+名詞」に書き替えるのでしょうか。 日本語を勉強しているので、まだまだ文章がうまく書けません。質問文の中で不自然な表現がありましたら、それも併せてご指摘していただければ助かります。 宜しくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

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  • gekkamuka
  • ベストアンサー率44% (138/309)
回答No.2

 「日本人らしき人」 こちらは、<推量の助動詞>であることを明確にするために、あえて文語形「らし」の活用をさせ、その連体形「らしき」にしています。「男らしき人影」「本人らしき電話の声」。ただし「本当らしい噂」「犯人らしい足跡」など明らかに推量としか受け取れない言い回しの場合は「らしき」よりは「らしい」という口語系が望ましいのでしょうが。  <どうやら>日本人だと思われる人、<おそらく>日本人に違いない人。  「日本人らしい人」 <接尾語>「らしい」として、名詞に付いて「…の様子である」「…の風である」とか、更には形容詞語幹に付いて「いかにも…と思われる」「…感じがする」というニュアンスになる。「男らしい行動」「人妻らしい挙措」「子供らしい仕種(しぐさ)」「可愛らしい子」「憎らしいあいつ」「馬鹿らしい噂」  <どこか>日本人的雰囲気がある人。<いかにも>日本人風の人。    奈良時代の「らしき」、平安時代の「らし」、室町時代の接尾語「らしい」、江戸時代に復活した助動詞「らしい」など、たどれば歴史にも曲折があるのでしょうが、今日日(きょうび)では「…っぽい」などといった口語形も若い世代には多用されているので、やがて「らしき」が「らしい」となり、「らしい」が「っぽい」となって行くのかも知れません。

awayuki_ch
質問者

お礼

gekkamukaさん いつもお世話になっております。 早速のご返事ありがとうございました。 大変いい勉強になりました。

その他の回答 (4)

noname#11434
noname#11434
回答No.5

ニュース報道から(フィクションです)。 「防犯カメラに犯人らしき姿は映っていないということです。・・・現場のAさんに聞いてみましょう。Aさん、カメラに犯人らしい姿は捉えられていないと言う事ですが…」「はい、それらしき姿は見つかっておりません。」 →この場合、「らしい」も「らしき」も使えますが、 視聴者に向けた報道口調では、改まった文体になりますので「らしき」が多用されると思います。 待ち合わせ場所で、友だとと一緒にもう一人の友達を探している時に。 「遅いなぁ。さっきから探してるんだけど、それらしい姿も見えないし・・・」 「場所を間違えてるんじゃないの? 私にも、彼女らしい人、全然見つからない。」 「やっぱりハチ公前でなんか待ち合わせするんじゃなかった・・・と言ってたら、現れたよ!御当人らしき人が!!。」 →この場合も「らしい」「らしき」両方「あり」なのですが、報道のように改まった表現をする必要がないので「らしい」のほうが多用されると思います。 文章の中でも両方使いますが、会話の時より、「らしき」の方を使いやすくなると言えるでしょう。特に文語調 の文章の中では「らしき」は多用されやすいです。 この「らしき」以外にも、現代語の形容詞はほぼすべて、その文語活用形をも現代語の中に残しています。 例を挙げると「いとしき人々(いとしい人々)」「嘆かわしきこと(嘆かわしいこと)」「微笑ましき姿(微笑ましい姿)」「良きにつけ悪しきにつけ(慣用句)」「甚だしき場合には(甚だしい場合には)」「楽しき我が家(慣用句かな?)」「喜ばしきことである(喜ばしいことである)」などなど。 やはり、どちらかと言うと古めかしい表現であることは確かです。慣用的な表現として残っていることが多いですね。 日本では漢文の書き下し調の文体が、書き言葉として非常に長い歴史を持っていますから、そのボキャブラリーの一部がそのままの形で、書き言葉や少し改まった表現、あるいは格調の高い表現や「慣用的」な言い方として今も残っているのだと思います。俳句や短歌など、古語の活躍できる世界が今も生きていますしね。 ・・・余り旨く説明できませんでした。不明な点はまた質問してください。

awayuki_ch
質問者

お礼

fieldsさん いつもお世話になっております。 早速のご返事ありがとうございました。 最初のあんな会話の例文が大好きです。 生き生き日本語をたくさん習得しました。 大変いい勉強になりました。

noname#8194
noname#8194
回答No.4

質問に答える前の大前提として、 「日本人らしい人」には2つの意味があります。 ひとつは、 日本人の生活習慣を身に付けていて、日本人の行動パターンを取る人のことです。 わかりやすく極端に言えば、「和服を来て、日本食を食べ、俳句や和歌を作り、お正月に『かどまつ』を立てたりする人」です。(例が多少、極端かもしれませんけれど。) 例:「部長は日本人らしい人だ。」 もうひとつは、「どうも日本人と思われる人」です。 例えば、外国に行った人が「この土地に来てから、日本人らしい人は見かけたことがない。」と言った場合は、こっちの意味のときが多いでしょう。 とは言っても、このくらいは既にご存じかもしれません。(国文法では、前者を「接尾語」の「らしい」、後者を「助動詞」の「らしい」と呼ぶらしいです。←この文の最後の「らしい」はどちらでしょう?) 質問の「日本人らしい人はいない。」「日本人らしき人はいない。」の場合だと、どちらの意味の場合もありえます。 「部長は日本人らし【き】人だ。」や「この土地に来てから、日本人らし【き】人は見かけたことがない。」という表現もあります。 ただ、私の感覚では、「部長は日本人らしき人だ。」という表現よりも「部長は日本人らしい人だ。」のほうがしっくりきます。 1つめの「らしい」(接尾語)の場合は、「らしき」には置き換えにくいと思います。 私の推測ですが、接尾語の「らしい」は、その前の言葉(「日本人らしい」の場合なら、「日本人」という言葉)と一体になっているため、一部のみを置き換えにくいのだと思います。 (自信はないですが、このことが逆に、「らし【き】」を使っている一因になっているかもしれません。) >文章を書く時に、「名詞+らしい+名詞」をよく「名詞+らしき+名詞」に書き替えるのでしょうか。 そんなことはないと思います。文章だからと言って、「らしき」になるとは言えません。 >なぜ古文っぽい「らしき」なのでしょうか。 このような古文っぽい(文語のような)表現をすると、わざとらしく感じられます。聞いている人が、心にひっかかるのです。別の言い方をすると、強調する効果がありますし、印象深くなります。 例えば、「じゅうぶん ありえる」よりも「じゅうぶん ありうる」、「眠っているライオン」よりも「眠れる獅子」、「自分の現在のよろこびは」よりも「自分の現在のよろこびたるや」のほうが文語らしい表現で、 印象深くなります。

awayuki_ch
質問者

お礼

qcn11eさん 早速のご返事ありがとうございました。 「らしき」の言い回しは印象深くなりますね。 大変いい勉強になりました。 本当にありがとうございました。

  • zato
  • ベストアンサー率60% (2090/3478)
回答No.3

「らしき」という言葉は「~のような」とか「~らしい」という言葉と同等に使います。 「中国語らしき言葉」とか「感想文らしき文章」とか「笑顔らしき表情」という風に使います。 「~のような」や「~らしい」という言葉より、推定や未確認である意味合いが強いです。 つまり「中国語のような言葉」というのは「中国語に似ている言葉」という意味になりますよね。 でも「中国語らしき言葉」とすると「中国語だと思われる(推定)言葉」になります。 「中国語らしい言葉」と「中国語らしき言葉」を比べると、比較的「らしき」の方が自分の勝手な推測で確定はできないけど、という憶測の意味が強くなる気がします。 そしてなぜか日本人は「らしき」という言葉の方を好んで使うと思います。 口語でもよく使いますよ。 古文っぽいとは思って使ってはいません。 いろいろ調べてみたんですが「らしき」という言葉はなかなか解説が出てこないんですよね。 自分なりの回答です。 違ったらごめんなさい。

awayuki_ch
質問者

お礼

zatoさん いつもお世話になっております。 早速のご返事ありがとうございました。 「らしき」の方が推定の意味合いが強いですね。 大変いい勉強になりました。

回答No.1

単なる推測ですが…。 「日本人らしき人」という場合は、「見たところ、おそらく日本人と思われる人」という意味になります。 一方、「日本人らしい人」という場合には、上記の意味もありますが、加えて、「日本人としての特徴を備えた人」という意味にもなります。 例えば、「男らしい人」と言えば、「男としての(望ましい)性質を備えた人」ということになり、この意味で使うときは「男らしき人」とは言いません。この場合は、「男らしい人」というときには、通常こちらの意味しかありませんが、どちらの意味にも取れる場合に紛らわしいことから、意味を限定するために、「らしき」が使われることが多くなったのかもしれませんね。 また、文章を書くときに、「らしき」が使われるのは、書き言葉では文語的な(古文的な)表現が好まれることが多いことも原因でしょう。文語的な表現は、より、改まって(かしこまって)感じられる傾向があります。 ちなみに、書き言葉では、漢語的な表現が好まれる傾向もあります。 例えば、話し言葉では、 「日が暮れてから、家に帰った」と言うところを、 書き言葉では、 「日没後に帰宅した」 というような表現になりがちです。 質問の文章は、ほとんど問題無いと思います。 (下手な日本人より、立派な文章を書かれていると思いますよ。) >文章を書く時に、「名詞+らしい+名詞」をよく「名詞+らしき+名詞」に書き替えるのでしょうか。 これは、頭に「なぜ」をつけるか、「~書き替えるのはなぜでしょうか」とした方がいいでしょう。

awayuki_ch
質問者

お礼

blackdragonさん 早速のご返事ありがとうございました。 「日本人らしい人」という場合には「日本人としての特徴を備えた人」という意味にもありますね。 大変いい勉強になりました。 添削にも心より感謝致します。 これから気をつけます。 本当にありがとうございました☆

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