中国の儒教(論語等)について教えて。

質問

日本では論語は昔から存在しますが、現代の女性には一部でかなり嫌われていますよね？
あれってなんでですか？

回答No.3

Nakay702 · ベストアンサー

以下のとおりお答えします。
＞日本では論語は昔から存在しますが、現代の女性には一部でかなり嫌われていますよね？ あれってなんでですか？
⇒孔子の活動やその言行録が書かれた時代、かの地の識者たちの関心はもっぱら政治とその周辺に関わる事柄でした。つまり、孔子や彼に続く識者らの頭は政治問題に忙しくて、それ以外のことにあまり意識が向かなかったようなのです。ということで、彼らは、女性や性役割（今風に言うジェンダー）などについては、（意図的に）無視したわけでなく、単にそれと無縁状態のまま、政治関連の事柄に腐心していた、ということになります。

こういう状況下で書かれた論語中の決まり文句、「故（ふる）きを温ねて（たずねて）新しきを知る」、「過（あやま）ちて改めざる、をこれ過ちという」、「己の欲せざるところ人に施すことなかれ」（黄金戒）などには、短い語句の中に深い意味を示唆する数珠の輝きがありますので、場所や時代の違いを問わず、年齢や性差を問わず、我々にとってはまさに得がたい金言・格言ですね。

とはいえ、論語に問題点がなかったわけではないようです。例えば、墨子は孔子の説く「仁」は差別的な愛であるとして、これを批判して自らは万人に対する無差別・平等な愛（兼愛）を説き、戦争を否定し（非攻）、節約を主張した（節用）。これとはまた別の話もあって、「女子と小人は養い難し」という、女性にとっては屈辱的な句が論語にあると言って市井の人から非難されていますね。しかし、これは孔子自身が言ったという保証はなく、陽貨という人が別の学者（夫子）に《「君子道を学べば則ち人を愛し、小人道を学べば則ち使い易し」と聞いた話だ》と「論語陽貨篇」にあります。

以上のような問題点があるとはいえ、そのことはいささかも論語の価値を減じるものではないと言えるでしょう。ましてや、男尊女卑とか女性差別を助長するような内容は、どこにも見当たりません。ネットを検索してヒットしたサイト、《https://meroara.hatenablog.com/entry/》は、こう語っています。

《…「論語」が人々を抑圧するような文章ではないことはおわかりいただけたんだろうと思います。もっと虚心坦懐にこの文章を読むべきです。「義を見てせざるは勇なきなり」「己の欲せざるところ人に施すことなかれ」小さい頃に聞いたことがあるはずです。この文句を否定できる人いますか？いないはずです。こういう否定できない道徳が書かれているのが論語だし、その本質が人間の抑圧であるわけがありません。（…）むしろ、「賢を賢として色を軽んじ」（学而第一の七）ようにきちんとした互いへのリスペクトを2500年前の男性に求めていたぐらいなので（そりゃ現代の価値観から言ったらあまりにも不足だが）どちらかというと女性に優しい文章とも言えるのではないでしょうか。》

回答No.2

o_tooru

こんにちは、疑問はつきませんね。

さてご質問の件ですが、寡聞にして女性に嫌われているという事を知らないのですが。

よく言われるのが、論語と言うより、儒教での女性観が酷いということ。夫に先立たれた寡婦は、
ーーーーーーーーーーーーーーー以下引用
>寡婦（かふ）のままで夫の残した子供を育て一生を送るのか、死んだ
>夫に殉じて自らの命を絶つのか、という二つの道しか残されない。
>そして前者は「節婦」と呼ばれて、後者は「烈婦」と呼ばれるのである。

出典
https://shuchi.php.co.jp/voice/detail/6307?p=1

回答No.1

SPIKE-NLOS

『論語』は、孔子の言行録であり、中国の古典的な書物です。現代の女性には、『論語』に含まれる女性差別的な表現が嫌われているようです¹。例えば、『論語』の中には「女人之衰也，真人之始也」（女性の衰えは、真の人間の始まりである）という表現があります。このような表現があるため、現代の女性からは嫌悪感を持たれることがあるようです。しかし、『論語』には、男女平等を主張する表現も含まれています²。例えば、「有朋自遠方来，不亦乐乎？人不知而不愠，不亦君子乎？」（遠くから友人が来たら、それは楽しいことだろう。人に知られずに怒らずにいられるのは、それこそ君子である）という表現があります。このような表現もあるため、『論語』を否定することはできません。

補足

それは知りませんでした。
私は色々な論語の本や孔子の本等も所有していまして、好きな箇所は暗記しており暗誦も出来ます。
女人小人は養い難しも嫌われる要因ですか？