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哲学と科学の違い

orimotoの回答

  • orimoto
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回答No.4

ぼくはこんなふうに考えています。 科学:自然や社会の現象について、理路整然と関係性を説明し、理論化するもの。 哲学:科学的にまだ説明できないもの、説明できてもその背後に潜むことに意味をあたえるもの。 たとえば今日社会のネットワーク化が進んで来ていることについて、哲学者ドゥルーズは早くも1960年代に、社会構造がツリー状(樹木型)からリゾーム状(茎根型=ネットワーク型)に進むことを主張しました。それに対して、ノーベル賞をもらったガルブレイスなどの経済学者は、まだネットワーク経済が出来つつあるか現象を慎重に見守っていると言います。ニュートンもデカルトの哲学の影響で万有引力を発見したと言います。 ある有名な哲学者は、「哲学者の役割は、まだぼんやりしている事象に1歩早く意味を与えることだ」と言いました。 また長い間哲学者が取り組んでいる問題に、「実在とはなにか」、つまりモノが存在するということはどういうことかというものがありますが、科学者は、生物系のひとは、どうして存在するモノが目に見えるかを精密に追求したり、物理学者は、それを重力や支えるものの反作用で説明しようとします。それに対して先端的哲学者は、人間の認識とモノの客観的存在とを融合させて考えます。それがハイデッカーや西田幾多郎です。 このように科学的に解明されたようにみえるものでも、哲学者はそれらの現象を包摂する意味を考えます。

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