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夏目漱石より以前に猫を飼っていた日本人は多くいたか
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「吾輩は猫である」は明治38年(1905年)に発表されています。これ以前でも、少なくとも明治時代の日本・東京には猫を飼う人が相当数いたでしょうね。そもそもこの小説の主役である「吾輩」は捨て猫で、「苦沙弥先生」の家に迷い込んで飼ってもらえることになったという設定です。当時の猫が貴重で高価なものであったなら捨てられることはなかったでしょう。 もちろん大昔の日本、例えば平安時代の「枕草子」に登場する宮中で飼われていた猫などについては話が別です。(昇殿が許されるように)天皇が猫に五位の位を与えるなど貴重な動物として大事に飼われています。また「源氏物語」では、猫がつながれていた綱を引っ張ったために御簾が上がり、普段は顔を見せることのない高貴な女性(女三の宮)の顔を貴公子「柏木」が見てしまうことが、その後の悲劇の発端になっていますが、このことからも当時は猫は繋いで飼うものだったことがわかります。 猫を多くの人が飼うようになったのは江戸時代の半ば以降ではないかと思います。浮世絵にも数多く登場しますし、江戸には「猫のノミ取り屋」という今から見れば「珍商売」があったそうです。こうしたことは猫が多く飼われていた傍証です。 また「誹風柳多留」(巻十三)に「猫好きも男の方ハ金がいり」という句があります。世間の男が好きなのは猫は猫でも、鼠は捕らずにおしろいをつけてお金を取るもので、女遊びはカネがかかるという意味ですが、動物の猫を飼うのにはさほど金がかからなくなっていなければ、この句はなりたちませんね。
その他の回答 (3)
- doraneko66
- ベストアンサー率11% (535/4742)
ウェキペディアによると日本だと奈良時代あたりから。。、西洋だと古代エジプトの時から。。。 穀物を守るため、ネズミ駆除のために必須だったみたいですね。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ネコの文化
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2589/17102)
「多く」というのは実に曖昧ですが、飼っていた人はいました。但し、その多くはネズミ退治を目的にしていたものであり、今で言う「地域猫」のようなものの割合も高く、はっきりした定義があったわけではありません。餌を与えて愛玩用に飼育していたのは貴族や大名家、大商人に限られています。
- ngwaver
- ベストアンサー率26% (323/1202)
多くいました。
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