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個人崇拝でない本当に平等の共産主義は存在した?

noname#247529の回答

noname#247529
noname#247529
回答No.5

No.3の回答者です。 貧富の差がどの程度あったかは分かりません。 最近、貧富の差が実感できるようになって勝ち組負け組という言葉ができましたが、昔からあったかもしれませんね。 ただ、底上げはかなりされていたと思いますよ。 それは生半可な理由では実現はされなかったでしょう。 社会主義と宣言された国は、中国ソ連東ヨーロッパ、ことごとく失敗していますし、比較的歴史が浅く、身分の違いからくる貧富の差がなかったアメリカでも格差は日本ほどには縮まらなかったでしょう。(今のロシアや中国、ベトナムなどは社会主義ではないと考えています。) そして、日本にはもともとみんなで一緒に何かをする文化が根強くあったと思います。 町内会、お祭りなどの行事がそうですね。 子供の頃はさらにPTAのつくったイベントも多かった印象です。 町内会対抗運動会もありました。 地域みんなで同じように元気にやっていました。 社会全体で豊かになろうとしていた気風は日本全国にあったのじゃないでしょうか。 もっと昔から、日本には社会主義的だった側面があると思います。 例えば、制服などでみんな同じにしようとすると軍隊的だと昨今は揶揄されたりもしますが、ある番組で歴学者、磯田 道史さんは新選組が隊服を揃えたことを村社会からの影響のようなことを言っていました。軍隊である武士の方がそれぞれの個性がある格好をしているものですからね。 つまりは、みんなで同じであろうとする側面が昔から強かったのです。 残っていた写真で見ましたが、町の公民館をみんなで作っていたりもしたようです。これもみんなのための公民館だからみんなが力を出したということじゃないでしょうか。 地方では他にも、消防を担うのは自分たちであったりもしました。 今は、火事が起きたら、消防署が消すものと言うイメージが強いと思いますが、 もともと、常設の消防施設は、地域の住民が片手間で行っている消防団です。今もある組織ですが、(消防署は特設と呼んだりもしたそうです。)昔は消防団だけです。つまり自分たちで消さなければいけないのです。 災害対策などは地域の住民自身が力を合わせることを必要としているのは誰の目にも明らかです。 また、農家では、人手が必要な田植えなどには隣近所の力が欠かせなかったでしょう。 このように、日本社会では多くの助け合いの部分があり、災害が多いことや国土が狭いこともあって、隣近所の結びつきが強かったと思われます。 逆に『出る杭は打たれる』という言葉があるように力を持ちすぎると嫌われる側面もありました。 さらに、それをまとめる側にもそれなりの心理的制約はあったでしょう。 日本の世界的企業のトップがとる報酬が比較的少なめであることを指摘した記事もありましたし、千葉にある日本一の水揚げを誇る銚子港は、昔、土地のお金持ちが資材を投じて作ったとかもありました。映画「殿、利息でござる」にも社会のために自分の家が傾くほどの投資をしたお金持ちの話はあります。他にも時々、土地のお金持ちが社会のためになるようなことをした話はあります。それによって自分の家がつぶれてしまうようなこともあったようです。 そのようにして社会主義的地盤や考え方があったことで、護送船団方式のような政策もあったのではないでしょうか。 今の世の中は、少子化によって、昔通り行うことと実際にできることが乖離して、個々の負担が増えたことでの無理が表面化したことが問題だと思います。社会主義的傾向は今も、新たに町内会のような組織がマンションごとにできたりすることがテレビで取り上げられたのを少し前に見たことがあります。 和を以て貴しとなす というのは昔から個人主義よりもみんなで仲良くしようとしていたことの表れでもあったと思われます。そんな大昔から社会主義的気質が日本社会にあったことは事実でしょう。 ということで簡単ではありますけど、社会主義として一番成功したのは日本だと思っています。 まあ、まずは、マルクスとかの勉強から始めた方がいいと思いますよ。 確か、マルクスの社会主義はイギリスなどの国を前提としていて、貧乏な国では無理があったのを無理矢理したのが多くの社会主義とした国だったはずです。 社会主義は無理があるのに、行って失敗した国を社会主義の代表として学べば参考にならないのは当然だと思います。

lived_in_room13
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 お詳しく当時の状況を記してくださり感謝しております。 私は高度成長期にまだ生まれていませんので、貴重なお話が聞く事ができまして感謝しております。 何も知らない私個人としましては、「あしたのジョー」の時代の話というイメージが強く、昔の日本は大変だったんだなと思っておりました。 >残っていた写真で見ましたが、町の公民館をみんなで作っていたりもしたようです。 >これもみんなのための公民館だからみんなが力を出したということじゃないでしょうか。 >地方では他にも、消防を担うのは自分たちであったりもしました。 >今は、火事が起きたら、消防署が消すものと言うイメージが強いと思いますが、 >もともと、常設の消防施設は、地域の住民が片手間で行っている消防団です。 とはいえ、ジョーは底辺から這い上がる話だと思いますので、一般社会はそれほど差が無くて仲良く暮らしていたのですね。 すいませんがまだ半信半疑な状況でございます。 ありがとうございました。

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