太陽光発電の採算について

質問

太陽光発電の採算に関する問題として電気を1発生させるのに、他から4持ってくる必要があり、トータルで3の損というような説明をみたことがあります。たぶん、シリコンとか製造過程に電力を使うということのようですが（←不確か）。ラフな議論になっているとは思いますが、もしこれがある程度真実だとすると、より正確に計算しなおして他から4持ってくるというのは言い過ぎで、3.2です、という説明になっても太陽光発電は自立できないことは明らかのように思えてきます。例えば、1.03なのか0.98なのかというレベルだったらどちらに倒れるかギリギリであり、技術革新で0.95ぐらいとなるかもしれません。実際のところどのようなものなのでしょうか。例えば、今は4必要だけど、将来の技術で0.95ぐらいになるというのが見えているということなのでしょうか。

一方で、九州では今夏の一瞬のことなのかもしれませんが、太陽光発電で8割を賄ったというようなことがありました。前段の話とかなり違うイメージなのですが。

太陽光発電はソフトエネルギー、再生可能エネルギーであり、クリーンなイメージで気持ちがいいのですが、本当のところはどうなのでしょうか。どこまで含めて考えるのかで違うのかもしれません。送電コストとかです。でもそれは太陽光発電が新規参入なので分が悪いかなと思います。ですが、どう考えても1作るのに4かかるというのが本当ならばどうやって挽回するんだろうと思います。

太陽光発電の推進者の方はこの辺のことはクリアに説明可能だと思いますのでよろしくお願いします。

質問というのはどうしても質すということで太陽光エネルギー反対派のように思われるかもしれませんが、私は全くニュートラルな立場としてお尋ねしています。よろしくお願いします。

回答No.2

g27anato

私もニュートラルで素人です。
科学的、技術的、数学的には知識が少ないので、言葉の面から考えてみます。

「発生させる」という言葉に、どのような意味を込めているのか考えてみる必要がありそうです。

普通に考えたら、発生させる単位量として「時間当たりの電力X時間」が示されなければ、何を「1」とするのか不明な説明となります。

対比する「4」という数値についても同じ事が言えます。

単純に考えたら、「1」単位の発電量に対して「4」単位の電力量を必要とする意味になってます。
それでは誰が考えても発電効率は「1/4」という、とんでもない数値になります。

そんな全く常識から外れた事を、専門的知識を持つ者がするとは到底思えません。
「それが真実」とは考えられない事です。

多分、意図的な印象操作を行う必要があって単位を省いた説明がなされているのだろうと考えてしまいます。

実態としては、
「製造+設置+維持」に掛かるのが「4」ということであって、
当初から回収するのが無理なのは明かであることから、
その費用が「利息込み」で解消されるまでに「1/4」という「回収/支払い」の比率が維持される、という意味に捉えて良いと考えられます。

その後の支払い完了時には「収入/維持管理費用⇒1/0.…」（廃棄時費用込み）という比率に変わる筈なのですが、
それについての説明は一切為されてないという事から、
そこに何らかの意図が隠されているものと読み取ります。

個人的には設備の劣化で「発電不能となるまで」の、送電や環境負荷も含めて総合的な「効果/費用」という計算式が、たとえ大雑把であれ示されなければ判断は不可能と考えています。

「太陽光」という「燃料」に相当する部分は明かなメリットなのですから、それを考慮した正しい計算立てが判断材料になるべきと考えます。

お礼

回答ありがとうございます。私は理系なのですが、雲をつかむ思いです。
話が逸れますがその理由の１つに電気という目に見えないものをしかも、ワットとかジュールという聞いたことはあるけど実感できないものに置き換えてわかった気になって説明を受けている点を指摘したいと思います。物理量でもm, cm, g,kgのようなものだったら生身の人間として実感できるものだと思います。そういう目で見るとジュールは１Nの力で1m移動させた場合のエネルギーであり、１Nとは概ね100gのものにかかる重力です。100ｇの錘を手に持って1mあげるとそれがエネルギー１Jであり（人間が消費した）、それを1秒間でやったら1ワット（電力）となります。発電所の出力をキロワット(アワー)とか言われるとそれはどうなの？という感じです。そのようなところが整理されたうえで太陽光発電の謎にも迫る必要があると思うのですが、非専門には難しいなと感じてしまいます。数値に対して何らかの尺度を入れておかないと正否の判断がつかなくなると思います（財政赤字とかも）。