地熱発電の枯渇問題と影響について

このQ&Aのポイント
  • 地熱発電は持続可能なエネルギー源であり、石油のように枯渇する心配はありません。
  • 地熱発電所は環境に与える影響が少なく、地震や火山噴火の誘発などのリスクは低いです。
  • 地熱発電は地下のマグマや有害物質を排出せず、安全な方法で発電を行っています。
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地熱発電は石油のように枯渇しないのでしょうか

地熱発電資源は日本では豊富にあるといわれています。少し疑問があって質問しました。純粋な技術的興味です。政治色は一切ありません。 日本は地震国ですが温泉に恵まれ、国民を癒してくれます。私も温泉ファンです。 地熱発電所は岩手県の松川温泉で見たことがあります。観光名所としても面白いと 思いました。やはり少し(22000kW位)だからです。しかし日本を養う位大量に行うといろいろ心配事があります。そこで質問です。 (1)地下のマグマなどを刺激して地震や火山噴火を誘発することはないのでしょうか。 (2)地下から有害物質が廃棄物として排出することはないのでしょうか。 (3)低熱源は松川温泉の川ですか、それとも大気の温度でしょうか。 (4)肝心の温泉に影響を与えることはないのでしょうか。 (5)日本の美しい地下水系に影響を与えることはないのでしょうか。 (6)熱水と常温で発電するのですから、熱を大気に大量に放出して温暖化促進しませんか。 (7)kWhあたりのコストは風力や太陽光より安いのですか。 答えられるだけでも結構です。私は枯渇の問題と温泉や地震への影響が気になっています。また石炭の坑道になってしまうような気がします。国土を痛めるような気がします。 どうかよろしくお願いいたします。

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  • nijjin
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回答No.4

1.噴火に繋がることはありませんが地盤に影響し地震や崖崩れ温泉が枯れる危険があります。 2.地下水が汚染される可能性があります。 3.川の水です。 4.影響が出ることがあります。 5.影響が出ることがあります。 6.大気中に放出するにでその可能性はあります。 7.コストは安いが発電力などに問題がある。

yyz1974
質問者

お礼

ありがとうございました。合理的な回答に納得しました。

その他の回答 (6)

回答No.7

まず、一口に「地熱発電」と言ってもいろいろな種類があり、ほとんど別の発電方式というぐらいに違うものもあります。当然、環境影響等もおおきく違うので、どんな方式があるかをまず申し上げます。 まず、ごくまれにですが、地中の穴(生産井)から高温高圧の水蒸気が吹き出す場合、それをセパレータで乾いた水蒸気と水に分け、水蒸気でタービンを回します。この場合、タービンを通った水蒸気はそのまま大気に放出することもできます。ただし、この場合はもうもうと水蒸気が立ち上りますので、ある意味環境影響があります。(温泉の名物にできることもありますが。) 次に、従来多いのがフラッシュ式と言って、ほどほどの温度と圧力の蒸気が吹き出す場合、逸れをフラッシュタンクという容器で一定の圧力の蒸気と熱水に分け、その蒸気でタービンを回します。このとき、タービンを通った低圧の水蒸気は、復水器というもので低温熱源(多くの場合は空気)で冷やし、水に戻します。戻した水は、多くは還元井という穴から地中に戻しますが、まれには川に流すこともあるかもしれません。 それから、最近多いのがバイナリ式というタイプで、これは熱水や水蒸気を熱源として、蒸気発生器でアルコールやフロンなどの低沸点の媒体を気化させ、それでタービンを回します。タービンを回した媒体は凝縮器(復水器と同じだけどなぜかこう呼ぶことが多い)で液体に戻して、蒸気発生器に循環させます。これにより、比較的低温の熱源でも発電が可能です。また、高温熱源が「きれい」なまま使えるので、ほどよい温度にしてそのまま入浴に使うことも。 あと、まだあまりポピュラーではないですが、高温の地熱やマグマがあっても、水がないために水蒸気が出てこない場合、別に水を入れることで水蒸気を発生させる方式もあります。この方法は、確かに環境影響等も気にはなりますね。 で、長くなったので簡単に答えますと、資源としては生産井を使う場合、要は井戸ですから単体では「枯れる」可能性はありますが、石油で言うような意味では枯渇することはないでしょう。 環境への影響は、フラッシュタンク等で余った温水、冷却したり、熱をとって温度の下がった温水等がありますが、還元井などで地中に戻すことが多いです。ただ、もともと地中から取ったものを戻すだけなので、問題になることは少ないようです。 温泉への影響ですが、あまりないとは言われているのですが、地中でつながっているので絶対にないとはいえないのがつらいところで、その懸念が普及の一番の妨げとも言われています。また、要は井戸なので、観光(入浴)用の温泉と「取り合い」になるケースもあります。ただ、前述のとおり、バイナリ式などでは熱源と使用した後でむしろ程良い温度になることもあるので、今後は共存できるケースも増えるのではないでしょうか。 コストですが、温度等の条件によるので一概にいえませんが、かなり悪い条件で出力は小さい場合でも、24時間365日発電が可能なので、ぶっちゃけ太陽光よりはコストは安いことが多いです。ただ、太陽光と違って補助金らしい補助金もなく、制度もまだ未熟なので、そこで大きく逆転します。同等の条件なら、たぶんずっと安くできるでしょうか。 以上、駆け足でしたが、ご参考まで。

  • jkpawapuro
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回答No.6

(1)前例を見る限りその手の心配は一切なさそうですね。 なかに蒸気が溜まったらまずいですがむしろ蒸気取り出すのが目的ですし。 (2)出ますよもちろん。復水機通すとき余計なガスをきちんと除去しないといけません。 (3)知らないのでググッタラ明らかに冷却塔とおぼしきものがありますね。 低熱源は大気です、たぶん満足に冷水がないのでしょう。 (4)やってみないとわかりませんが、やりすぎたら当然影響すると思われます。 認可さえ下りれば徐々に出力を増やすのでしょうが・・・。 (5)あるかもしれません。 (6)発電所が放出する熱程度ではマクロに温暖化はおきません。谷あいの気温程度のミクロな話なら影響はありえるでしょう。 (7)うまくいけば安くなる可能性がありますが、実際やってみないとどれだけの出力が出るかわからないのが地熱発電所です。あと地熱発電所の場合そもそも道路の建設維持費が誰の負担かという問題があります。

  • dragon-man
  • ベストアンサー率19% (2701/13649)
回答No.5

1)地下のマグマなどを刺激して地震や火山噴火を誘発することはないのでしょうか。 マグマではなく、それで暖められた温水を使うだけですからその心配は要りません。 (2)地下から有害物質が廃棄物として排出することはないのでしょうか。 それを心配するなら温泉も駄目と言うことになりますな。草津温泉はヒ素など多量の有毒物質を含んでいて、下流の河川の水は飲めません。 (3)低熱源は松川温泉の川ですか、それとも大気の温度でしょうか。 低熱源の意味が分かりません。地熱発電は熱水の蒸気でタービンを廻すのですから、温度差は要りません。 (4)肝心の温泉に影響を与えることはないのでしょうか。 発電より温泉の方が大事ですか? 原発に代わる貴重なエネルギー源ですから、多少温泉に影響を与えてもいいでしょう。タービンを廻した後の熱水は温泉そのものです。じゃんじゃん使えば、温泉旅館が何十軒も建つでしょう。 (5)日本の美しい地下水系に影響を与えることはないのでしょうか。 地下水系は目に見えません。美しいもへったくれもありません。 (6)熱水と常温で発電するのですから、熱を大気に大量に放出して温暖化促進しませんか。 そのままだって大気に熱を逃がしています。(熱水と常温で発電?何か勘違いしておられませんか) (7)kWhあたりのコストは風力や太陽光より安いのですか。 温泉旅館や国立公園受益者の反対運動がなければ、コストは風力や太陽光より安いでしょう。原発だって反対運動がなければコストはそれほど高くはありません。原発コストの大きな部分が地元対策費に消えているのです。

回答No.3

枯渇は余程の変な発電方法を取らない限り大丈夫でしょう。  地熱発電の現状と課題というレポートが出ています。 http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shoene_shinene/shin_ene/pdf/003_01_00.pdf 良ければご覧ください。 温泉などの観光資源と被ることが多く、温泉で商売している人たちの反対や国立公園等の規制で開発がままならない。小規模な発電では商売にならない等々、色々問題点は多いようですね。 あなたの疑問点は失礼ながら、多くは的外れなような気がします。

yyz1974
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。私は地熱は石油と違ってこんなに良いという コメントを期待していたのですが、後の方のご回答を見てもいろんな見解が あるようですね。しかしご紹介頂いた資料は大変良くまとめられていました。尤も枯渇に関する記事はありませんでした。それに絶対電力もそれほど大きいとは思えませんが記事からは読み取れません。日本のピークパワーは 2億kW くらいですね。回答者様の「枯渇は余程の変な発電方法を取らない限り大丈夫でしょう」と言われる量はどれくらいのことを指しておられるのでしょうか。また約何年くらい持つのでしょうか。50年とか100年とかの数字はあるのでしょうか。もしこんな短期なら研究開発は無駄だと思います。地産地消で地元の人たちで影響が出ない範囲で進めればいいと思います。設備の寿命は高温でかつ化学物質とも反応するためそれほど寿命があるとも思えません。数十年の単位でしょうか。水を使うか空気を使うか自由ですが、効率は水の方が良いのでしょうね。しかし川の水はいつもあるとは限りません。難しいところです。私はそんな不安定なものに設備投資して国土を傷つけはしないかと心配して質問しました。的外れとのことですが、全く素人なのでそれは認めます。全く失礼ではありません(笑)。しかし普通の人が持つ心配や疑問を並べただけだとおもっています。回答者さんも問題は多いと書いておられます。ただみとうしがあればいいとも思います。環境負荷と賦存量に関してもお考えを頂ければありがたく思います。よろしくお願いいたします。

  • aokii
  • ベストアンサー率23% (5210/22062)
回答No.2

(1)地下のマグマなどを刺激して地震や火山噴火を誘発することはありません。 (2)地下から有害物質が廃棄物として排出することはあります。 (3)低熱源は松川温泉の川または大気の温度です。 (4)肝心の温泉に影響を与えることはあります。 (5)日本の美しい地下水系に影響を与えることはあります。 (6)熱水と常温で発電するので、熱を大気に大量に放出すれば温暖化促進します。 (7)kWhあたりのコストは風力や太陽光より安いです。

yyz1974
質問者

補足

早速のご回答ありがとうございます。コストが安く、結構安定電源ですね。 しかし環境負荷が大きすぎるということですか。その点はわかりました。 なぜコストが安いのかすみませんもうすこし詳しくお願いいたします。 全質問に答えていただき感謝しています。

回答No.1

  地熱発電は温泉として大昔から利用してる温かい湯を利用します。 利用しなくても、利用しても自然界に与える影響は何も変わらない。  

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