三面等価とは何ですか?

このQ&Aのポイント
  • 三面等価とは、国内総生産(GDP)を支出面、分配面、所得面の三つの視点から考える概念です。
  • 支出面の国民所得は、民間最終消費支出、政府最終消費支出、総固定資本形成、在庫増加、輸出-輸入の合計です。
  • 分配面の国民所得は、雇用者報酬、営業余剰・混合所得、固定資本減耗、生産・輸入品に課される税、補助金、統計上の不突合の合計です。
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三面等価について

あるテキストで、以下のような資料があります。 日本のGDP(平成20年) 国内総生産(支出) ・民間最終消費支出 292 ・政府最終消費支出 93 ・総固定資本形成 118 ・在庫増加 1 ・輸出-輸入 1 計 505 国内総生産(分配) ・雇用者報酬(国内) 264 ・営業余剰・混合所得(国内) 84 ・固定資本減耗 118 ・生産・輸入品に課される税 43 ・補助金 -3 ・統計上の不突合 -1 計 505 同じテキストで、次のページに、以下の説明があります。 支出面の国民所得=分配面の国民所得 C+I+G+(EX-IM)=C+S+T ---------------------- さてここで、 C+I+G+(EX-IM)については、 (C: 民間最終消費支出 292)+(I:総固定資本形成 118)+(G:政府最終消費支出 93)+(Ex-Im:輸出-輸入 1) にあてはまるかと思います。 C+S+T については、上記の分配面のGDPに、どのようにあてはまるのでしょうか? Tは、・生産・輸入品に課される税 43にあてはまるかと思います。 他は全くよくわかりません。どうなっているのでしょうか。 数字の対応から行くと、 「・固定資本減耗 118」が、貯蓄に対応するかなと思ったりしますが。 あるいは C+I+G+(EX-IM)の、上記の当てはめ自体が、間違っているのでしょうか。 ・GDPの3面等価の考え方の中で、固定資本形成(減価償却)の整理の仕方について、なかなかよくわからずにいます、そのへんがポイントなのかもしれません。

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  • f272
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回答No.2

> それでは、最初の支出の式の対応は、正しいのでしょうか。 正しいですよ。よく教科書に書いてあります。 > 三面等価は、純生産でなく、総生産の話で進めていると考えてよいでしょうか。 その通りです。純生産で表すべきだという主張はありますが,現実にはそのようになっていません。 > 貯蓄をふくむ式では、減価償却は、どうとらえられているのでしょうか。 さあ,減価償却する分は当然に含まれていなければなりませんが,さてそれは消費なのか貯蓄なのが税金なのか?消費と考えるのがいいのかなあ?

spongetak
質問者

お礼

どうもありがとうございます。 自分でもそれから考えて、ある程度まとまってきました。

その他の回答 (1)

  • f272
  • ベストアンサー率46% (8012/17124)
回答No.1

> C+S+T については、上記の分配面のGDPに、どのようにあてはまるのでしょうか? 資料に載っている項目(雇用者報酬(国内)など)と,C+S+Tというときの各項は分類の仕方が違うので,当てはめることはできません。 分配面から見た国内総生産では 分配面から見たGDP=雇用者所得+営業余剰+固定資本減耗+間接税ー補助金 と表せます,と書かれていたら何も不思議に思わないでしょう。それを 分配面から見たGDP=消費C+貯蓄S+税金T というように別の表し方をしているのです。

spongetak
質問者

補足

ありがとうございます。 それでは、最初の支出の式の対応は、正しいのでしょうか。 あと、三面等価は、純生産でなく、総生産の話で進めていると考えてよいでしょうか。 貯蓄をふくむ式では、減価償却は、どうとらえられているのでしょうか。

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