放射率が低い建築壁(暗い色)はできる?
- 建築設計の人間が、放射率が低い壁を使って部屋を作る方法を探しています。
- アルミの金属パネルを使うことはできないため、塗装や電解着色などで放射率が低くできる方法を知りたいです。
- メーカーからもらったアルミ電解着色のサンプル板の放射率は高そうでした。
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放射率が低い建築壁(暗い色)はできませんか?
建築設計の人間です。 遠赤外線領域での放射率が低い壁を使って部屋を作る方法をさがしていますが、よい材料が無くて本当に困ってしまっています。 アルミの金属パネルを貼り付けるなどすれば良いと思いますが、意匠上銀色の壁にすることはできません。 塗装や電解着色等で放射率が低い状態で着色が可能な方法はありますか? メーカーにアルミ電解着色のサンプル板をもらいましたが、板を加熱して放射温度計で測定したところ、放射率はかなり高そうでした。
- その他(表面処理技術)
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赤外域の反射率を向上させた遮熱塗装というものがあります。 不透明物体では,反射率+放射率=1の関係がありますから, 反射率が高いと言うことは,放射率が低いことと同じ意味です。 暗い色とは可視領域の反射率が低いということで,赤外域の反射率とは 波長域が異なりますので,適切な技術を使えば独立に設定できるます。 ここからは余計なお世話ですが,太陽光の分光スペクトルは参考URLに 示すように可視領域の0.5μm付近にピークがあります。従って, 太陽光から受ける熱量をできるだけ少なくするのが目的であれば,赤外域の 反射率が高いだけでなく,可視域の反射率も高いことが有効です。 ご質問の主旨から外れますが,遮熱が目的ならば反射率が高い明るい色 の方が良さそうです。 建築内装材としての実用性について課題がありそうですが, 高純度アルミ板の鏡面板に暗色系の塗料を薄塗りすることで, ある程度ご所望の特性に近付けられるかもしれません。 原理的には,高純度アルミは,電気伝導がよい性質に基づいて可視から遠 赤外に亘り高い反射率を有しています。この表面に数μmの厚さで,可視の 反射率が低い塗装を施せば,可視光は表面の塗膜で吸収され,波長の長い 遠赤外放射は塗膜を通過してアルミで反射される特性が得られると思います。 塗膜の膜厚が厚いと,遠赤外放射が塗膜で吸収されるので所要の特性が 得られません。 高反射アルミ材 http://www.takano-lm.co.jp/alumi_japan.html アルミニウムの反射率 http://www.tuat.ac.jp/~katsuaki/nandemoQ&APart1.html#Al_reflectivity
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